ふかやシティハーフマラソンと2月まとめ

こんにちは、ランマニアです。

今日は久々にレースでやらかしましたね。

昨年4月の長野マラソン以来でしょうか。

昨年度開幕レースで豪快に失敗した長野マラソン

ここ数日、お腹の調子が悪く、また昼間から猛烈な眠気に襲われ、朝も起きれないという、体調が悪い時の諸症状が軒並み現れていました。

長野マラソンの数日前も立っているのがかったるく感じたり、車を運転していてすぐに眠くなるような症状があり、だいたいレースで走れない時はもうその数日前にはある程度予兆が表れているのですね。

先週、レース1週間前としては異例の30kmジョグをしてしまったことも一因である可能性は否定できませんが、それ以上に先週は睡眠が足りておらず、週の後半の連休でその疲労がどっと出てしまった印象です。

今日はアップの時から足が重く、あまり長く走りたくない感じがして、ちょっと嫌な予感はしていました。

調子の悪さに加え、猛烈な強風に見舞われた7年ぶりのふかやシティハーフ

スタートして、思ったより足が動くな、と思い1kmの通過を見ると3分30秒と、ほぼ予定通り。

呼吸も意外と楽で、今日はこのペースを維持して目標の14分台を達成しようと、序盤は比較的前向きな気持ちで走ることができました。

ところが、その後すぐに猛烈な向かい風に見舞われ、一気にペースダウンします。

ラップも3分40秒台まで落ち、ちょっと今日は記録を狙える条件ではないと感じました。

長身ランナーの後ろに周り、体力を温存しながら10kmあたりまで余力を残して走りました。

しかし、その後追い風区間になり、若干ペースは戻すものの14km付近で急に足が止まりました。

呼吸は楽ですし、足が終わったわけではなく、4月の長野のような体がしんどい感じです。

あ、残り7kmはちょっと厳しいな、と気が遠くなるようなしんどさを感じ始めました。

そうこうしているうちに、お腹も痛くなり、トイレが我慢できない状態になりました。

ああ、いつも疲れてる時によくなるやつだ・・・、と今日はもうダメなことに気づきます。

トイレに入り、まずは3分以上のロス。

その後、キロ3分40秒くらいでどうにか維持しましたが、残り2kmで再びトイレが我慢できなくなり2度目のトイレ休憩。

ここでも同様に4分近いロス。

その後ペースも戻らなくなり、結局1時間23分以上かかってのフィニッシュ。

残念ながら、このタイムでは東京マラソンの準エリート枠はかないません。別のレースでもう一度チャレンジです。

深谷ネギはシンプルに焼いて食べると絶品です

さて、今回は仕事の関係で、なかなか体調を維持するのが困難な状況になりました。

仕事をしている以上、こういうイレギュラーな対応は年に何度かあるわけで、そうした中でも体調を維持できるマネジメント力は競技者には要求されますね。

先週、30kmではなく20kmにしていればもう少し調子を維持できた可能性はありますが、本命が3月のフルである以上、2月は少しでも距離を踏んでおきたかったことは事実です。

予期せぬ仕事の対応と調子の維持が両立できる方法を、今後模索していく必要がありそうです。

走って稼げない以上、日常に仕事が存在するのはデフォルトなので、そこは言い訳にならないですからね。

リカバリーの観点からも労働時間のマネジメントは重要ですし、走るために必要な資金を手に入れている時間であるならそれも広い意味でトレーニングだと考えています。

とはいえ、この2月はようやく理想としている練習サイクルに戻しつつある月になりました。

練習日数は20日間で距離が220km。概ね月間300kmペースに戻し、かつ、レースを使ってLT域にかなりの刺激を入れられました。

レースがあったことで、どうしてもレストの期間を挟む必要がありましたが、その中で先月の奥むさし駅伝も含めると、一月位LT域に刺激を入れ続けることができました。

今日は集団走であったとはいえ、前回の埼玉県駅伝とほぼ同じペースで15kmほど持つようになったことで、だいぶ走力の回復を感じました。

駅伝と今日のレースを入れると、約一月で40kmほどLTペースで走ったことになります。

VO2Maxへの刺激が圧倒的に足りてなく、今日もキロ3分20秒台にかかると急激に呼吸がキツくなるので、本当はここへの刺激をもう少し入れたかったのですが、フルにはあまり必要でない能力なので、残りの3週間は大人しくジョグで繋ぐ予定です。

レースが続きなかなか距離が伸びませんが、20日で220kmなので負荷としては先月よりも増加しました。

さて、板橋シティマラソンまで残り3週間です。

今調子としては底なので、ここからどう回復させるかですが、まずは1週間は休もうと思います。

脚の疲労というより、体全体が疲れてしまっているので、そこを回復させてからでないと練習しても疲労が増すだけですから。

できれば毎日しっかり睡眠をとって調子を整えたいところですが、突発的な仕事が入るとそうもいかなくなります。

そういう時に、どうマネジメントするかが鍵となりそうですね。

いずれにしても、今シーズン最後はある程度の手応えを感じて、来シーズンの見通しが持てる程度の結果を残して終えたいと思っています。

高尾山へ登ってきました

こんにちは、ランマニアです。

今日は代休で高尾山へハイキングに行ってきました。

通常、平日の休みはトレランをしにいくことが多いのですが、今回はレース後2日は休むつもりでいたので、のんびりウォーキングをして気分をリフレッシュしてきました。

標高は低いものの、バリエーション豊富な登山道が用意されていて何度行っても飽きない山です。

いつもは舗装された急坂ロードを一点突破で山頂まで直登するのですが、今日は気分を変えて、少し距離のある6号路へ行ってみました。

ケーブルカー駅を横目に見ながら6号路へ向かいます。実はまだこれに乗ったことはありません。

6号路はしばらく舗装された緩やかな坂を登り、途中から登山道に入ります。

滝修行を行うための修験道になってます。

6号路は高尾山に二つある(一つは今回下山に利用した蛇滝)修行を行うための滝へ向かう修験道になっています。

そのため、登山道といっても登っていることに気づかないくらいの緩い勾配が続く、トレランには最適な山道です。

最後の急登まではずっと沢に沿って登っていくので、夏は涼しくて快適そうです。

最終的にこの沢が登山道に変わり、一部足を濡らしながら登る沢詰め状態になります。

本当にロードくらいの登り勾配なので、あまりに楽すぎて、最後にどんな勾配が待ち受けているか不安になります。

とは言え、標高はたかだか600mの山なので、最後の急登と言ってもちょっときついかな、という程度の階段登りで終わりです。

御前山や日の出山のような死にそうになる階段ではないのでご安心を。

登山道は一応山道ですし、そこそこの登り勾配で、時々岩場もあり、トレランビギナーが練習するには最適な場所だな、と。

山頂から小仏峠、陣馬山の方まで走りに行くにも、こっちのルートを登ったほうが脚を温存できていいかもしれませんね。

雨予報も外れ、まさか富士山が見えるとは。

そして、帰りも通ったことのない4号路を経由して、蛇滝コースへ。

蛇滝コースは短い代わりに勾配も急で、ここから一気に降ります。

こちらも、修行を行う滝がある修験道コースですが、高尾山の自然路に指定されていないため、かなりガチな登山道になっています。

と言っても、むしろこれくらいが普通の登山道ですので、「レジャー登山」ではなく、ちゃんとした登山をしたければ、こっちのコースから登ったほうが楽しめると思います。

蛇滝コースは人がすれ違えないほどの一般的な登山道が続きます。

それでも距離は短く、30分も歩けば下り切ってしまうお手軽コースです。

ただし、下山した先は圏央道の真下なので、高尾駅まではかなりあります。

ロード歩き(走り)が苦にならなければいいですが、面倒臭ければ1時間に3本(平日は1本)のバスに乗るほうが楽ですね。

高尾山をぶち抜いた圏央道の真下に降りてきます。

今回のコースは、距離にしてだいたい8km程度。時間にすると2時間程度です。

走れば1時間くらいであっという間に終わってしまいそうなお手軽ルートですので、練習には物足りないコースですね。

ただ、今まで使ったことのなかったコースを「下見」できたので、次回はどちらからか高尾山へアクセスして、尾根道を景信、陣馬、さらにその先まで走ってみたいと思います。

Adizero SLを買いました

こんにちは、ランマニアです。

さて今回は、久々にシューズレビューをしたいと思います。

アディダスのシューズレビューでは、昨年3月のAdizero Japan6以来、約1年ぶりとなりますね。

結局このシューズで1年間、4km程度の駅伝からフルマラソンまでオールラウンドにこなしてしまいました。

今回購入したのは、満を持して登場したAdizero SLです。

最近、ジョグ用シューズがほとんど厚底仕様になってしまい、もう少しオーソドックスなジョグ用のシューズが登場しないかな、といろいろ試していた中で、ようやく「これだ」と思えた久々のシューズになります。

先代モデルSL20とだいぶ印象が違いますが、履いてみると確かにSL20の延長線上にあるシューズな気はします。

これまで履いていたのは、コスパ最強のSL20でしたが、今回のSLは一気に値段が上がり定価14000円と、ワンランク上の価格帯となりました。

とはいえ、ようやくAmazonさんで8000円まで値下がりし、購入に至った次第です。

先代のSL20は、破格の6000円台で買えていましたが、実際その安さよりもフルLIGHTSTRIKEのミッドソールの履き心地が気に入っていて、若干薄いソールで足に負担がかかる以外は自分としてはベストの存在でした。

アッパー素材にコストをかけず、ミッドソールの性能を維持していたSL20

ただ、やはりソールの薄さが気になり、足への衝撃を考えるとこれで20kmも30kmもロードを走るのは気が引けていたのも事実です。

できれば、もう少しソールに厚みを持たせて、衝撃を低減させられるモデルが出ないかな、と。

そうした中で登場したのが、LIGHTSTRIKE素材がさらに増した、今回のAdizero SLだったのですね。

ちょっと高いけど、これは買うしかないな、と。

一見オールLIGHTSTRIKEに見えるミッドソールですが、切れ込みの隙間から前足部にLIGTSTRIKE Pro素材が一部確認でき、嵌入されているのがわかります。

実際履いてみると、ソールの厚みは歴然。足裏で感じる地面からの距離はだいぶ離れ、接地時の衝撃もSL20に比べだいぶ軽くなった印象です。

初見ではLIGHTSTRIKEオンリーだと思っていたミッドソールは、実は前足部にわずかにLIGHTSTRIKE Proが嵌入されており、心なしか蹴り出し時に反発が得られている感覚はあります。

ただ、おそらく本当に僅かな量のPro素材だと思われ、同じく前足部にPro素材がふんだんに用いられているAdizero Japanシリーズに比べると反発量は微々たるものです。

JapanシリーズよりもLIGHTSTRIKE素材の厚みが増し、Pro素材も前足部に搭載されたSL。一方Pro素材の量はJapanが圧倒的です。

そうはいっても、確実にJapanよりもクッション性能は優れ、今日30分ほど走った感じでは、十分ロングジョグ(30km程度)にも対応できるソールの厚みでした。

それでいて、重さは27cmで片足248g。

SL20より若干増量しましたが、体感的には全く誤差の範囲。ジョグ用に軽さは求めないのでこれもで十分過ぎる軽さですね。

足裏のラバー部分は、ここのところのAdizeroシリーズ特有のトレッドパターンで、ランマニア自身とても気に入っている独特のグリップ感覚が得られます。

流石にContinental®︎ラバーの採用はありませんが、Japanと同様のトレッドパターンでグリップ力は問題ありません。

アッパー素材は、SL20とはもはや別物で、だいぶコストのかかった作りをしています。

ランマニア自身、アッパー部分にこだわりはないので安っぽいのでも全然構わないのですが、SL20は樹脂が多用されていて靴擦れとかをする人はいたかもしれません。

SL20に比べると明らかに手の込んだ作りとなったアッパー部分。

シュータンも、伝統的な独立形式が採用されています。

レースシューズでよく見る包み込みような一体型シュータンではなく、独立タイプを採用。

こうした、大幅なアップデートが行われた今回のAdizero SLですが、わずか30分のランニングでもその効果のほどは体感できました。

練習のほとんどはジョグであるため、ここをケチるのは本末転倒ですが、今回のシューズは法外に高いわけではなく、それでいて日々のジョグを十分にこなせるだけの性能を兼ね備えた、非常にコスパの良いシューズだったと思います。

大昔、なかなか自分のニーズに合ったマラソンシューズが現れなかった頃、旧Adizero Japan(いわゆるハイレモデル)を10回では済まないほどリピート購入していました。

今回のSLも、それくらい自分の用途にハマるシューズである予感がして、できれば息の長いモデルになることを期待しています。