こんにちは、ランマニアです。
今月からいよいよトラックレースが組み込まれてきて、練習ではなかなか体にかけられない負荷が徐々に増えてきました。
40代前半ではなんとか16分台前半を維持していたトラックの5000mですが、ここ数年急速に記録が低下しており、50歳になった昨年は16分40秒で走るのがやっと。
1kmあたり3分20秒のペースで走行するのが呼吸の苦しさにギリギリ耐えられるレベルで、3分15秒を切るペースでは確実に5000mは持たない状況です。
ただ、今シーズンは春先以降、練習でのVO2Maxインターバルのペースが昨シーズンよりも若干向上し、3分15秒以内で3本走れる日も出てきてはいました。
そうしたこともあり、今シーズンはもう一度トラックでの5000mで16分30秒台、あわよくば20秒台を狙っていきたいと考えていました。
6月にエントリーしていたレースは、2レースともマスターズ選手権。
マスターズレースでは、どうしても単独走になりがちなため、記録を狙うのはなかなか厳しいのですが、そうした条件でもそれなりにしっかりと走り切り、引っ張られた場合にどれくらい記録を伸ばせるかの目安にしたいと考えていました。
ところが、1レース目の関東マスターズでは前日に発熱してしまい、当日も5000mのような高強度のペースで走るのはとても難しい状況になってしまいました。
結果は人生初のトラックでの17分台。
気温はそれほど高くはなかった中でしたので、風邪の影響は無視できない体調でした。
とはいえ、では万全であれば16分30秒くらいで走れたかといえば、それは全くもって難しく、走力自体は16分台後半のレベルがいいところかなと思われました。

そして昨日はその二週間後で出場した東京マスターズ選手権。
昨年の本選手権では、5000mのレースは朝の9時台スタートであったのが、今年は何故か14時20分出走に変更になっており、気温の予報からは全く記録は望めないだろうなと、一週間前から暑さの中走ることを覚悟していました。
案の定、気温が最も高くなる時間帯にぶつかり、日陰の気温は32度ほどでしたがトラック上は37度近くあり、長距離種目を走るには全く適さない条件となりました。
それでも、せっかく風邪が治って今の実力を試せる良い機会であったため、5000mを最後まで走り切れる努力度を意識し、大崩れしないレースを目指しました。
ところが、入りの1km3分19秒〜20秒くらいが想像以上に楽に感じ、呼吸のキツさも確実にVO2Max域ではなく、LTペースくらいの感覚でした。
行こうと思えばここからでもペースを上げられそうな余裕もあり、手応えを感じたのは事実です。
しかし、1kmから先は単独走になり、また暑さも尋常ではなかったためペースを維持するのはかなり厳しくなり、最終的には再び17分台のレースとなりました。

結果的には人生2度目の17分台となりましたが、最後まで潰れることなく最低限のペースを維持し続けられたのは、今回のレースで唯一評価できる点でした。
呼吸の楽さからは、暑さ補正を考慮してもキロ3分20秒ペースを維持できるかどうかギリギリのところな気がしたため、やはり昨年のシーズンベスト程度の走力である可能性は高かったです。
さて、今月は2度のトラック5000mを走って、それなりの記録を残したいところでしたが、残念ながら体調や気象の条件が合わず、記録を狙うには難しい状況になりました。
ただ、そうした中で現在の実力はある程度予測できましたし、単独走で集中を切らさず走る練習ができたことは大きな収穫となったと言えるでしょう。
今月は、レースの合間にVO2MaxインターバルとLT走を入れたため、結果的にVO2Max、LTにかなりの刺激が入った1ヶ月となりました。

この強度の練習効果もそろそろ頭打ちとなりそうなため、7月8月は、走行時間を短くしてもう少しスピードを上げた、いわゆる「スピード練」を継続して、解糖系よりの能力を再起動させたいと思っています。
30日あたりの走行距離も距離の短いトラックレースを2本入れたにも関わらず、どうにか400kmを余裕を持って超えることができました。

7、8月はどちらかというとスピードよりの練習にシフトするため、しばらくはこれくらいの総走行距離を維持できればと思います。

この6月は例年以上に暑さが厳しく、長い距離を走るにはややきつい一月になりましたが、その中でも最低限の距離は維持でき、また狙った強度の練習を一定距離確保できたことは収穫だったと思います。