こんにちは、ランマニアです。
世界選手権から2週間が経ち、そろそろあのレースやイタリアでの生活の記憶も次第に薄れてきた頃です。
帰国後しばらくは時差が戻らず、毎日眠くて仕方がない日々が続きましたが、先週あたりからようやく生活のリズムも戻ってきて、練習にも影響がでない状態になってきた印象です。
そんな昨日は、久しぶりにVO2 Maxに刺激を入れる1kmのインターバルを行いました。
先月のテーマはこのVO2Maxの向上(というか、少しでも元に戻す、といった程度ですが)で、本数は少ないですが、3週連続で1kmのインターバルを取り入れ、徐々に3分15秒前後のペースに余裕が出てきた状態でした。
世界選手権で2週ほど空いてしまい、昨日はそれ以来のインターバル走でした。
脚の疲労はそれほどなかったため、アップの段階で3本はやりたいな、と思っていました。
これまでは山練習の合間にインターバルを入れてきたため、どうしても疲労が残った状態で、3本目は難しい状態でした。
昨日は休養は十分だったため、久しぶりに3本できそうな脚の状態だったというわけです。
結果、3本とも3分16秒前後で走ることができ、体感的にもこの辺りが現状のVO2Maxなのかなと実感したところです。
正直、随分落ちたな、といった感じです。
2016年〜2017年にかけて、40代で最も速く走れていた時期があったのですが、この頃は1500mが4分15秒、5000mが15分50秒、ハーフが1時間12分台、マラソンが2時間39分台と、今にして思うと最強時代でした。
この頃の1kmのインターバルは、調子がいいと3分02秒、3分00秒、2分59秒と、今とは比べ物にならないほどのスピードでこなしていました。VO2Maxよりも若干速いペースでしたね。
体に最高強度の負荷をかけて、呼吸器系、循環器系を維持しようという意図があったように思います。
ところが、この後故障をして数ヶ月ジョグしかできない時期が続き、結果的に復帰はしたものの、次の時には同じスピードで1kmを走れなくなっていました。
どんなに頑張っても1kmで3分5秒が切れない。インターバルだと3分10秒くらいかかってしまうようになりました。
そこからさらに3年ほど経過したのが、現在。
インターバルでは3分15秒がやっと。自分の中では、この1kmのインターバルが持久的能力のベンチマークとなっているのですが、確実に衰えていくのを実感することとなりました。
確かに、練習の中心がジョグですし、定期的にVO2Maxの練習は入れてはいません。解糖系の練習なんてほぼ皆無です。
なので、衰えていくのは当然なのですが、実は7年前の最速だった頃も、特にそうした練習は入れてませんでした。
今と同じような練習でしたが、もともとの地力のようなものであれくらいの能力は維持できていたように思います。
昨日のインターバルも、7月に再開してからもう4回目となるのですが、タイムはほとんど変わらず。
以前も久しぶりに取り入れた際は、確かに若干衰えたな、と感じても、1、2回走ればすぐに元に戻っていました。3分10秒くらいは頑張れば出せていたのですね。
それが、昨日は3分10秒など到底出せそうにないほど、しんどく感じてしまいました。
確実に能力的な衰えを実感する状態でした。
X(旧Twitter)のプロフィール欄にあるように、自身の目標は、トラックやロード、スカイランニングなど、場所や距離を選ばず長距離種目をできるだけ速く走ることです。
7年前はそれがいい形でバランスよく実現できていて、あの状態が理想であると言えます。
とはいえ、故障もせず、体調も落とさず、1年間ずっといい状態で走り続けるのはなかなか難しいと思っているので、今はひとまず故障だけは避けながら、年間通してそこそこの調子を維持したいと考えています。
その中で、トラックやロード、スカイランニングにおいて、そこそこのパフォーマンスを発揮していければと思います。
そのためには、やはり長距離ランナーとしての地力を高め、それを維持することが重要と考えています。
具体的には、長く走る力、速く走る力、これを少しでも高めることですね。
長く走る力は、ここ数ヶ月である程度戻せてきたように思います。しかし、速く走る力は、もうここ何年かトレーニングとして取り入れてきていませんでしたので、意図的に実施しなければならないと思っています。
もう年齢も年齢なので、どこまでスピードを戻せるかわかりませんが、マスターズ最強の利根川さんが、あそこまでスピードを戻せているのを見ると、トレーニング次第でまだまだやれそうな気はしています。
また、ここからどこまで長距離ランナーとしての能力を戻していけるか、挑戦すること自体が楽しみなわけですね。
いずれにしても、故障をしてしまうと全てが振り出しに戻ってしまうので、そこだけには細心の注意を払いながら、再び次の目標に向けてステップを踏んでいこうと思います。