試運転は高尾山へ

こんにちは、ランマニアです。

12月11日のロングジョグで右ふくらはぎにかなり危ない張り(というか多分損傷は出ていた)が出て以降、大事をとって練習を休んでいました。

以前も書きましたが、30代になって以降、ランマニアの接地の仕方がとにかくふくらはぎに負担がかかりやすいフォームで、無理が重なると真っ先にこのふくらはぎが危なくなってくるのですね。

ジョグを芝生主体にしてだいぶ改善されたように思いましたが、やはりレペのような強度の高い練習が繰り返されると、ふくらはぎに危険な張りが出るようになります。

今回は実際に「ピキっ」と言って切れたわけではなかったので、翌日には痛みも消え、日常生活で痛みを自覚する程度の故障には至りませんでした。

まあ、「このまま続ければ切れるよ」という状態ですね。

今年1月の肉離れは、この「痛みのない状態」の時に調子に乗って練習をしたことで、超えてはいけない一線を超え(つまり切れて)レスト期間を長引かせる原因となりました。

強い張りが出て筋が微細な損傷を受けると、筋のまとまりで考えれば全体の強度が低下しているため、普段のなんでもないジョグでも他の部分にも損傷が生じやすくなるのではないかと、と考えています(目で見たわけではないのであくまでもイメージですが)。

なので、今回はそうした経験を振り返り、痛みはなく走れそうでもひとまず1週間は「ノーラン」週を設け、様子を見ることにしました。

しかし、その翌週に軽く(本当に軽く)走ってみたのですが、割と早い段階でまた張りが生じるので、これは思いのほか長引きそうだな、と嫌な予感がしたのですね。

結局、強い張りが出てから約16日間は完全レストか走っても2km程度でここまで過ごしてきました。

ただ、あまりにも何もしなさすぎても、今度はそもそもの走る筋力自体がどんどん弱くなっていき、再開の際に相対的な負荷がかかりすぎて、また何処かを痛めそうだったので、今日あたり様子見でハイキングにでも行ってみようかと、久々に登山に出かけました。

目的としては、軽く息が上がり、一定時間脚を動かし続ければよかったので、いつもトレーニングで通っていた1500m級のガチな山ではなく、「観光登山」と称して「高尾山」というユルイ山へ向かうことにしました。

学生時代以来、27年ぶりの高尾山

ただしルートは、旧甲州街道を車で行けるギリギリまで行き、そこから小仏峠を目指し、逆回りで高尾山に登る超マニアックなルートです。

別に初めからそうするつもりはなかったのですが、高尾山周辺は駐車場代が高く、ならば小仏峠に登って帰ってこようかと思ったところ、意外とあっさり到着してしまったため、じゃあ高尾山まで足を伸ばすか、ということになったのですね。

小仏峠は江戸時代の五街道の一つ「甲州街道」のルート。こんな登山道が元は江戸と甲州(最終的には京都)を結ぶ重要な街道だったんですね。

路面は土で、登り坂であればふくらはぎへの衝撃も抑えられ、適当にジョグを取り入れながら高尾山を目指しました。

2週間のブランクがあるとはいえ、思ったよりも登りは呼吸も苦しくならず、脚にも余裕がありました。

小仏峠から高尾山までは2.5km。ランが可能ならおそらく一瞬で走破できるほど楽なコースです。

やはり、2週間程度であれば、まだギリギリ「走る能力」を維持できているのかもしれません(ミトコンドリアは1週間から10日ほどで急激に減るらしいですが)。

最終的には、思ったよりも距離が伸びてしまい、トータルで16km以上歩きとジョグを繰り返してしまうことになりましたが、幸い脚はなんともなく、快適なハイキングを楽しむことができました。

駐車場まで旧甲州街道を6kmも戻りました。走ればあっという間ですが、歩きは気が遠くなり途中でおからドーナッツを購入

それにしても、久しぶりにこうして長い時間体を動かし、心拍数を上げ、血流量を増やしましたが、やはり走っていなかった時よりも脳が活性化され、色々アウトプットするネタも湧いてくるものです。

走れない時はツイートもブログも何も思いつかず、なんだかつまらない日々が続いていましたが、体を動かすとまあとにかく脳も元気になりますね。

今年は故障に始まり、故障に終わる形になりましたが、今回は早めに対処したので比較的早く復帰ができると信じで、焦らず戻していこうと思います。

11月振り返り

こんにちは、ランマニアです。

11月はトレーニング以外の諸々が多忙で、週末のたびに何かある状態が丸一月続きました。

心理的な疲労と身体的な疲労は別、と言い聞かせてトレーニングも通常運転で続けてきましたが、昨日ついに「走るのが無理」な状態になり、ライフが0になってしまったのですね。

それもそのはず、昨日11月の走行距離を計算してみたところ、この四ヶ月で最長という結果となりました。しかも11月は「小の月」にもかかわらず。

今年1月以来の月間370km超え。1月は大の月なので、実質今年最長。

今年に限ってみれば、1月以来の370km超えですが、1月は「大の月」ですから事実上今年最長の走行距離ということになりました。

そりゃ疲れるわけですね。

練習の内訳を見ても、高強度の日はLTとVO2Maxと解糖系の練習を複合した比較的タフな練習を取り入れ、さらに週1のロングは基本170分(30km)、そして月の半ばにはバーティカルのレースが1試合。

この負荷量は確実に今年最大ですから、よく疲労の回復が間に合っていたなと自分でも驚きです。

11月最終日は高高度で締めたかったところですが、残念ながらDNF。

7月に故障から回復し、ひとまずトレーニングを継続できる程度の最低限の回復力を身につけようと思って取り組んだ練習が、ちょうどこの11月で一区切りしました。

走行距離的には、月350km前後。高強度の練習を週1。ロングジョグを週1。

このあたりを目安に四ヶ月取り組んできました。

一度の高強度練に、三つのゾーンを組み合わせた練習を取り入れたので、割合は少ないものの多様なペースの練習が入りました。

現在、目標としているレースは、4月に開催予定の長野マラソンかかすみがうらマラソン。

なぜこの時期かというと、準備期間とレースの予定(駅伝など)を考えると、ここからの期間でフルを走れる体にするにはこれくらいの時間は必要だろう、と。

ちなみに、長野は優先エントリーで埋まってしまいそうなので、開催してくれるのであればかすみがうらが妥当なところかと思います。

もっとも、かすみがうらマラソンは割と高低差が激しく、気温も高くなる場合が多いので記録を狙うにはあまり適した大会ではないのですが。

それでも、もうしばらくフルマラソンを走っていないので、どんな形でも一度フルを走っておきたいというのが本当のところです。

今後の大まかな予定ですが、12月は少し距離に振った形で月の走行距離としては400kmを目安に一旦距離を踏もうと思います。

1月はハーフに出る予定なので、そこで週当たりの負荷が急激に増加するため、故障に気をつけながら練習を続けます。

2月は駅伝があり、ここでそのレースも含めて少しスピードに振った月にしようと思っています。

そして3月はMペース(マラソンペース)での練習を入れペース感覚を掴む予定です。

この四ヶ月、かなり充実した練習が積めたため、今後は少し無理をすると故障の危険性が高まりそうですが、今月はじっくりと距離を踏むことを通して、故障しにくい脚作りを目指そうと思います。