こんにちは、ランマニアです。
先月のちょうど今頃、故障明けとしては最初のトラック練習をしにいつもの競技場までジョグで向かい、LT走を初めて400mでふくらはぎに痛みが出てしまいました。
そこで完全に休むことを決めて、その後1週間ウォーキングだけで通し、3月に入ってゆっくりとジョグから再開して、今日でちょうど3週間。
再び同じ競技場でスピードを上げようとしたところ、やはりアップの時点で同じ箇所が痛み、走ることができませんでした。
1月、2月、そして3月と、こうも同じことを繰り返していると流石にメンタルも凹みます。
以前もこのようなことはよくあり、一昨年は足底筋膜炎で数ヶ月棒に振りましたが、やはり治っては痛めの繰り返しは気持ちにがやられますね。
今回は、かなりふくらはぎに力を入れても痛みはなく、ジョグでも全く気にならなくなっていたところでしたので、ちょっと驚きました。
「え、まじで?」と、思わず口にしたほど。
確かに、確実に状態は良くなっていることから、痛みの程度は軽いのです。
1月が10の痛みだとすると、2月が5、今日は2くらいの痛みでしたが、すぐにやめました。
なので、数時間経った午後にはもう痛みを感じることはなく、なんならジョグにでも行けそうな状態です。
しかし、今日のようにアスファルトの上を比較的薄めのシューズで、フォア気味に接地して走り続けると、腓腹筋(ふくらはぎの筋肉の一つ)の張力に筋が負け、微細な損傷が引き起こされるのですね。
これはおそらく、痛みや自覚症状がないレベル、非常に微細なレベルでの筋組織の再生が完了しきれていない状態で練習を継続していることが原因なのだと思います。
痛みがないから、「もう大丈夫」と勘違いしてペースを上げたり、フォア気味で接地をしてしまう。
多分、ゆっくりのジョグ、芝生の上でのジョグをしばらく継続する分には次第に良くなっていくのでしょうが、走力の衰えを実感することからついつい焦ってペースを上げてしまうのですね。
そうすると、治ってきたとはいえ、以前と同じような筋力を発揮できない部分に同じ負荷がかかり、結果的に治りかけている組織を再び傷めてしまう、という悪循環が生じているのだと思います。
まあ、初めのころに危惧していた「無限ループ」です。
完全休養の期間、その後のジョグの入れ方などは、おそらく間違ってはいないと思うのです(痛みや症状はとても良くなっているので)。
問題は、その後比較的短いスパンでファルトレクなどの高い負荷をかけてしまっていることが問題なのだな、と今回は思い知らされました。
走れてしまうだけに、それがイコール筋の状態が完全に戻ってきたと勘違いしてしまうのです。
先月にしても今月にしても、休養期間1週間。リハビリジョグを1週間、その後徐々に距離を伸ばし、その翌週あたりでスピードを上げる。走る期間は大体3週間です。
このスケジュールは、これまでの故障明けのパターンとしては、決して無理なペースではなかったのですが、今回はそれでも再発を引き起こしてしまいました。
もちろん、今回の傷め方が思ったよりも酷かったと言うこともあるでしょうが、それよりも、以前に比べ回復の早さがとても遅くなっている気がするのですね。
こんなに慎重に戻そうとしても、傷めてしまう。
筋の柔軟性や再生能力が老化の影響を受けているのかもしれません。
結局、年齢を重ねて記録を維持すると言うことは、こう言うこととの闘いなわけで、そこが難しいところなんですね。
若い頃と同じような練習をしようと思えば、どうしても足を傷めやすくなってしまう。
強い練習をすれば速く走れるようになるのかもしれませんが、そうすると今度は故障のリスクが跳ね上がり、速く走れる期間もとても短いものになってしまう。
このジレンマをどう解消していくかが中高年ランナーの重要なテーマなんだと思うのです。
昨年のようにうまくいく年もあれば、途端に悪循環に陥る時期もやってきます。
何十年も走ってきましたので、まあこう言うことはよくあるのですが、その度に「さて、どうしたものか」と悩むわけですね。
ひとまず、また1週間は走らず様子見です。
問題はその後ですが、今回はもう一月くらいはジョグだけで通そうかなと思っています。しかも、再開は本当にゆっくりと。1kmから初めて1日ごとに1km増やす、くらいのスローペースで。
今の段階でしゃにむにスピードを鍛える必要はないわけですし。
その状態で、ひとまず足の回復を見守ろうと思っています。