こんにちは,ランマニアです。
肺炎騒動で多くのマラソン大会や駅伝大会がなくなり,この時期のために練習してきたランナーたちにとっては,今とても目標がなくなりモチベーションも落ち気味かと思います。
特に,高校生や大学生などの,走れる期間が有限である立場の人たちは,なかなか受け入れがたい現実ではないかと想像しています。
例えば,全国高校駅伝は年に一回だけ。3年生の受験期まで部活を続ける人は限られると考えると,事実上二回しかチャレンジできないわけです。
そういう立場にある人たちにとって,一回の競技会が中止になるということは,ものすごく大きな損失であるし,自身のキャリアにも関わってくる死活問題です。
一方で,我々市民ランナーは気楽なもんです。
今年の深谷シティハーフマラソンがなくなったところで,また来年チャレンジすれば良いですし(準エリート枠が来年はないかもしれないのは痛いですが),別の大会を探せば済むことです。
どうしてもその年の,その大会を走らなければならない,という追い詰められた状況があまりないのが,我々市民ランナーの気楽なところでもあります。
もっと言えば,高校生や大学生は,いついつまでにどれくらいの記録を残しておかないと,という様々な「期限」があります。
○○の標準記録を突破しておかないと,といった期限は様々な場面で訪れるでしょう。
確かに,市民ランナーの中でもスーパーエリートなランナーの人たちもたくさんいますから,そういう人たちは毎年標準切りへのプレッシャーの中で競技を続けているのだと思います。しかし,それとて,極端な事を言えば今年である必要はありませんし,余程の高齢でない限り,またチャレンジをすれば良いのです。
こういう余裕のある競技への取り組み方を,社会人になって知ってから,学生時代は随分と生き急いでいたな,と今振り返ると思います。
そういう意味では,社会人ランナーになってからは競技に対して随分心の余裕が出ましたし,むしろ長いスパンで計画を立てられるので,純粋に走る事を楽しめている気がします。決して,競技に対するモチベーションが下がったわけではないのに。
で,今こうして「大会なんかやってる場合ではない」状態になっても,確かに少し目標を失いがっかりした面はあるものの,それほどモチベーションがガタ落ちして練習のやる気が出ないということも,あまりありません。
この肺炎騒動もいずれは収束するでしょうから,その後に向けて今は準備をしていこうと前向きな気持ちになっています。
それは多分,普段の練習を,嫌になるまでやってないからだと思います。
ランマニアは,慢性疲労を抱えているため,普段の練習から常に「腹八分」なんですね。もう少しやったほうがいいんだろうな,というところでやめてしまうので,常に,この続きは次回にしよう,で終わるのです。
そうすると,いつも物足りなさを感じているので,練習もあまり嫌にならないんですね。
だから,普段からそんなに我慢して無理して精進しているわけではないので,大会の一つや二つなくなったところで,燃え尽きたりはしないということなんだと思います。