Adizero SLを買いました

こんにちは、ランマニアです。

さて今回は、久々にシューズレビューをしたいと思います。

アディダスのシューズレビューでは、昨年3月のAdizero Japan6以来、約1年ぶりとなりますね。

結局このシューズで1年間、4km程度の駅伝からフルマラソンまでオールラウンドにこなしてしまいました。

今回購入したのは、満を持して登場したAdizero SLです。

最近、ジョグ用シューズがほとんど厚底仕様になってしまい、もう少しオーソドックスなジョグ用のシューズが登場しないかな、といろいろ試していた中で、ようやく「これだ」と思えた久々のシューズになります。

先代モデルSL20とだいぶ印象が違いますが、履いてみると確かにSL20の延長線上にあるシューズな気はします。

これまで履いていたのは、コスパ最強のSL20でしたが、今回のSLは一気に値段が上がり定価14000円と、ワンランク上の価格帯となりました。

とはいえ、ようやくAmazonさんで8000円まで値下がりし、購入に至った次第です。

先代のSL20は、破格の6000円台で買えていましたが、実際その安さよりもフルLIGHTSTRIKEのミッドソールの履き心地が気に入っていて、若干薄いソールで足に負担がかかる以外は自分としてはベストの存在でした。

アッパー素材にコストをかけず、ミッドソールの性能を維持していたSL20

ただ、やはりソールの薄さが気になり、足への衝撃を考えるとこれで20kmも30kmもロードを走るのは気が引けていたのも事実です。

できれば、もう少しソールに厚みを持たせて、衝撃を低減させられるモデルが出ないかな、と。

そうした中で登場したのが、LIGHTSTRIKE素材がさらに増した、今回のAdizero SLだったのですね。

ちょっと高いけど、これは買うしかないな、と。

一見オールLIGHTSTRIKEに見えるミッドソールですが、切れ込みの隙間から前足部にLIGTSTRIKE Pro素材が一部確認でき、嵌入されているのがわかります。

実際履いてみると、ソールの厚みは歴然。足裏で感じる地面からの距離はだいぶ離れ、接地時の衝撃もSL20に比べだいぶ軽くなった印象です。

初見ではLIGHTSTRIKEオンリーだと思っていたミッドソールは、実は前足部にわずかにLIGHTSTRIKE Proが嵌入されており、心なしか蹴り出し時に反発が得られている感覚はあります。

ただ、おそらく本当に僅かな量のPro素材だと思われ、同じく前足部にPro素材がふんだんに用いられているAdizero Japanシリーズに比べると反発量は微々たるものです。

JapanシリーズよりもLIGHTSTRIKE素材の厚みが増し、Pro素材も前足部に搭載されたSL。一方Pro素材の量はJapanが圧倒的です。

そうはいっても、確実にJapanよりもクッション性能は優れ、今日30分ほど走った感じでは、十分ロングジョグ(30km程度)にも対応できるソールの厚みでした。

それでいて、重さは27cmで片足248g。

SL20より若干増量しましたが、体感的には全く誤差の範囲。ジョグ用に軽さは求めないのでこれもで十分過ぎる軽さですね。

足裏のラバー部分は、ここのところのAdizeroシリーズ特有のトレッドパターンで、ランマニア自身とても気に入っている独特のグリップ感覚が得られます。

流石にContinental®︎ラバーの採用はありませんが、Japanと同様のトレッドパターンでグリップ力は問題ありません。

アッパー素材は、SL20とはもはや別物で、だいぶコストのかかった作りをしています。

ランマニア自身、アッパー部分にこだわりはないので安っぽいのでも全然構わないのですが、SL20は樹脂が多用されていて靴擦れとかをする人はいたかもしれません。

SL20に比べると明らかに手の込んだ作りとなったアッパー部分。

シュータンも、伝統的な独立形式が採用されています。

レースシューズでよく見る包み込みような一体型シュータンではなく、独立タイプを採用。

こうした、大幅なアップデートが行われた今回のAdizero SLですが、わずか30分のランニングでもその効果のほどは体感できました。

練習のほとんどはジョグであるため、ここをケチるのは本末転倒ですが、今回のシューズは法外に高いわけではなく、それでいて日々のジョグを十分にこなせるだけの性能を兼ね備えた、非常にコスパの良いシューズだったと思います。

大昔、なかなか自分のニーズに合ったマラソンシューズが現れなかった頃、旧Adizero Japan(いわゆるハイレモデル)を10回では済まないほどリピート購入していました。

今回のSLも、それくらい自分の用途にハマるシューズである予感がして、できれば息の長いモデルになることを期待しています。

On Cloud Stratus を買いました

こんにちは、ランマニアです。

さて、今回は、久しぶりに初めて体験するシューズメーカーの靴を購入したので、そのレビューを簡単にしてみたいと思います。

前々回も報告した通り、今年度からランマニアは職場が変わり、電車通勤となりました。

走る時間を確保するには、行きか帰りの通勤時に走ってしまうのが最も効率が良いことになり、4月からいくつかのコースを試しながら練習を継続してきました。

長距離の練習は、基本どこでも走れば成立してしまうので、コースの設定はどうにかなってしまうのですが、この通勤時の練習に変えてからひとまず二つの点でちょっと困ったことがありました。

一つ目は、これはかなり重要なことなのですが、「芝生を走る機会が激減した」ということ。

昨年度までは、週に3〜4日は芝生を走れていたのですが、現在の通勤経路ではなかなか芝生のある場所を確保することができなくなりました。

こうなると、ロードジョグが中心となり、脚への負担がかなり増大してしまうことが懸念されました。

これまでランマニアは、足裏の感覚やランニングスタイルの関係から、極端な厚底シューズを履いてこなかったのですが、今回この問題に直面してから、練習時のクッション性を重視したシューズ着用に対して急速にニーズが高まってきたのですね。

ここ最近のジョグシューズは、アディダスのSL20。これをもう一足買い、交互に履いていました。

ここ一月も、通勤時のジョグはアディダスのSL20やサロモンのジョグシューズを中心に履いてきたのですが、やはり毎日ロードを走っていると、足裏への衝撃が気になったり、ふくらはぎへの負担が増大してきて、どうにか脚を守れないものかと考えていたところでした。

これまでも、クッション性の高いジョグシューズは検討してきたのですが、そうしたシューズは現在はほとんどがいわゆる厚底シューズとなり、値段も2万円近くするものばかりだったのですね。

高価な厚底シューズを履くくらいなら、芝生へ行ってしまえば安上がり、と思い、これまでは手を出さずにいたのですが、しかし、ここへきてついに避けては通れない問題に直面したのでした。

そして、とうとう初の厚底シューズ探しを始め、いくつか検討した結果、最終的に残ったのが以下の三つでした。

・ホカオネオネ BONDI

・サロモン GLIDE MAX

・On Cloud Stratus

これらの中からどれにするか迷ったところ(お値段も同じくらいですし)、最終的な決定打となったのは、「は?」と思われそうですが、実はデザインだったのです。

先ほど話した、困ったことのもう一つというのは、通勤時の「スーツとのマッチング」という問題点なんですね。

さすがにスーツにSL20では、「靴が歩いてる」状態に。

できるだけ荷物を減らして走るには、スーツ用の革靴は職場に置いておきたいところです。

そうすると、行き帰りの通勤ではラン用の靴を履くのが最も効率が良く。

クッション性の高い厚底シューズで、かつ、ある程度スーツに合わせても「浮きすぎない」デザインを、という要件を満たすものを考えたのですね。

その結果、最終的に選ばれたのが、今回購入したOn のCloud Stratus でした。

ミッドソールまで黒塗装は、これとBONDIだけで、BONDIはミッドソールの横へのはみ出しが多く
「いかにもジョグシュー」感が強かったため、次点となりました。

実は、このOnの厚底シューズは、最新モデルのCloud Monster という「最強」モデルも存在しています。

値段も同じで、スーツに合わないとはいえ、デザインも割とかっこいいのでこれでもいいかなと思ったのですが、実際に履いた感じは結構本気の厚底で、ものすごく「反発」するのですね。

確かにこれで走ればかなり軽快にスピードに乗れそうでしたが、普段の通勤ジョグにはそれは求めていないので、結局反発がやや控えめで、最低限脚を守る程度のクッション性を兼ね備えたStratusを選択しました。

Onのロゴが控えめに入り、左右非対称でスイスの国旗が入る洒落たアッパー部。
靴紐を通す穴もOnのロゴをあしらった金具が備え付けてあり、デザイン的にはかなり凝ったもの。

実物を手にすると、これまで履いてきたランシューとはデザイン性の高さが圧倒的に違い、細部にまでわたって凝った作りになっていました。

Onのシューズ最大のウリは、この存在感のあるミッドソール「CLOUDTEC®︎」テクノロジー。
ソールに敢えて空洞を持たせることで「雲の上を走るような」クッション性を得ることができます。

デザイン的に最も目を引くのがミッドソールに無数に開けられた「空洞」。

この空洞が潰れることで他のシューズでは得られないクッション性が担保されています。

この空洞の列が2列になっているのが、このStratusの特徴なのですね(Monsterは2列とも穴が巨大)。

アウトソールも独特で、波打つ形状がクッション性とグリップ性を高めることに貢献しています。

実際に脚を入れてアスファルトに立ってみると、すぐにそのクッション性の高さに驚かされます。

そしてそのまま走り出せば「雲の上」は少々言い過ぎではあるものの、快適なクッション性で足裏への衝撃が軽減され、やや前傾しているミッドソールのおかげでふくらはぎへの負担もかなり減らすことができました。

初日は10kmほどのジョグをしましたが、これまで使っていたジョグ用シューズに比べて、遥かに脚への負荷が軽減された実感を得ました。

このごつさでも、300gを切ってくる技術力の高さも素晴らしいです。

結果的に、スーツとのマッチングもまずまずで、クッション性も問題なく、厚底シューズ特有の不快なグラつきもほとんどない、自分が理想としていた「通勤用ランニングシューズ」に出会うことができました。

今感じている唯一の問題点と言えば、そこそこお値段もしたので、できるだけ大事に履きたく、そうすると走行距離が伸びると寿命が縮むなぁ、という本末転倒な悩み。

練習時以外で、普段履きにも十分通用するデザインであるため、カジュアル用途にOnのシューズをもう一足買ってしまおうかと思うほどですね。

久々に「履くのがもったいない」と感じてしまう優れたデザイン。

ADIZERO JAPAN 6 を購入してみました

こんにちは、ランマニアです。

さて、今日は久々にシューズレビューです。

前回は、同じくアディダスのSL20という靴を、普段のジョグ目的で買ったものの、あまりにも「本気シューズ」であることが発覚し撃沈した、という記事でした。

そして今回は、来週に控えた久々のロードレース(駅伝)と、4月のフルに向けてレース用シューズをどうしようか検討したのですね。

メインはもちろん4月の長野マラソンなので、そこを目的としたシューズ選びで、当然かつての匠戦みたいなガチな薄底ではなく、そこそこのクッション性のある靴を考えていました。

来週の駅伝は、それの「試走」的な位置付けなので、確かにVO2域で走るには重すぎる靴になってしまうのですが、脚を守るためにもフル用の靴で慣らすのもいいかな、と思ったところでした。

ランマニアがフルマラソンに参戦した頃は、アディダスの初代アディゼロジャパン(まだブーストフォームも未搭載)が一世を風靡した頃で、当時は数世代この靴を履き続けフルのPBを更新していきました。

いわば、自分にとってフルマラソンのレースシューズはアディゼロジャパンシリーズなんですね。

何足買ったか覚えきれないほど購入し続けた、アディゼロジャパンシリーズ(写真はブーストフォーム内蔵型)

なので、今回も当然、同じくジャパンシリーズ、と思ったのですが、昨年あたりからアディゼロシリーズの大リニューアルが始まり、ほぼ全てのモデルが「厚底化」(下手したらカーボンプレート内蔵)してしまったのですね。

個人的に、これまでのトレーニングの効果を検証するにはできれば条件を揃えて、あまりアシストのない靴で走りたいという、頭の硬いおっさんみたいなこだわりがあるので、ここは正直悩んだところでした。

ただ、もうここ最近の流れを見ていると、確実にシューズの高性能化は避けて通れず、これまでも時代によってシューズが進化をしてきたことを考えると、これも当然の流れなのかな、といよいよランマニアも年貢の納め時と、諦め始めてはいたのですね。

ただ、あまりにもアシストの得られる「反発フォームてんこ盛り+カーボンプレート」にいきなり「寝返って」しまうのもどうかと思い、今回はまず手始めにカーボンプレートなしのモデルを検討したという経緯がありました。

そこで白羽の矢が立ったのが、なんと偶然にもまたもやADIZERO JAPAN だったのですね。

大リニューアルを果たしたJAPAN6。ただし、ロゴは「ASIOS6」なので、事実上コンセプトは別物。

そして、今日、どの程度のスピードに乗れるか試そうと思い、LTペースの練習に初めて下ろしてみました。

ところが、アスファルトのサーフェスに脚を下ろしての第一印象は、意外にも「薄っ!」というものでした。

アスファルトからの距離感覚と足裏に伝わる硬さなどは、どちらかというと全面LIGHTSTRIKEフォームのSL20に近い感じです。

ただし、前足部に搭載されているLIGHTSTRIKE PROフォームが相当に「効いて」いて、若干フォア気味な接地であるランマニアの走りでは、接地のたびにグイグイ前に「走らされる」感覚があります。

これはちょっと体験したことのない感覚です。

見るからに「厚」なミッドソールですが、意外にも履いた感じは路面を感じられる厚さ。存在感を主張するLGHTSTRIKE PROフォームがこれまでのJAPANシリーズとの違いを際立たせます。

実際、LTペースで走ってみると、これまでのシューズとは別物感を感じます。

今日は若干調子が悪く、脚の動きも悪かったのですが、どうもこの PROフォームの反発が強すぎて、勝手に脚が「動かされる」感覚があるのですね。

疲れがあるので、あまり速く走りたくないのですが、無理やり動かされる感覚。

ああ、これは確かに「アシスト」をもらってるなぁ、とスーパーシューズの片鱗を感じさせる体験です。

現状、アディダス最強のADIOS PRO2とかでは、全面PROフォームでかつカーボンプレートですから、そのアシスト量は相当なものであろうと予想されました。

ただ、今日はあまり調子が良くなく、脚が止まってくると、ほとんどこのアシストは得られない感じがしましたので、いわゆるスーパーシューズほどのアシストは得られてないのではないかと予想しました。

足裏のグリップは前足部のコンチネンタル素材が最強です

また、重量がそこそこあり、レースシューズに使用するには、もしかすると重さが気になってくるようにも思いました。

この辺りは、そもそもレースを想定していないことから、当然といえば当然かもしれません。

厚底+カーボンでも200gを切る靴がザラな現代において、236gはレースに使うには重めです

とはいえ、過去のJAPANシリーズも同程度の重量だったことを考えると、意外とこの6世代目は、正統に進化した後継モデルと考えてもいいのかもしれません(カーボン入ってませんし)。

来週の日曜日はこれでキロ3分10秒台で走ってみて、どのような走り心地になるか改めて試してみたいと思います。

ボストン買いました。ただし9。

こんにちは、ランマニアです。

さて、今日は久しぶりにシューズレビューです。

8月に入りようやく故障も完治し、どこも痛くない状態で練習を続けられることになり、久しぶりにジョグではない、ペースを上げた練習を取り入れられるようになってきました。

8月は主に短距離をRペースで走る機会を設け、9月はLT域のペースを重点的に取り入れるようにしています。

このLTペースでの練習は、これまでアディゼロジャパン5を履いてきたのですが、この半年の走力の低下からLTペースが以前のマラソンペース(Mペース)ほどに落ちてきてしまっていることから、9月の1回目は去年Mペース走で多用していたアディゼロボストン8で走ってみました。

このボストン8は、かつてのアディゼロジャパン的な立ち位置で、そこそこの軽量さとそこそこのクッション性能、そしてそこそこの反発力という、ランマニアの大好きな「全部中途半端な」靴だったのですね。

しかし先日この靴を履いてLTペース(去年のMペースくらいのスピード)で走ってみたところ、前足部のクッション性が相当に低下していることに気づき、これは危険と判断し新品と入れ替えたのでした。

購入したのはボストン8の後継モデル、ボストン9です。

懐かしのboostフォームが誇らしげな旧世代のアディゼロシリーズ末裔

Amazonさんでなんと破格の6500円ポッキリ

愛用していたアディゼロジャパンシリーズも、ずっとこの値段でした。

実は、このボストンシリーズも、ジャパンシリーズも(もっと言えばタクミセンシリーズも)、現行モデルでは大幅なモデル再編が行われていて、これまでのシリーズの位置付けとは全く別物になってしまっているのですね。

ビジネス的には致し方ない流れだと思いますが、アディダスにも「厚底化」「炭素化」の流れが到来し、主力商品は全てカーボン入り、厚底化がなされてしまいました。

そして、おそらく商品力の高かったボストンがかつての人気商品であるジャパンシリーズよりも、より高性能化、レース向けに入れ替わり、値段と性能のバランス的に最も売れ筋モデルに位置付けられた点が大変興味深いです。(ジャパンの人気が落ちたのは、アディダス自身がジャパンのコンセプトを変えてしまったからなんですけどね)

言ってみればボストンのネームバリューが上がり(ジャパン化させたことで)、ブランディングに成功したということでしょう。昔からのボストンを知る私からするとずいぶん出世したなぁ、と(笑)。

さて、そんなアディゼロシリーズですが、まあとにかく「お高いんでしょう?」なラインナップになってしまい、そんなにポンポンと2万も3万もする靴を買うわけにはいかないランマニアは、いにしえのアディゼロシリーズの末裔、ボストン9がいまだAmazonさんで売られているのを知り、買えなくなる前に「抑えて」おいたのですね。

では、この9は8からどの程度進化(変化)しているのでしょうか?

まずは気になる重さは。

見えにくいですが、8が237g
9が234.5g

と、僅かに9が軽量化されていますね(同じ27.0cm)。ただ、ほぼ誤差の範囲。

続いてアウト、ミッドソール。

boostフォームとLIGHTSTRIKEフォームのバランスは全く変わらず
底面も全く同じ。

はい、つまり履いて走れば地面からのフィードバックは全く一緒ということですね。

続いてアッパー部分。

最も大きな変化はこのシュータン部分。8からすでにアッパー部分と一体化しましたが、9ではよりフィット性が高められています。

ヒール部の処理もかなり変わっています。
メッシュ素材も変更され、軽量化に影響しているのかもしれません。

というように、8から9で最も大きく変更されたのはアッパー部分ですね。

特に、履き心地に関する点としては、アッパーと一体化したシュータン部分の素材がソックスのようになり、フィット性が高められている点です。

これは変更されたメッシュ部分と合わせて、だいぶ快適に走れる進化なのではないかと期待大です。

まだ実際に履いて走ってはないので、具体的な履き心地はわかりませんが、8の素性の良さを考えれば、そうそうハズレはないだろうなと。

ちなみに、発売時よりずっと忘れられない気になる「あの子」はと言えば、

だいぶ安くなってきたとはいえ、いまだ12000円近いプライスタグが。

そして値段以上に「厚底」+「カーボン」がね。

おじさん的には、もう少し抵抗してみようと思います。

走らせてくれない靴を履くことで「自分で走る力」を身につけることができるのかもしれない

こんにちは、ランマニアです。

昨日から今朝は5時起きで走るぞ、と少し早めに布団に入ったのですが、まさかの緊急地震速報で強制起動させられ、なんだか寝たような寝てないような浅い眠りのまま朝を迎えて練習開始となったのですね。

今朝は久しぶりに眠いままの出走となり、気が向かないままとぼとぼと練習場所の公園までの4.8kmをアップ(ダニエルズさんのメニューでも4.8kmEとなっており、玄関を出て練習場へ向かうまでの道のりを兼ねることができるので非常に効率がいい)。

朝の5時半では外は真っ暗ですし、公園にもほとんど人気はなく。

そんな中自分でも「よくやるな」と思いながらも、今日のメニューは22km以上の距離走なのでできるだけ早い時間帯に終わらせたかったというのがあります。

ジョグシューでMペースを体験してみる

さて、ずっと足を痛めていたので今日のような距離走も当然久しぶりのことで、とにかくペースを上げられる気は全くしなかったので、今日の目標は「ゆっくりでもいいから完走」ということになりました。

さらに、もうほとんど脚の状態は大丈夫とはいえ、20kmもの距離をキロ4前後で走るには若干の不安があり、いつものボストン8でその距離を走り通すのはなんとなくまだ怖さを感じたのですね。

そこで、以前から一度は試したかったサロモンのSONIC RA PRO2でMペースは維持できるのかどうか(もっといえばフルのレースに使えるかどうか)を試すにはちょうどいい機会だと思い、初めてジョグシューで距離走をやってみることにしました。

メーカーサイトでは一応レースシューズ扱いですが、まだジョグにしか使ったことがないSONIC RA PRO 2

軽いのに軽くないシューズ

このRA PROシリーズ、サロモンのサイトでは一応レース用を謳ってはいるものの、履いた感じではどう考えてもジョグ用。頑張ってもマラソンペース程度(だからそのペースのレース用、という意味か?)がいいところかな、という印象です。

しかし、メーカーがレース用をアピールするにはそれなりの理由もあり、なんと言ってもこのシューズの特徴は、その見た目からは想像もできない軽さにあります。

見た目はジョグシューなのに、驚きの210g!(26.5cm)

なんとまさかのボストン8よりも25gほど軽量なのですよこのRA PRO2は。

軽いと思っていたボストン8でもこの重量。(27cm)

しかし、実際履いてみるとこの重量差を全く感じないほど「重く」感じたのが今回のRA PRO2。

いえ、もちろん走行中の25gなんて実際に感じられるようなレベルでもなく、今日のようなMペースなんかでは全く影響を及ぼしもしない差なんですが、正直もっと軽やかに走れる印象を持っていたのですね。

実際に手に取るとものすごく軽いので・・・。

スタートしてMペースを維持しようと思い、若干フォア気味で接地をしてスピードを出そうとするのですが、なんだか軽くないぞこの靴。

初めは体が動かないためキロ4分30秒もかかりましたが、その後動きが良くなってきてもなかなかキロ4が切れず。

靴のせいにしたくはないですが、これがボストン8よりも軽いというのはにわかに信じがたい。

そんな気にさせられました。

恐ろしくスピードが出ない「レースシューズ」

走りながら「この重さ」はなんなのだろう、とずっと考えていたところ、接地のたびに感じるある違和感に気がつきました。

この「レースシューズ」、レースシューズなのに、全然スピードが出ないんです。

いやいやいやいや、それはお前の足が遅いんだろう、と突っ込みたくなりますよね。

はい、もちろんそれは認めるのですが、接地した際になんというか地面を蹴って推進力が得られないのです。

全然進まない。

これまでMペース以上のスピードで走るときに履いていた、アディゼロのボストンやあの悪名高いジャパン5ですら接地して蹴り上げる際にはバネのように弾む感覚が得られたものですが、この靴は本当に進まない。

こんな靴が世の中に存在していたのか、と驚きを禁じ得ませんでした(いやかなり失礼。でもこの後ちゃんとフォローしますので)。

衝撃を吸収しすぎて反発が得られない「Vibe」フォーム

しかしこの靴、ある強力な利点も存在しているのです。

Mペースのようなフォア気味の着地でスピードを出そうとすると足裏のフィードバックがうまく感じ取れないのですが、少しペースを落とすと他のシューズでは感じられない明らかに高いクッション性能が発揮されているのですね。

特に、多くのスピードシューズでは両立し得ないほどの前足部のクッション性能が(厚底さんたちとは比較できませんが)。

なので、結果から先に言うと、今日の練習では20km以上Mペースで走ってみて初めて足裏が一度も痛くなりませんでした。

これはボストン8では一度も体験したことがなく、もっと短い16kmくらいでも若干足裏の筋肉が痛んでくるのが普通でした。

もちろん、ミッドソールの厚みが全然違いますから(ボストン8は前足部の地面からの距離がとても短く感じます。アスファルトをすぐそこに感じるような感覚。)、そのことが最大の要因だとは思いますが、それにしても足裏の「守られ感」は別格です。

このクッション性能を支えているのが、おそらくサロモンロードシューズ最大のウリ「Vibe」フォームであることは間違い無いでしょう。

先代よりも若干ハード寄りにシフトしましたが、それでも接地時の柔らかすぎず硬すぎない独特の感触は、このロードシューズを履きたくなる最大の要因です。

ところが、そんな優れたクッション性能を発揮するこのVibeフォームこそが「軽くない」走りを生み出しているのではないだろうかと、走りながら薄々感じていたのですね。

そうなんです。優れた衝撃吸収能力を発揮する代わりに、接地時のエネルギーを全て吸収してしまい(実際にはそう言うことはないのでしょうが)、前に進むための反発力を生み出すことができなくなっているのではないかと考えたのです。

さらに、このフォームが足裏全体を覆い、アーチの部分がフラットになっていることもある程度関係している気がしていて、蹴り出す際の足裏の「しなり」も生み出すことができないのではないかとも考えています(素材がもう少し硬ければ竹のようにしなりながら反発を得られるのでしょうが、なまじ柔らかいためにしなることができないのでは?)。

アーチ部が柔らかすぎて「しなれない」のも反発が得られない原因か?

何十年もかけて培われてきた「吸収」と「反発」を両立する技術

そう考えますと、普段何気なく履いているランニングシューズ(ランマニアの場合はアディダスですが)と言うのは、長い時間をかけても大変高度な技術が投じられてきたことがわかるのですね。

この「吸収」と「反発」という相反する現象を同時に両立させてしまう多くのランニングシューズの技術力の高さには目を見張るものがあるなと、今日は改めて感じたところです。

例えば、比較的歴史のあるアディダスの「Boostフォーム」について言えば、あんな発砲スチロールのような一見柔らかそうな衝撃吸収素材が、あれだけの反発力を生むのですから、冷静に考えれば「どうなってんの?」と思うわけです。

今回のVibeフォームは衝撃を吸収する力は大変高いものがあるとはいえ、十分な反発力を生むには至っていません。それだけそれらを両立させると言うことは高い技術が必要なのだと思うのですね。

また、アディダスを代表する「トルションシステム」も、さりげなく土踏まずの部分に謎の樹脂プレートが嵌め込まれているだけなのですが、実はあれによりアーチ部の反発力を生んでいたことに気づかされました。

あの部分が硬くないと靴は「しなれない」のです。

もちろん、その「しなる力」が強いがために足底筋膜炎とかの遠因にもなってしまうのですが、その反発力を利用して私たちはスピードに乗れていたのだなと、改めて感じた次第です。

靴に走らせてもらってきた私たち

一方、今日の練習では別の側面も見えてきました。

今回履いたRA PRO2は、はっきり言って、スピードを出して走ることに対してほとんど助けを得ることができませんでした。

軽量で走りやすいはずが、反発が得られないため全く軽く感じることもできませんでした。

しかし、走りながら、途中からあることを考えました。

これ、もしかしたらしっかりとした接地をして、体重を乗せ、自分の脚の前へ進ませるための筋肉をしっかり使って走らなければ速く走れないのかも、と。

これに気づいてから、これまでのように前足部でちょこっと接地をしてふくらはぎの力で前に持っていこうという走りをやめ、ある程度フラット気味に接地をして大腿部の力も十分使って走ったところ、驚くべきことにスムーズな推進力を得られるようになったのですね。

ここからキロ4を切って走ることができるようになりました。

そしてもう一つ気づいたことがありました。

私たち(というかランマニア)は、普段いかに靴の性能によって「走らせてもらっていた」かと言うこと。

ランマニア的には、普段から「厚底」は履かずに、ある程度自分の力で走っている「気に」なっていたところがあります。地面の衝撃をもろに受ける比較的そこの薄いシューズで強靭な走力を発揮できている、と。

しかし、今回のような「走らせてもらえない」靴を履いてみると、普段いかに靴の性能に頼っていたかに気づかされるのですね。

そう言う意味では、今回のような靴で練習をすることは楽ではないし非常に疲れるのですが、「自分の力で走る力を身につける」と言う意味ではとても有意義なシューズなのではないかと、最後は考えを改めて練習を終えたところです。

だからこそ、1点だけ、これだけは改善してほしい唯一にして最大の欠陥

そう思えて、もう今後Mペースでの距離走はこれでいいのではないかと思い始めていたところで、やはりどうしても許容しがたい走る上での最大の欠陥がこの靴にはあります。

「小指が痛い」

これは如何ともし難いとても大きな問題です。

今回の2世代目から、どのグレードも(MAXも無印もPROも)靴幅が若干細めになりました。そのため前作よりもフィット性能は大幅にアップしているのですが、相変わらずアッパー部分の硬い補強はそのままです。

靴の幅が細くても、多くのシューズでは小指が痛くなることはありません。それは素材が伸縮性に富んだ柔らかいものだからですね。

サロモンさんはトレイルシューズの歴史が長いせいか、このつま先周りの補強がとにかく「しっかりし過ぎて」いるのです。

今日は小指に血豆ができるほどのダメージがあり、流石にこれでは練習に使うことはできません。

残念ながら、次回の距離走ではボストン8に戻ることになるでしょう。

せっかくこの値段でここまでのシューズを作れるのですから、後はこの補強部分だけ改善してもらえたらもう言うことはありません(実はSONIC3では改善されていたりするのかもしれません。海外では4も発売されましたし。)。

とはいえ、ジョグのペースであればここまで痛むことはないので、今後もジョグを中心にこの靴を使用して、「自分で走る」力を培っていこうと考えています。

ジョグシューを笑う者はジョグシューに泣く

こんにちは、ランマニアです。

さて、長らく故障ブログ、故障ツイートが続いていたランマニアですが、今週はようやく1週間まるまる「普通の」ランナーらしい1週間を送ることができました。

まだまだMペース以上のいわゆる「ポイント練」をやれるだけの回復ではないのですが、ジョグをしても患部が悪化しない、つまりジョグが怪我の回復を妨げないほどの強度になってきたというわけです。

ふくらはぎの肉離れは、意外と接地の仕方によって患部を守れてしまうのですが、しかしそれをやってしまうと別の場所に負担がかかりそっちを「やって」しまう、という悪循環を生じさせてしまうのですね。

そこで、今週はジョグをするにしても意図的に路面の柔らかいトレイルや芝生を選んで走ってみることにしました。

衝撃を吸収してくれる芝生

今週、久しぶりに長めに芝生を走って思ったのは、やはり地面が柔らかいということは、接地した際の衝撃を、想像以上に地面が受け止めてくれる、衝撃を吸収してくれる、ということ。

アスファルトの上では、重力によって下された脚が地面に着地した際、地面は全く沈み込んでくれませんので、空中に飛び跳ねることによって貯まった位置エネルギーを全て脚で吸収する必要があるのですね(全てというのは言い過ぎで、もちろん靴でも吸収してますが)。

なので、たとえジョグのようなゆっくりのペースであったとしても、片足で60kgもある体を着地のたびに受け止めているのですから、脚には相当な負荷がかかっているわけで。

それを芝生の場合は、地面の柔らかさによって、本来は脚で受け止めるべきエネルギーをだいぶ芝生が「肩代わり」してくれているということです。

今回、芝生を走りながら感じていたのは、あれだけキリキリしてくるふくらはぎが芝生の上では全くそのようなことはなく、ふくらはぎの患部を忘れてしまうくらい衝撃が軽かった、ということ。これは、想像以上でした。

路面と喧嘩することで速く走れるアスファルト

一方で、芝生区間の合間に通過するアスファルト区間を走って気づくのは、やはりその衝撃の大きさなのですが、しかし実は思いの外スピードに乗れてしまうのはこのアスファルト区間。

芝生は衝撃を吸収してくれる一方で、せっかく貯まった位置エネルギーを「無きもの」にしてしまうため、位置エネルギーを反発力に変えて走ることができなくなります。(なので、「楽な走り方」ができなくなり、大腿部まで使って大きなフォームで走る必要があるのです。それはとてもいい練習だと思っています。)

アスファルトは路面が硬い一方で、落下のエネルギーを反発力に変え、脚の筋肉を使って弾むように前に進むことを可能としているのですね。もちろん、ランニングシューズの高性能なソールのおかげも多分にありますが(あのメーカーのなんちゃらXというのがこの反発力を強大なものにしているのだそうです。)

なんちゃらXについて詳しくはこちら

https://www.nike.com/jp/zoomx

まあとにかく要は脚と路面が喧嘩しながら反発をもらって楽にスピードを出せてもらっている、ということでしょうか。変な話、アスファルトを走るということは、「楽をして(フォーム的に)」速く走っているのだとランマニアは思っています。

その代わり、フォーム的には楽をする代償として、その分脚への負担が大きくなるのですね。

そりゃそうです、着地のたびに喧嘩してるのですから。

だからジョグシューは大事

そうするとです、年間のほぼ毎日に行っている「ジョグ」において、何百何千何万回と地面と喧嘩する脚をノーガードで晒してしまっては大変なことになってしまうわけですね。

しかし、正直ランマニアもそうですが、やっぱり「ジョグ」を甘くみています。

もちろん、ジョグの生理学的効果はとても大きなものはあるし、ジョグの負荷だって侮れないのですが、どうしたってペースは楽でインターバルとかの日よりも気は楽なので、ジョグに行く時にはそんなに気合入りませんよね。

ペースが遅いのでどんな靴でもそれなりに走れてしまいます。レースやインターバルのように1分1秒を削り出す必要もないので、そこに2マンも3マンもするジョグシューに投資する、というのも「う、ちょ、ちょっと待てよ」とスマホ画面の「カートに入れる」ボタンを前に躊躇しますよね。

ええ、はっきり言ってしまえば「ジョグにそんな金はかけられねぇ」というのが本音です。

でもですよ、年間通して最も長く走っているのはジョグですし、本来一番投資すべきはジョグシューであって然るべきなのです。

「ジョグシューを笑う者はジョグシューに泣く」

安いオイルをこまめに替える

この「ジョグシュー問題」を考えていて思いついたのが、車のオイル交換。

ジョグシューも車のエンジンオイルも定期的に替えなければならないいわゆる「消耗品」なんですね。

交換をサボっても「すぐには」壊れない(故障しない)のですが、「後々、いつか」痛い目に遭う、というのも共通しています。

そして、安物を使っても高価なものを使っても、交換の頻度が変わるわけでもない、ということも共通です。

つまりです、どちらもお金をかけなきゃいけないのですが、それは一回の値段ではなく、「頻度」という観点において、なんだと考えました。

実は、ランマニアは一台とても手のかかる車を所有しているのですが、古い車でメカニズムが非常に単純なのでオイル交換くらいは自分で行っているのですね。

でもです、たまにしか乗らないこんな車に1マンも2マンもするエンジンオイルを投入するのは馬鹿馬鹿しいので、1リットル千いくらの激安オイルを半年ごとに交換しているのですね。

いやそれで十分なのです。

要はちゃんと定期的にこまめに交換することの方が大切で。

これと同じ理屈で、ジョグシューもそのために何マンもするものを用意する必要はなく、安いのを比較的短いサイクルで交換する(あるいは何足か用意してローテーションする)やり方で十分なのではないか、と思ったのです。

意外と少ない「安くてちゃんとした」ジョグシュー

そこで昨年、ジョグシュー探しの旅を続けた時期があり色々と気付かされたのですが、各メーカーこの「ジョグシュー」というものの考え方が意外と偏っていて(マーケティング的にだと思いますが)、「ちゃんとしたジョグシュー」「でも安い」というのがほんとんど見つからないのですね。

例えば、ランマニアが好きなadidasさんでジョグシューを探そうとすると、こんなのとか

こんなの

がヒットし、流石に数百キロで交換では高いなぁ、と感じ、結局これを買ったりしました。

このソーラーグライド、安くても一応ブーストフォーム、トルションシステム、コンチネンタルという「三種の神器」が搭載されているのですが、全体的に使われている素材が安っぽく。

いい靴なんですが、アディダスにしてはややフィット感がなくアッパー部の素材が安っぽい。謎に樹脂製の補強も入っていて・・・。

まあ、言ってみればビギナー向け、というやつなんでしょうか。

これなんかは、安くてもしっかりとシリアスランナーをも満足させられる性能を持っているのですけどね。

どうも「エリートランナーはジョグも速い」「だからエリートランナーはこういうのでジョグするでしょ?」っていう考え方なのかなぁ、と思ったり。

あるいは、「エリートランナーだから、ジョグシューも高くてもいいよね」なのかも。

当然、天下のNIKE様が用意しているジョグシューはみんな高く、唯一狙っているペガサスさんでも型落ちでようやく1万程度。

ようやく見つけた「安くてもちゃんとしたジョグシュー」

そんな時、意外なところにその答えはありました。

トレラン界の雄、サロモンさんです。

トレイルやってる人ならそっち系のシューズではとてもいいものを安く提供してくれているメーカーという印象は強いでしょうし、実際ランマニアもトレシューで愛用させてもらっています。

最近になって、ずいぶんロード用に手を広げてきたな、という印象ですが、実はかなり前からロードシューズを手がけていたようで、ランマニアも長年トレシューを使ってきて全く知りませんでした。

このサロモンさんのオンラインショップサイトでは、時折「とんでもない」セールを行うことがあるのですね。

もはや定価が「ぼったくり」と言われても仕方がないほどの「60%オフ」とか。

このタイミングが結構狙い目で、2世代ほどの型落ちモデルなのですが、それでも60%はデカい!ということで、昨年5月にこのセールに便乗して3足ほどロードシューズを「大人買い」してしまった過去が。

値段の安さとロードシューズではメジャーでないメーカーの靴ということで、当初はあまり期待はしていなかったこのサロモンさんのSONICシリーズですが、履いてみてその完成度の高さに驚いたものです。

このSONIC RAシリーズは基本的にMAX、無印、Proの3グレード展開で(現行モデルSONIC3は呼び名が変わっている)、MAXはガチなジョグ用、無印はスピードランナー向けのジョグ用(っぽい)、そしてProは一応「レース用」ということになっているようです。

ただし、ランマニア的にはどのモデルもクッション性能がしっかりしていて(特に前足部)、やや「フロントヘビー」な印象を受けているので、どれもインターバルやレースに使うのはちょっと厳しい、という感想です。

つまり全て「ジョグ用」ということになります。

逆にそうしてみるとこの3グレードはいずれもジョグ用としてはかなり優秀であることがわかります。

この3グレード全てに共通しているのは

  • クッション性能が高い(決して柔らかいのではなく適度に硬く衝撃をいなしてくれる)
  • 軽量である(MAXでさえ255g 27.0cm)
  • アッパー部にもお金をかけている(しかしデメリットあり、後述)

ことです。

特にProはレースシューズ並みに軽量(228g 26.5cm)であるにもかかわらず非常に高いクッション性能を持っています(もちろん、なんちゃらフライに比べれば大したクッション性能でもなければ軽量でもないですが、値段が違いすぎます。ポルシェとカローラほどの違い。)。

これは少し速いペースでジョグをしたいときや、芝生の上を走りたい時には非常に重宝する特性です。

2世代目はハード路線に

そんなジョグシューとしては十二分な性能を誇っていたこのサロモンのSONIC RAシリーズですが、昨年10月に購入した2世代目ではだいぶ「ハード」よりにシフトしました。

とにかく、「うり」の一つだったミッドソールの柔らかさがまさかの「硬め」に。

ただでさえ硬くて痛かった(これが唯一の不満点)アッパー部が、さらに硬く「改悪」されています。

2世代目MAX。外観は初代と変わらぬミッドソールですが、実際にはいてみると相当(感覚的に5割増し)硬めに設定されています。
そしてこのシリーズ最大の「謎」。つま先を覆うめちゃくちゃ硬い補強。100kmくらいまで確実に靴擦れします。

このミッドソールの硬さは、どのグレードも100kmを超えたあたりからだいぶ足に馴染んできまして、むしろこれくらいの硬さが安定感を増しているな、と好印象になってきました。あの独特の柔らかさも魅力的でしたが、確かに安定感には欠きましたからね。

しかし、どうしても理解できないのが初代からどのグレードにも採用されているつま先部分の強固な補強。おそらく樹脂でできているのでしょうけど、これがとにかく痛い。

トレシューじゃないんだからこんな硬い補強は必要なかろうに、と思うのですが、頑なにこれを入れてくるのがトレシューメーカーサロモンの「意地」なのか。

靴ベロがいい感じでクッション材が入っていて、履くほどに脚にフィットしてくるのですが、いかんせんこの補強がアッパー部の柔軟性を阻害していて、足のフィット性能をスポイルしているのですね。

これがサロモンさんのロードシューズ唯一にして最大の不満点です。(今度出るスーパーシューズでは改善していて欲しいなぁ)

足のフィット性を高めるクッション材入りの靴ベロ。Bostonほどのフィット性はないですが、この値段のジョグシューにしては優秀。

しかしセール中であれば五千円前後で買えてしまうこのクラスのジョグシューは他に類がなく、ミッドソールの性能はかなりいいものがあるので(サロモン渾身の「Vibe」フォームは個人的にboostフォームよりも好印象です)、慣らしが終わり、靴擦れの心配がなくなれば(と言ってもひどい靴擦れは生じませんが)ジョグでは相当活躍してくれるシリーズだと思っています。

眉唾だと思っていたVibeフォームは想像以上にいいフィードバックが得られます。

昨年5月から約7ヶ月間、初代のシリーズ3足をローテーションで履き続けましたが、結果故障はゼロ(ハムストリングス付着部炎はインターバルによるもの、ふくらはぎはレース)。

なので、少なくともこの靴が原因で故障をするということはなさそうでした。

その実績を買い、7ヶ月で履き潰した初代は2世代目へバトンタッチ。

今回も60%セール開始時にすぐに確保(でないと本当に売り切れる)。

2世代目はMAXと無印の差がだいぶなくなり、正直どちらを履いても変わらない印象になりましたが、今回の圧巻はProです。

初代よりさらに軽量化され、クッション性は落ちたものの足へのフィット性能が飛躍的に向上し、とにかくペースを上げるのが楽しくなるシューズ。

芝生の上では最強です。(そこかよ!って突っ込みたくなりますが、トレーシューメーカーゆえに、不整地が得意なのかも)

超高速ジョグシューとして考えるとProのような存在は貴重かもしれません(その存在をadizero Bostonに期待したのですが)。

奥からMAX、無印、Pro。同色で揃えたので区別がつきにくいですが、Proのヒール部だけは別物なのがわかります。

3足16000円程度で半年以上

先代モデルでは、3足ローテーション(途中からソーラーグライドも入りましたが)で7ヶ月近く持ちました。

高性能シューズだからといって長持ちするわけではないですから、怪我もせず快適にジョグができるならこれくらいのジョグシューで十分ではないかと思いますね。

我々の学生時代に使っていたジョグシューと比べれば雲泥の差ですからね。

2月にスーパーシューズ分野に参入するサロモン。

今後の展開に期待です。

SONIC3も安くなってきましたが、こちらも60%オフまで待ちます。

Adizero Boston8

こんにちは、ランマニアです。

さて、今日はふくらはぎを痛めてから初めてジョグよりも速いペースで走る練習を取り入れてみました。

故障は、故障をした時のペースで故障をしたわけですから、完全に治るまではそのペースで走るとやはりもう一度患部やその周辺部分を痛めてしまうのですね。

なので、痛めた場所が徐々に回復していき、元通りの筋力を発揮できる状態に戻るまではその回復度に応じて走るペースを考えていく必要があります。

もっといえば、痛めたペース、練習よりも軽い負荷でも再発させてしまうことも十分あり得ますので、とにかく故障後の練習再開には「漸次性」と言うものが非常に重要な概念になってくるのです。

幸い、今回のランマニアの故障は「走れなくなるほどの」故障ではなく、「ジョグならOK」、「リアフットならOK」と言うような「条件付き故障」だったため、ゆっくりとしたジョグで最低限の走力、筋力を維持しつつ故障を回復させるという方法を採ることができたのですね。

そうしたことから、毎日のジョグでは「今日はこのペースまで上げても大丈夫だった」「この接地なら大丈夫だった」といった確認作業を続けながら、「ジョグよりは明らかに速いペース」「できればMペースに近いくらいのペース」で練習できるタイミングをうかがっていました。

そんな経緯で、ようやく今日になってその練習を試せそうなタイミングがやってきたところだったのです。

さて前置きはこれくらいにしておき、今日のメインは久々にシューズレビューです。

今日のような「ジョグよりは速いペース」でランマニアがいつも履いている「Adizero Boston8」が、今日の練習で改めていい靴だなぁと実感し、これは久々にレビューせねばと思ったのですね。

Japanシリーズがアレになってしまった今、事実上最強のペース走シューズはコレです。

このBostonシリーズ、「Adizero」を冠しているだけあり、一応アディダス的には「シリアスランナー向け」「レース向け」といった扱いです。

しかし、かつてのBostonシリーズはもう少しビギナー向けに振ってあった印象があり、ランマニア的にはこのシリーズをいつもスルーしてJapanシリーズを購入していた歴史があります。

このBoston8を購入した経緯も、本来少し速めのジョグ用の靴が欲しかったことがそもそものきっかけです。

ところが届いてみてびっくり。いやこれはジョグシューズではなく、かなり本格的なトレーニングシューズ、下手したらレースでも使えるシューズなんじゃないか、とその完成度に驚きを隠せなかったのですね。

とにかくまず軽量。

もっとビギナー向けのガチなジョグシューズをイメージしていたので、この片足238g(27cm)と言う軽さが想定外。

カタログスペック通りの実測 238.5g。初期の頃のアディゼロジャパンと同程度なため「レース用」を謳うのも頷けます。

そして、最近のAdizeroシリーズによく採用されている「マイクロフィットラスト」により、以前の靴よりもフィット性能が増し、脚にピッタリ張り付くような履き心地から実際の重量以上に軽く感じるのですね。

アッパー部分と一体化した「靴ベロ」マイクロフィットラスト。足裏からそのまま包み込まれる一体感は接地時のブレを防ぎ、微細な遠心力を抑制するため蹴り上げ時の軽やかさが増しています。

このフィット感と軽さが非常に高次元で融合し、とにかく軽やかに脚を動かすことができる点が最初に感じたBoston8の優れた部分。

そしてこの靴をキロ4以内のMペースで使いたくなった要因がそのソール部分。

カタログスペックでは「ミッドソールドロップ:10 mm (ヒール:29 mm / 前足部:19 mm)」(アディダス公式サイトより)とあるように、1cmの前傾傾斜が付いていて、これが接地時の足首から先の接地角度を微妙に前傾させ、その結果ふくらはぎへの負担を減らしているのですね(ランマニア的には無理なフォアフットにならない)。

これはMペース走のように比較的な長い距離をそこそこのペースで走る練習の時には非常にありがたい構造です(ジョグシューズはソール全体が厚くクッション性を確保していて脚には一見優しそうに見えて、前足部のソールも厚く、結果ドロップが低くなりペースを上げると意外とふくらはぎやアキレス腱に負担がかかる印象)。

前足部へ向かう傾斜が生み出す1cmのドロップ。接地時のふくらはぎやアキレス腱など主に下腿部への負担を減らすことにつながっている印象。

そして極めつけはミッドソール素材の採用割合。

アディダス伝統のBoostフォームはもちろんのこと、ここ最近のアディダス渾身のミッドソール素材「LIGHTSTRAIKE」を採用。これにより

軽量なミッドソールであるライトストライクが、爆発的なスピードをサポートし地面と足の間に快適さを与える。一般的なEVAよりも40%軽量ながらBOUNCEフォーム(EVA)と同等の反発力を保つ。安定性が高く、着地時の横ブレが少ない。クッション性と反発性を兼ね備えたBOOSTフォームが、爆発的なエネルギーを生み出す。温度環境による影響を受けにくいため、ランニングシューズとして風や雪、太陽の日差し、雨など、あらゆる天候下で反発力を維持。長距離のランでも、EVAより劣化しにくく、BOOSTフォームは本来の性能を長く持続できる。

アディダス公式サイトより

Boston8においては、このLIGHTSTRIKEフォームとBoostフォームの割合がちょうど良く、前足部にまでBoostフォームが採用されているのが特徴です。

その結果、LIGHTSTRIKEフォームにより反発力を得る一方で、Boostフォームにより適度に衝撃を吸収しつつ更なる反発力を発揮。

この絶妙なバランスが長時間、長距離の走行において足裏の筋肉を守りながら走り続けることを可能にしています。(簡単に言えば足裏が痛くならない)

横から見ると一見LIGHTSTRIKEフォームになっている前足部も、裏から見るとしっかりとBoostフォームが続いている。
比較用にAdizero Japan5。LIGHTSTRIKEフォームの割合が圧倒的に多いのが分かります。

そしてアウトソールも磐石。

こちらも30年来の伝統のTORSION SYSTEMが採用され捩れの防止と反発力を生み、自動車用タイヤで有名なContinental™️ラバーも採用。特にこのラバー素材のトレッドパターンがかなり秀逸で、上位モデルのJapanシリーズの上を行っていると感じるのはランマニアだけでしょうか。

伝統のTORSION SYSTEMがさりげなく封入され、それなりにコストがかかっていることがわかります。
欧州車好きのランマニアにはたまらない演出。Continental™️ラバー採用。

こうしてみると、さすがはAdizeroシリーズ。お金のかけ方が下位モデルとは別次元。

Japanシリーズが「ああ」なってしまった今となっては、ランマニア的には事実上このBostonシリーズが以前のJapanシリーズの役割を担っているのではないかな、と。

そんな「十分」高性能な(十分と書いたのは、2マン3マンの高性能シューズは練習で必要か、と言う意味で)このAdizero Boston8。今なら1世代型落ちモデルのため、公式サイトでも6千円代。Amazonさんなら送料入れて5千円代で買えてしまう叩き売り状態。

現行9が大幅メジャーアップデートではなくマイナーチェンジモデルに過ぎないことを考えるとBoston8は今が買い時かな、と。

Mペース走に使用することが多いこのBoston8は走行距離が伸びがちです。ランマニア的にも安いうちにもう一足確保しておこうかと本気で思うほど、久々の神シューズでした。

9でも7千円代ですが。

改めて薄底について考えてみる

昨日のレースでも活躍してくれた旧世代のTakumi戦シリーズ

こんにちは、ランマニアです。

昨日のレースは地面がアスファルトのロードレース。しかも距離が10kmとそこそこ長いこともあり、当然のことながら走力を問わずほとんどのランナーが厚底シューズでレースに臨んでいました。

知り合いも皆ナイキやアディダスの厚底で、みなさん一様に「ランマニアさんは厚底履かないんですか?」と心配され。

確かに、こうして底の厚い靴に見慣れてくると、手にもつランマニアの「Takumi戦」シリーズの底の薄さは本当に頼りなく感じ、自分で選択しておきながら「本当にこれで大丈夫か?」と自分で心配になるほど。

しかし、実際にアップシューズからTakumi戦に履き替えて流しを入れてみると、やっぱりこのビュンビュンスピードが上がる感じは自分にはぴったりだな、と結局ここに落ち着いてしまうのですね。

ランマニアが本格的に陸上を始めた高校時代のレースでは、アシックスの「ソーティーマジック」という靴が席巻していて、他の練習シューズに比してはるかに高価な(12000円くらいだった記憶、なんという安さ!)レースシューズで、レースのような特別な時に履く靴、といった他のシューズとは一線を画す存在でした。

ランマニアも高校3年の頃に初めてこのソーティーマジックを購入し、以降大学生までこのソーティーシリーズでロードレースを走っていました。

このシューズ最大の特徴はその軽量さで、当時どの練習シューズよりも軽く、今のシューズで重視されているクッション性や反発力などほとんど皆無、とにかく軽さだけを追求したシューズでした。

また、それ以前からよりプロフェッショナルな雰囲気を醸し出していた「ソーティジャパン」シリーズよりもアウトソールのグリップ力が強化され、「軽くて物凄く力が加わる靴」というイメージの強いレースシューズでした。

以降、ランマニアは大学時代の箱根駅伝予選会20kmレースまでこのソーティーシリーズでロードレースを戦いました。20kmも!と思われるかもしれませんが、当時はソーティーでフルマラソンを走るのでさえ当然の世の中でしたから、20kmぐらいはなんでもないことだったのですね。当然、ラスト5kmあたりから物凄く足裏や下腿が痛くなってくるのですけど。

しかしとにかく、このソーティーシリーズの「空を飛ぶような軽さ」は、当時レースが特別なものとして実感できるツールの一つでして、練習では決して味わうことのできない「自分の本当の速さ」を体感できる貴重な時間だったわけです。本来なら、練習の時から短距離や中距離の選手がスパイクで練習をするように、我々もソーティーで練習する機会を持っていればよかったのですけどね。

そしてこの時のロードレースの体験がいつも頭にあるため、厚底が主流となった今となっても、どうしてもあの「飛ぶような走り」(厚底は“跳ぶような“走りなのでしょうか)を再現したく、今でもダイレクトに地面を掴んで蹴り上げることのできる底の薄い靴を選んでしまうのでしょう。

そうですね、ちょうどスポーツカーのホイールがタイヤいっぱいまでインチアップして、路面の感触がダイレクトに運転手に伝わってくる感覚、コーナーで全くゴムがたわむことなくボディをロールさせずに旋回するような感覚。ああいった感覚を走りの中でも得たい気持ちがどこかにあるのだと思います。

昨日も流しを入れながら、接地した瞬間に前足部が路面に吸い付き(Takumi戦シリーズは前足部にブーストフォームが入っていて接地の際路面に足裏がしっかり密着するようにできています)、アスファルトと相性のいいアウトソールのぶつぶつが路面をしっかり捉えて蹴り進むことができるのです。この感触がたまらなく気持ちが良く、「やっぱり今日もこれで走りたい」と思ってしまうのでした。

この僅かなブーストフォームのおかげで、体重がかかると足裏全体が路面に密着します

このスピードの出し方に慣れてしまっているランマニアが、もし厚底に移行しようとすれば、まず確実に走り方を変えなければならなくなります。厚底シューズを実際にしっかりと履いたことがないのでなんともいえませんが、あの形状と柔らかさから推測するに、おそらく足裏のトラクションをフルに利用して前に進もうとする今の走り方では、全く通用しないシューズであると考えられます。

しかし、やはり、というか当然というか、昨日のレースでも終盤の脚へかかる強い負荷は薄いソールならではのダメージの大きさで、次第に脚が止まってくるのも事実です。

しっかり路面を捉えて蹴り進む、ということは、それだけ力がロスしない、ということでもありますからね。下腿にかかる負荷、ダメージの大きさは想像以上のものがあります。

足裏のちょうど中間あたりが大きくすり減ってきているので、接地はフラット気味に修正された印象です

仮に、序盤の軽やかにかつ力強く地面を蹴れる状態が最後まで全く衰えることなく継続できるのであれば、昨日のタイムはもっと良かったに違いありません。それを可能にするのが厚底シューズなのでしょうけど。

その最後まで衰えない脚力、ダメージ耐性を靴で得るか、それとも練習によって得るか。

練習によって得ようとするのは並大抵のことではありません。あんなに練習したって、最後は脚が止まるのですから。

そう考えると効率よくタイムを向上させるには、厚底を選択することはとても手っ取り早い手段です。

しかし、ランマニアはこの最後まで衰えない脚力を、練習によって獲得したいと考えているのですね。その理由は昨日のブログに示した通りです。

薄底シューズは、そうした練習によって獲得されたダメージ耐性みたないものをとてもよく感じやすいシューズなのです。

まあ、簡単にいってみれば自己満です。もともとスポーツなんてものは自己満足の世界ですから、それでいいんだと思います。

しばらくレースもなく、また薄底シューズを試す機会もあまりない状況ですが、ひとまずしばらくは厚底シューズを購入してレースで使用する予定はありません。

とはいえ、昨今のランシュー事情を鑑みると、そんなランマニアが「まさかの厚底に」といった記事を書く日が来るのも時間の問題かもしれません。

3シーズンくらいはいてしまった現在のレースシューズ。いい加減引退させます。次もTakumi戦シリーズかもしかしたらニューバランスあたりでしょうか。