こんにちは、ランマニアです。
ランマニアの住む埼玉県でもついに外出自粛要請が出まして(ただしランニングはOK)、さらに今日は季節外れの大雪とも重なり、ランナーにとってはなかなか頭を悩ます練習日となりました。
学生時代までは、長距離の練習というと、割としっかりと準備をして、しっかりとしたコース設定、距離設定をして、なんとなく全て「しっかり、きっちり」やるものだという認識がありました(まあ、生真面目ランナーですから)。
しかし、就職をして1日の大半を仕事に費やし、残りのわずかな時間で練習をしなければならない状況に陥ると、何から何までしっかりと準備して練習できる場合ばかりではなく、時には着替える時間、アップをする時間すら取れずに、なんとも「いい加減」な練習になってしまうこともままあることに、だんだん気がついてくるわけです。
ランマニアがこれまでやってしまった、最も最悪な状況下での「練習」は、スーツ姿にαゲル入りのアシックス製革靴で信号インターバル、という、高校生や大学生には絶対に知られてはならないような練習でしょう。
まあこれは極端な例としても、通勤ランの途中でインターバル化したとか、アップなしでビルドアップしながら閾値走になったとか、もうとにかくしっかりとした手順を踏めずにやれるだけやった変な練習は、数えきれずあります。
しかしそうした経験を踏んでいるうちに、ふと気づいたのは、我々の取り組んでいるマラソン、長距離走って、とにかく「道さえあれば」なんとかなってしまう、本当に条件に縛られずに取り組むことのできる、かなり恵まれたスポーツなのだということでした。
まず、以前も話しましたが、とにかく「一人ぼっち」でも全く問題なく実施可能。そして、特別な道具を必要としない(最近は靴さえ履かない人たちもいますね)。道具がいらないから準備の時間もほとんどなし(着替えさえすれば即実行可)。
で、極め付けは「どこでもできる」。
これは相当なアドバンテージだと思うのです。
通常、多くのスポーツは、どうしても場所が必要になりますよね。野球場、サッカー場、コート、ゴール、卓球台、等々。
長距離走もトラックが必要な場合もありますが、最悪なくてもなんとかなります。
何せ、道さえあれば(下手したら道がなくても空間さえあれば)そこを走ればいいのですから。
一人でできて準備も簡単どこでも走れる。そうくれば、大抵の悪条件でもなんとか走れてしまうのが、我々ランナーのとても大きな利点だと考えます。
そうやって考えると、私たちの家の外は、もう全てが練習場のようなものですから、雪が積もろうがなんだろうが、どこかに行けばなんとかなってしまうものです。
幸い、今日ランマニアはポイント練の日ではなく、間のつなぎのジョグの日でした。いつもの出力0で、とてもゆっくり走っても問題ない日ですから、まあ走る場所の選択肢はほぼ無限に存在する状態です。
ただし、今日のように雪が結構積もった場合(ランマニアの住む埼玉西部はかなり積もりました)は、いつものロードは歩道が完全に雪で埋め尽くされ、だいぶ車道寄り(というかほぼ車道)を走らねばならず、車にも迷惑がかかるだけでなくかなり危険な走行になるわけですね。
なので、車のこない公園のような「クローズド」なコースがいいんですが、今度はそういうところは雪がかなり積もっていてほぼ走行不能状態です。
そこで、最後に行き着いたのが、まさかの「森の中」でした。
ランマニアの住む場所は、なんというかとにかく自然に恵まれすぎていて、1kmも走れば丘陵地帯の山林に到達することができるのですね。ランマニアは、下が柔らかい所で足をいたわりたい時や、軽いトレラン練習をするときなんかは、結構頻繁にこの丘陵地帯に足を運びます。夏も若干気温が低くて日差しも遮られ、ロードを走るよりも楽なんですね。
そして今日のような雪の日も、木々が雪を遮り、積雪もだいぶ抑えられていました。仮に積もっていても、下は土ですから、ロードのようにシャーベット状に変化せず滑ることもほぼありません。適度にトラクションがかかり、結構快適に走れるわけです。
さらにコロナ関連で極め付けは、こんな雪の日に森の中で走ろうなんていう「変態」は他にいるはずもなく、誰とも会わずに一人快適に練習を続けることができるのですね。
とにかく、こんな悪条件でも探せば必ず走れるところがあるのが、私たちランナーの恵まれた点ですね。