こんにちは、ランマニアです。
2025年度シーズンも終わり、4月からは新たなシーズンが始まりました。
毎年シーズンが始まるにあたり、特にこれといった大きな目標のようなものは立てないのですが、毎年一つだけ心がけていることがあります。
それは「幅広いシーンで安定した力を発揮する」ということ。
僕は完全に趣味でランニングに取り組んでおり、とにかく練習やレースを楽しめることを最優先にしています。
その「楽しむ」という意味には、記録を伸ばすことや、同年代の中で上位に入ることはもちろんのこと、さらにはどんな場面でも安定してそこそこの力を発揮すること、なども含まれています。
「長距離を走る」と言うことには、トラックやロード、駅伝やマラソンだけでなく、山道や不整地を走ることも当然含まれていて、「トレランは速いけどロードは全く走れない」ようなランナーにはなりたく気持ちが強くあります。
どんな場面でもオールラウンドに活躍できる選手になりたい、と言う憧れがあり、それを実現することも「楽しむ」ことに含まれるのですね。
ですから、毎年目指している部分はまさにそこであり、シーズンの評価の基準も常にそこに置いています。
その意味においては、2024年シーズンはまさに全てがうまくいき、自分が目指しているランナーに近づけた、大変充実した一年となりました。
なかなかここまでの一年を送るのは滅多にないことなので、それを二年続けると言うのは流石に難しいだろうと考えてスタートした2025年シーズンでもありました。
苦戦したトラック
陸上競技を本格的に始めた中学生の頃は3000m、高校以降はトラックでは5000mを中心に取り組んできたことから、大学を卒業して以降も、このトラック5000mと言う種目にはある意味特別なこだわりのようなものがあります。
なので51歳になった今でさえ、毎年トラックの5000mには出場し、現在の実力を試すいわばベンチマーク的な意味合いとして位置付けてきました。
トラック5000mはロードに比べると完全フラットで距離も限りなく正確。ペースもVO2Max域の強度をギリギリで保ちながら16分以上走り続けなければならない、長距離走に必要な能力がもろに反映され誤魔化しが一切効かない種目です。
この種目の実力が、個人的には「真の長距離能力」だと考えていて、マラソンやトレイル、駅伝などが速く走れても、トラック5000mが走れなければ「本物ではない」とまで考えているほどです。

さて、そんなトラック5000mですが、昨年もマスターズ選手権を中心にレースに参戦しましたが、6月に2レースあった選手権では、関東が発熱、東京が気温32℃越えという悪条件のため、人生で初めてトラック5000mで17分を超える結果となりました。
いずれも単独走で、そもそも記録は期待できない状況でしたが、それでも以前はその条件でも16分一桁で走れていた時期もあったことを考えると、走力の低下は計り知れないものがあります。
9月の埼玉選手権ではようやく17分を切る16分55秒で走ることができましたが、一昨年のM×Kディスタンスで出した16分40秒には遠く及ばない結果となりました。
確かに、単独走で記録を狙うのはほぼ無理なトラック5000mにおいては、やはり走力別に組み分けのされた記録会に出場しなければ、自身の能力を全て発揮するのは難しいと感じます。
今シーズンは、夏を迎える前に一度M×Kディスタンスにエントリーしようと考えています。
十分な結果を出せたロード・駅伝
一方、昨シーズンいくつかの同一レースでその前のシーズンの記録を上回れたのがロード・駅伝のカテゴリーでした。
この年齢になると、前年の記録を上回ると言うのはそうそう簡単ではなくなってくるのですが、その中で比較的記録の精度がシビアなロードや駅伝といった短めの距離で明らかに記録を伸ばせたことは、大きな自信となりました。

昨シーズンに比べて記録が伸びたのは、入間市駅伝(2.5km)、奥むさし駅伝(6区9.3km)、そして青梅マラソン(10km)です(つくばマラソンは別枠で触れます)。
どれも10km以下の距離で、序盤からかなりの強度で押していかなければならない距離でしたが、ある程度攻めつつも若干の余力を残してそのペースを維持できたことで、後半のペースダウンを最小限に防ぐことができたことが、この3レースに共通している点です。
特に青梅マラソンは、その前年に年代別優勝を果たしていて、連覇をするにはかなりの記録を出さなければならない状況でしたが、その中で10秒以上の記録短縮を実現でき、わずかな差で優勝できたことがかなりの自信となりました。
一方で、大きな失敗レースとなったのが、約20年ぶりに出場した横田基地で行われたフロストバイトロードレース。

昨シーズン唯一のハーフマラソンで、その前の年に所沢シティマラソンで1時間13分台でハーフを走っていた「過信」から、序盤のペースを抑えきれず、終盤に大失速をするという久々の失敗レースとなりました。
記録だけ見れば1時間14分台で年代別優勝ですから、それほど悲観的になる必要ないのですが、ランマニア的にはこう言う展開を最も嫌っているため、昨シーズンのワーストレースに位置付けたくなるレースでした。
そして悔しさが残ったのがシーズン最終盤の多摩湖駅伝。
こちらも一昨年に悲願の初優勝を飾り、チームとしてもビッグタイトルを獲得した毎年恒例の重要な駅伝レースです。
昨シーズンも当然優勝を狙ったのですが、個人的にも優勝した時より9秒ほど遅い記録となり、総合で2秒差の4位に沈んでしまいました。
他チームが相当力を入れてきたのは仕方ないところですが、自分自身が記録を落としてしまったことが悔しさを倍増させました。

とはいえ、まだまだこのスピードを維持できる手応えを感じられたことは大きな収穫となりました。
確実に走力が戻ってきたマラソン
そして昨シーズンもっとも成果が現れたのが、自身が一番攻略したいと思っていたマラソンです。
2024年シーズンには、8年ぶりに2時間40分台で、それも前半で走ることができ、もう一度2時間40分切りを目指そうと思える手応えを感じていたところでした。
この要因の一つは、通勤ジョグによる総走行距離が格段に延びたことが考えられましたが、昨シーズンはさらにそれ以上の距離を踏むことを目標にして、結果的には年間の走行距離を数100km延ばすことに成功しました。
なので昨年は、最も記録の出やすい東京マラソンでの記録更新を目指して10月以降はマラソン仕様のトレーニングを重ねてきたのですね。

ところがその緒戦となったつくばマラソン当日の朝、喉の痛みで目が覚めると言う最悪の展開に。
トイレも全く出せずに絶体絶命の中走り始めたレースとなりました。
ところが終盤まで体調の悪化や腹痛などは起きず、最終的に前年の同レースの記録をさらに上回る2時間42分53秒でフィニッシュ。
結果的にこれが昨シーズンのシーズンベストとなる、予想外の快走で終えることができました。

そしてまさに好事魔多し。全てが順調に進んで迎えた最大の目標、東京マラソンでは、まさかのトイレ問題が発生し、残念ながら3分以上のロスタイムを計上。
純粋な走行時間は2時間41分台であっただけに、非常にもったいないレースとなりました。
しかしそれもまたトータルで見たレースでの実力。
準備や体調管理まで含めて、もう一度しっかりとレースを走る能力を身に付けなければと、自戒したところでした。
ただ、それでも昨シーズンは2レースとも終盤までペースを落とすことなく、マラソンの走り方のコツを完全に掴んだ感があり、一昨年にうっすらと感じ始めた40分切りの感覚が、さらにクリアになってきた印象はありました。
自分より歳上のランナーが、同じ東京マラソンで2時間38分台で走っていたことを考えれば、まだまだ記録を諦める段階ではないでしょう。
ようやく理想の走りができたトレイルレース
長年自身が最も苦手にしてきた、長距離のトレイルレースですが、昨シーズンは意外なところでそれを克服して終えることができました。
トレイルの世界では、ロングレースといえば100km、100マイルを指し、50km、30km辺りはミドルレースの部類に入りますが、自身の体質(というか体調)ではレースタイムが5時間を超えてくるレースは、ほとんど自分の実力を出しきれないことがわかっています。
そうしたこともあり、3年前からトレイルレースは登り一辺倒のバーティカルレースのみの参戦として、レース時間の長いスカイレースやトレイルレースは、特別な理由がない限り撤退してきたのですね。
昨シーズンも、案の定、絶景を目当てに出走した新規レース下諏訪御柱街道トレイルレースでは途中棄権をするなど、相変わらずロングトレイルレースへの苦手意識は払拭されずにいました。

その一方で、バーティカルレースではJSA主催VGAMES JAPANの年間シリーズで総合11位、年代別優勝、日本選手権でも優勝し、バーティカル二大タイトルを連覇という形で終えられたことは満足でした。
また、ここ数年再び出場し始めたやや短めのトレイルレース経ヶ岳バーティカルリミット、一昨年は危険な大転倒で完走も危ぶまれた志賀高原エクストリームのロングでは、満足のいく走りができ、距離に応じた走り方を間違えなければ、苦手な長めのトレイルレースでもそこそこの結果を残せることもわかりました。

そして、昨年は富士登山競走に出場できなくなった代わりに初出場した岩櫃城忍び登山、という短めのトレイルコースを二本立てで走るユニークなレースに出走。
出場メンバーやコース適性を考えれば優勝も狙えるレースと考えていた中で、想定通りのレース展開で走り、初めて年代別ではない総合優勝ができた記念すべきレースとなりました。

例年は12月までにトレイルレースは一段落し、次のシーズンまで山を離れるのですが、昨シーズンは最後の最後に、ハセツネ30kというビッグネームに参戦することになりました。
このレースが開催されるあきる野界隈は、早春のトレイルが本当に気持ちが良く、この時期にここをレースで走るのを以前から楽しみにしていました。
昨シーズンは、東京マラソンに当選し、最後のマラソンがだいぶ早く終わることから、ハセツネまでに十分な期間を空けることができ、エントリーが実現しました。
結果は前回報告した通り。
30kmという距離に対して累積標高2000m強という、やや傾斜が緩やかなコースプロフィールだったことも自分に有利にはたらき、自分が長年理想としてきたトレイルの走り方を実現できました。
総じてうまくいった2025年シーズン
こうして振り返ると、一昨年ほどではないにしろ、おおむね多くのレースで十分なパフォーマンスを発揮できたシーズンだったと思います。
この一番の要因は、やはり年間を通して総走行距離が増え、安定して維持できたこと。
そしてそれにより故障を防止でき、安定してトレーニングを継続できたこと。
これに尽きると思います。
通勤ジョグを取り入れる生活リズムが出来上がり、平日の仕事がありながらも通勤ジョグが日常生活の中に組み込まれたことで、滅多なことがない限りそれが狂うことがなくなったことが非常に大きかったと思います。
総走行距離が増えれば、疲労しにくく回復しやすい体が出来上がります。
それにより、レース当日に調子を大きく崩すことがなくなり、どのような距離でもおおむね終盤までペースが落ちることがなくなります。
従って、今シーズンも同様な成績を残すために必要なことは、とにかく日々の走行距離を落とさないで維持すること、これが最も重要だと感じます。

さて、今シーズンもランニングを楽しむために、さまざまな距離、シーンのレースに出場しようと考えています。
昨シーズン、一度しか出場しなかったハーフマラソンや、久しぶりにトラックの1500mにも挑戦しようと考えています。
4月はひとまずレース入れずに、日々のジョグと週末の高強度練習を安定して継続することを意識して調子を戻していこうと思います。




























































