ランマニアは故障マニア

こんにちは、ランマニアです。

昨日は久々の短距離練習。

200m全力走をやってみて、思ったよりも筋や神経系にダメージが出た感じがしたので、今日は思い切って休養にしました。

昨日の走行距離などは、アップ、ダウンを入れても7kmほどですから、以前のランマニアなら「7kmしか走ってないなら、今日もやれるだろ」と無理に走っていたと思います。

そういった、距離に拘らず、練習の負荷や脚への負担などを考慮して休めるようになったのは、やはり常日頃から自身の疲労や脚の感覚に目を向けられるようになったからだと思います。

さて、ランマニアは本格的に陸上を始めた高校生の頃から、多種多様な故障をしてきた経歴があります。

特に、30を過ぎた頃からの故障の頻度は、それまでよりも大幅に跳ね上がった印象があります。

高校では、長期間(3週間以上)にわたる故障はわずか2度しか経験していません。

一度は、長距離ランナーならおそらく誰もが経験する「シンスプリント(スネの内側の痛み)」です。比較的成長期の頃に起こりやすい故障ですね。ランマニアも、高1の頃発症し、2〜3週間程度休養を余儀なくされました。

二度目は、これは少しレアな故障ですが、膝蓋骨(膝のお皿)を覆う滑膜が骨の隙間に入り込んで痛みを生じる「タナ障害」というものに罹りました。

これはかなり厄介で、一月ほどの長期離脱になった記憶があります。また、これは大学時代にも一度だけなり、その時もかなりの時間棒に振りました。

ランマニアは、若い頃から走り方の特徴として、どうしても大腿部(ふともも)の外側の筋肉を使いやすい傾向があります。この「タナ障害」は、大腿部の内側(内側広筋と言います)をしっかり使って走らなければ発症しやすく、この怪我をして以来、走る時には常にこのことに気を配るようにしています。

学生時代まではおおむねこの程度しか故障はせず(大学時代は病気をしたので故障もしなかった)、比較的順調にパフォーマンスを向上させることができました。

ランマニアの故障が増えてきたのは、30歳を過ぎたあたりです。

故障の部位は膝から下が圧倒的多数(というかタナ障害を一度やった以外は全て膝から下)で、ふくらはぎ、アキレス腱、そして足底筋(腱)の3箇所を何度も痛めてきました。

最も多いのがふくらはぎの肉離れです。

レース中に大規模なものを1回(外から見て出血が見えるほど。3週間ギプス固定です。)やった以外は、「チク」っとなって数週間休養、というのを何度もやりました。

ふくらはぎの肉離れは、どこかに「チク」が現れると、ほかの場所にも波及するので注意が必要です。なので、「チク」っとしたくらいでは走れなくもないのですが、こういう症状が出たときは、すぐに休むようにしています。

最も厄介なのは、「足底筋(腱)膜炎」です。

こいつは下手をすると数ヶ月単位での休養を余儀なくされる場合が多いです。

なぜそうなるかというと、「そこそこ走れてしまう」からです。

走れないほどの「激痛」ではないため、「ジョグくらいならできる。だからジョグで様子を見よう」という判断をしてしまうことが非常に多いのです。

ところが、この足底筋膜炎は、ジョグをしただけでも確実に悪化します。そして最終的には、気づかぬうちにポイント練はおろか、ジョグすらできなくなって、気がつくと全治1ヶ月、とかになってしまうわけです。

この怪我は、はじめに足裏の土踏まずの張りや、かかとの土踏まずよりのちょっとした痛みが現れます。本当に軽い痛みですが、はじめは「まあ、走れるか」と感じるので、スピード練とかも普通にやれてしまうんですね。

しかし、この状態でペースを上げると、間違いなく痛みは広がります

どんな故障でもそうですが、初期対応が非常に重要です。

足裏の痛みがどこかに少しでもあったら、すぐに休むことが賢明です

アキレス腱炎は、前兆はあるはずなんですが、ポイント練習やレースの後などに突然発症することがあります。

昨年やったときは、1000mのインターバル後、突如発症しました

ただ、アキレス腱炎はチェック方法があります。

通常アキレス腱はつまんだくらいでは痛まないのですが、炎症を起こし始めると軽くつまんだだけでも激痛が走ります。

走っても痛くないのに、つまむと痛い、という場合があるので、ランマニアは常日頃から、アキレス腱をつまんで痛みがないかどうか確認しています。

故障は、最初に少しだけ痛んだ時に、思い切って休めば数日でよくなる場合がほとんどです。

しかし、数日を我慢できず、1日やってしまっただけで全治1ヶ月とかになってしまうことがあります。

ランナーは走りたくて仕方がない生き物ですが、その1日を我慢する勇気を持てるようにしたいものです。

私のことなんですがね。

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