オーバーヒート

こんにちは、ランマニアです。

このブログとTwitterを始めてからは初の事態でしょうか。

今日、ついに「走れない」という状況に陥りました。

一昨年まではかなりの高頻度でこういうことはあったのですが、ダニエルズ練を始めてからはなんだか体(おそらく脳の組織も)が丈夫になった気がして、今日のように「全く頑張れない」「踏ん張りが効かない」という状態はほとんどなかったのですね。

脳のオーバーヒート

実際の生理学的なメカニズムの真相は別として、今日のような状態になってしまった時の、自身の感覚、イメージとしては、「脳がオーバーヒート」している状態です。

パソコンのCPUの温度が上がりすぎてしまって処理がもたつく現象、ってみなさんも遭遇したことがあるかと思いますが、ちょうどあんなイメージです。

もう、脳がすっかり疲弊しきって、抹消(筋)に指令を送れなくなっている状態。そんな状態です。

こうなってしまうと、もう何をするにも億劫で、何かを考えたり、ちょっとした作業をしたりすることすら力が入らなくなってしまいます。

なので、大きく多数の筋肉を動かす、つまりそれらに指令を出さなければならない走る=全身運動などもってのほかなわけで。

原因を考察してみる

では、なぜ急にこんなことになったのか。

ランマニアは脳科学者ではありませんし、仮にそうだったとしても中枢神経系の疲労のメカニズムはまだまだ明らかになってはいないことが多くありますので、どうしたって推測の域を出ないわけで。

ここは自身の経験上こうなるパターンをいくつか複合的に考えてみました。

仮説1:遅れてきたレース疲れ

まず考えられるのは関所マラソンの疲れでしょうか。

今から4年ほど前になりますが、東京マラソンで念願の2時間40分切りを果たし、数年来の目標を達成した後、なんと一月以上も今日のような状態が続き、全く走れなくなったことがありました。

レース後数日は、もちろん興奮していて元気だったのですが、1、2週間経ったあたりから、経験したことのないような無気力感、脚の重さに見舞われ、丸々1ヶ月軽いジョグしかできなくなったことがありました。

なので、その時の体の状態で、持っている力をフルに発揮してしまった後の神経系の疲労というのは若干遅れてやってきて、しかもそれがかなり重篤だということですね。

今回は、それに加え、そこまで取り組んできたダニエルズ練の疲れもかなり蓄積していたと考えられます。

そうした「気持ちでカバー」してきた部分が、軽く脚を痛めて全力で走れなくなった結果、無意識のうちに「解放され」、気が抜けてしまったことは十分考えられます。

「ああ、もう休んでしまっていいかな」

そんなことを意識せずに考えた結果、踏ん張っていたものが一気に緩み、疲労感となって現れたのかな、と。

仮説2:年末年始休みの反動(脳の「筋痛」)

今年の年末年始休暇はかなり自由に過ごし、好きなことばかり(たくさん走ってたくさん食べる)を繰り返してきました。本当にここまで気持ちが楽になって充実した休暇は久しぶりで、心も身体も相当リフレッシュされたのですね。

ところがそうした生活にすっかり慣れてしまっていると、普段仕事で使っているような脳領域(人相手の仕事では特に、社会性を発揮するような領域)を突然使うことになった時、ものすごく疲弊してしまうのです。

ちょうど先日、しばらく使っていなかったトレイルの筋肉を突然使って、猛烈な筋痛が発生してしまったように、脳の部位も普段使っていないところを突然全開で使わせようとすると、慣れない分疲労度も大きくなってしまうのですね(まあ、脳の筋痛みたいな感じで)。

要はこれが脳のオーバーロードを生み、一気に疲れさせてしまった可能性は十分あります。

確かに、昨日、一昨日、そして今日も、脚の筋肉自体はほとんど疲れてなく、力を込めれば軽やかに走れる状態であったにもかかわらず、今日はその「力を込める」ことができず、結果的に走れなくなってしまいました。

脚の筋肉とは別の疲労、つまり中枢部の疲労であった可能性は高そうです。

突然仕事が通常運転で始まり、これまでしばらく使っていなかった脳領域をフルに働かせた結果、急激に疲弊してしまったことは十分考えられます。

仮説3:怪我によるストレス

仮説1にも関係することですが、やはり今はふくらはぎを痛めているため、満足な走りができません。

フォームも大きな走りができませんし、気持ちよくどこも気にせず走る、ということができない状態にあります。

こうした状態ですと、気持ちに「抑制」がかかり、脚の全てに出力を送って走ることが難しくなってきます。

これ、体験した人にしかわからないと思いますが、意外と疲れるんですね。

「痛み」は人の気力を奪います。QOLを著しく低下させます。

今回のような、激しい痛みではなくても、ちょっと気になるところがあるだけで、心理的には結構負担がかかるのですね。

こうした状態で走っていると、そうでない時に比べて想像以上に脳は疲弊してきてしまいます。

そうした「ストレス由来」の疲れである可能性も否定できません。

全ての疲労は「睡眠」に通ず

こうした「脳のオーバーロード」をきたした場合、もうとにかく寝るしかありません。

こんなブログを書いている場合ではなく、さっさと寝るのが最優先です。

あらゆる疲労の対処には睡眠が第一選択肢であることは言うまでもありません。

いえ、さっき少しうたた寝しただけでかなり元気になったのですけどね。

幸い、今日の練習も「強制終了」させられたことで、だいぶ脚の方を休ませることができました。

危なくなっていたふくらはぎもかなり回復したと思います。

まあ、ちょっと走れそうだとすぐにやりたがるこの「ランナー病」にはいい薬だったと思うことにします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください