adidas SL20を買ってみました

こんにちは、ランマニアです。

さて、しばらく前に買ってみたadidasのジョグ用(一応ふれ込みは)シューズ、SL 20についての簡単なレビューをしてみたいと思います。

ランマニアは、ここ最近平日のジョグはほとんどを芝生で行っているため、昨年購入したサロモンのソニックシリーズがいまだに現役で活躍中なんですね。

しかし、週末のロングジョグは基本ロードで行うため、やはりへたった靴で走るのは危険で、いい加減ジョグ用の靴も新調しなければと思い、今回adidasのSL 20購入に至ったわけです。

外見から想像されるよりも遥かに薄めのミッドソール

ところが、実際にはいた最初の60分ジョグから、「これはちょっと違うぞ」な感じ満載で、久しぶりに購入した靴に戸惑う体験をしたのですね。

一応、adidasのサイトではレース用ではなくトレーニング用ですし、実際これでジョグをしているランナーも多く知っています。

アフリカ系のランナーもadidas契約の選手はこれでジョグしてるみたいな話もありました。

ですが、実際、我々のような(我々と言っては失礼ですね。私のような)「凡ランナー」が履いてみますと、これがかなり「本気」なシューズだということがわかります。

驚きの234g(27cm)

まず驚かされるのは、手にした時のその軽さです。

adidasの反発系素材「LIGHTSTRIKE」が採用されてから、多くのシューズが軽量化されましたが、このSL20も例外ではなく、ちょっとジョグシューにしては軽過ぎるんじゃないかと思われる第一印象。

なんと、先日レビューしたボストン9よりも軽量

この重量は、LT走からマラソンペースで走ろうと思っていたボストン9の234.5gをもわずかに下回る驚きの軽さです。

そして、外観のミッドソールの厚さから期待されるクッション性能もほぼ皆無で、履いた瞬間、地面がやたら近い感覚がします。普段から厚底を履かないランマニアでさえ。

極め付けは実際に走り出した感覚。

実際そんなことはないのでしょうが、ミッドソールの厚み、LIGHTSTRIKEの配合がやけに前足部に多く(このパターンは嫌いではないです)、ジョグでゆっくり走ろうとしても勝手にフォアフットになってしまうのですね。

いや、速く走るためならこれで良いのです。しかし、ランマニアのジョグは基本ちょースローなので、勝手にフォア着地をさせられ、タンターンとふくらはぎのバネを使わされるのがとにかくおっかなくて仕方がありません。

コンチネンタルラバーが対角線上に配置されるユニークなアウトソール

さらに、アウトソールのトレッドパターンが、スピードシューズかと思わせるような「攻めた」作りをしていて、写真のように強力なグリップ力を発揮するコンチネンタルラバー(黒)が、前足部の母子球部分を中心に配置されているのがわかります。

つまり「前足部で蹴れ!」というわけです。

いやいや、そんなにグリップ必要ないから、と言いたくなりますが、まあ確かに走っている時のグリップ感は強力で、ぐいぐいふくらはぎの力でペースを上げていけるのですね。

ただ、ランマニアのように、接地は前足部の外側から行い、蹴り動作を母子球付近で行うランナーにとって、このアウトソールの配置は理にかなっていて、常に接地にさらされる前足部の外側が硬めのラバーになっているのは、耐久性から考えるとありがたいかもしれません。

とにかく、このSL20を使って30kmほどジョグをして分かったのは、

ミッドソールはオールLIGHTSTRIKEで反発重視

ミッドソールはそれほど厚くない

前足部での接地と蹴りを重視

ボストン9よりも軽い

なので、結論としては私のような回復が遅い中高年や脚がしっかりできていないランナーにとって、この靴を履いてジョグをするのはかなり危険かな、というところです。

ただし、このソールの薄さは意外と芝生と相性が良く、今後この靴の使い道としては芝生中心のジョグの日に用いることが多くなりそうです。

また、キロ4を切るくらいの距離走を行う場合にも、割と威力を発揮するのではないかと期待しています。

シュータンは最近のadidasにしては珍しく独立型

そして、この立ち位置はかつてのアディゼロジャパンシリーズに近いものがあり、履いた印象は初期の頃のboostフォームが使われていないジャパンを彷彿とさせるものでした。

結果として、ロードのジョグに使うにはややハイリスクで、芝生のジョグや距離走を行う際限定で履くのがちょうどいいシューズなように思えてきます。

ということで、ロードジョグ用のシューズをもう一度検討せねばなりませんね。

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