Adizero SLを買いました

こんにちは、ランマニアです。

さて今回は、久々にシューズレビューをしたいと思います。

アディダスのシューズレビューでは、昨年3月のAdizero Japan6以来、約1年ぶりとなりますね。

結局このシューズで1年間、4km程度の駅伝からフルマラソンまでオールラウンドにこなしてしまいました。

今回購入したのは、満を持して登場したAdizero SLです。

最近、ジョグ用シューズがほとんど厚底仕様になってしまい、もう少しオーソドックスなジョグ用のシューズが登場しないかな、といろいろ試していた中で、ようやく「これだ」と思えた久々のシューズになります。

先代モデルSL20とだいぶ印象が違いますが、履いてみると確かにSL20の延長線上にあるシューズな気はします。

これまで履いていたのは、コスパ最強のSL20でしたが、今回のSLは一気に値段が上がり定価14000円と、ワンランク上の価格帯となりました。

とはいえ、ようやくAmazonさんで8000円まで値下がりし、購入に至った次第です。

先代のSL20は、破格の6000円台で買えていましたが、実際その安さよりもフルLIGHTSTRIKEのミッドソールの履き心地が気に入っていて、若干薄いソールで足に負担がかかる以外は自分としてはベストの存在でした。

アッパー素材にコストをかけず、ミッドソールの性能を維持していたSL20

ただ、やはりソールの薄さが気になり、足への衝撃を考えるとこれで20kmも30kmもロードを走るのは気が引けていたのも事実です。

できれば、もう少しソールに厚みを持たせて、衝撃を低減させられるモデルが出ないかな、と。

そうした中で登場したのが、LIGHTSTRIKE素材がさらに増した、今回のAdizero SLだったのですね。

ちょっと高いけど、これは買うしかないな、と。

一見オールLIGHTSTRIKEに見えるミッドソールですが、切れ込みの隙間から前足部にLIGTSTRIKE Pro素材が一部確認でき、嵌入されているのがわかります。

実際履いてみると、ソールの厚みは歴然。足裏で感じる地面からの距離はだいぶ離れ、接地時の衝撃もSL20に比べだいぶ軽くなった印象です。

初見ではLIGHTSTRIKEオンリーだと思っていたミッドソールは、実は前足部にわずかにLIGHTSTRIKE Proが嵌入されており、心なしか蹴り出し時に反発が得られている感覚はあります。

ただ、おそらく本当に僅かな量のPro素材だと思われ、同じく前足部にPro素材がふんだんに用いられているAdizero Japanシリーズに比べると反発量は微々たるものです。

JapanシリーズよりもLIGHTSTRIKE素材の厚みが増し、Pro素材も前足部に搭載されたSL。一方Pro素材の量はJapanが圧倒的です。

そうはいっても、確実にJapanよりもクッション性能は優れ、今日30分ほど走った感じでは、十分ロングジョグ(30km程度)にも対応できるソールの厚みでした。

それでいて、重さは27cmで片足248g。

SL20より若干増量しましたが、体感的には全く誤差の範囲。ジョグ用に軽さは求めないのでこれもで十分過ぎる軽さですね。

足裏のラバー部分は、ここのところのAdizeroシリーズ特有のトレッドパターンで、ランマニア自身とても気に入っている独特のグリップ感覚が得られます。

流石にContinental®︎ラバーの採用はありませんが、Japanと同様のトレッドパターンでグリップ力は問題ありません。

アッパー素材は、SL20とはもはや別物で、だいぶコストのかかった作りをしています。

ランマニア自身、アッパー部分にこだわりはないので安っぽいのでも全然構わないのですが、SL20は樹脂が多用されていて靴擦れとかをする人はいたかもしれません。

SL20に比べると明らかに手の込んだ作りとなったアッパー部分。

シュータンも、伝統的な独立形式が採用されています。

レースシューズでよく見る包み込みような一体型シュータンではなく、独立タイプを採用。

こうした、大幅なアップデートが行われた今回のAdizero SLですが、わずか30分のランニングでもその効果のほどは体感できました。

練習のほとんどはジョグであるため、ここをケチるのは本末転倒ですが、今回のシューズは法外に高いわけではなく、それでいて日々のジョグを十分にこなせるだけの性能を兼ね備えた、非常にコスパの良いシューズだったと思います。

大昔、なかなか自分のニーズに合ったマラソンシューズが現れなかった頃、旧Adizero Japan(いわゆるハイレモデル)を10回では済まないほどリピート購入していました。

今回のSLも、それくらい自分の用途にハマるシューズである予感がして、できれば息の長いモデルになることを期待しています。

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