こんにちは、ランマニアです。
いやー、今朝は久々にしんどかった。
高校生と一緒にインターバルトレーニングをやったのですよ。しかも1000mを5本とかいう、数日前から憂鬱なやつを。
この練習は主に最大酸素摂取量を向上させるためのトレーニングで、ダニエルズさんの換算式で算出すると、ランマニアは1km3分15秒弱くらいのペースで行うことが望ましいとされています。
ただし、ランマニアの場合は慢性疲労症候群がありますので、レースの結果はその分差し引かれて、若干身体能力をすべて出し切れていない感覚があります。
ですので、ダニエルズさんのVDOTよりも若干速めのペース設定で練習を行うようにしています。
なので、今日のような1000mのインターバルは3分10秒を目安にしています。
で、今日の高校生や集まった仲間たちは、ちょうどそれくらいのペースで集団を形成してくれましたので大変ありがたく、ランマニア的には非常に好都合な状況でした。
結果、5本の内訳は、3分13秒、09秒、11秒、10秒、09秒という、ほぼ設定どおりに行えて、これはもう今日のメンバーに感謝です。
さて、これだけの練習をこなすと、やはり疲れも尋常じゃないんですね。もう午後はぐったり。昨日は戦闘モードで疲れを感じない、なんて言いましたが、そんなことはなく、もう家でゴロゴロするしかないほどですよ、本当に。
さあ、大切なのは明日以降です。
自分の感覚ですと、今日のダメージはかなり大きいと考えています。
高校生たちと張り合ってますから、普段なら簡単にやめてしまうようなキツさでも、心理的にカバーして人間の脳が持っているもともとも防御機構「もうやめた方がいいよ」を抑え込んで走ってしまいました。
これをやった時は、自分が思っている以上に体へのダメージが大きく、このあと数日どっと疲れが来ることが予想されます。
もう一度言いますが(というか自分に言い聞かせますが)、本当に重要なのはここからです。
トレーニングを積んで、その効果が現れるのは「休んでいる時」です。
トレーニングは体を変える「スイッチ」を入れる作業。
休養は、スイッチが入った体を「変える」作業。
です。
つまり、トレーニングは常に「休養」とセットだということです。
体は休んでいる時にダメージが修復されながら組織が再構成され新しい体が出来上がっていきます。
そして、人間の体(というか生命体)がすごいのは、そうしたダメージを受けると、それを修復して再び回復すると、それまでの能力よりもさらに高い能力が身について再生される特性があります。
これを超回復と言ったりします。
ちょうど、木の枝を刈り取ると、その場所から非常にたくさんの若い芽が生えてきて木が若返るのに似ているでしょうか。
人間の体も、現在の持っている体がダメージを受けると、その再生の過程で能力が高まるような回復を見せることがわかっています。
ですから、この回復の過程をしっかり作ることがトレーニングをする上で非常に重要だと考えています。
なのでランマニアは、今日のような体に大きな負荷のかかる練習をした時は、最近はしっかり休むようにしています。
知り合いの中には、こういう練習の翌日に30kmとか40kmとかを走ってさらに負荷をかける人もいますが、正直わたしにはそれは無理ですし効果も見込めないと思っています。
今のランマニアの体は、体がダメージを受けてその損傷をせっかく修復している最中ですので、ここで追い討ちをかけるようにさらに損傷を加えてしまうと、その回復分を帳消しにしてしまう印象を持っています。
こうした、負荷をかける→回復させる、のサイクルを出来るだけ長く続け、体が大きな変化を起こして、私たちランナーにとって重要な「走力が高まる」現象が現れるのは、だいたい6週間程度とダニエルズさんは言っています。約ひと月半というところでしょうか。
ランマニアは2月中旬から2週間ほど、ふくらはぎの状態を回復させるため、一時的にポイント練をやめていました。
ですから、3月から6週間というと、ちょうど4月の半ば頃になりますね。
本当はこの時期にレースを入れて走力の高まりを確認したいところですが、このコロナ騒ぎでどうなるかわからないところが辛いところです。
ただ、いまはそれなりに手応えを感じているところなので、ひとまず怪我に注意しながらこのサイクルを維持していこうと考えています。