神経系の疲労が筋疲労を抑制している(リミッターがかかりすぎている状態)

こんにちは、ランマニアです。

先週火曜日のVo2Maxインターバルで途中棄権してから中二日でしたが、昨日は先週も行ったLTペースの1.6km×5本を実施しました。

先週行った際はその前に3連休を入れていたため、そこそこ走れてもおかしくないな、と思っていてその通りになりましたが、今週は三日前のインターバルをこなせなかったこともあり、それほど走れるとは思っていませんでした。

ところが、アップの時から思ったよりも脚がよく動き、あまりだるさも感じなかったのですね。

そして週に2回しかない強度の比較的高めの練習を二度とも失敗するわけにはいかなかったので、昨日は若干慎重になり、初めは様子見で出力を抑えて(あまり脚に力を込めず、軽く動くところでやめておく)走り始めました。

しかし1kmの通過が3分27秒と思ったよりも速かったので、だいぶスピードに余裕を感じ、その後も出力を上げずに余力を残してLTペースを維持し続けることができました。

4本目には1km3分24秒くらいまでペースが上がってしまったので、次のインターバル走のために余力を残したいと思い、ラストの1本は3分30秒くらいまでペースを落として疲れを残さないよう練習を終えました。

前回も述べましたが、ランマニアの疲労は神経系のものだと考えられているので、三日前にあのような結果になっても、脚の筋肉自体に疲労があるわけではないので、昨日のように突然復活してしまうことがあるのですね。

それどころか、昨日は先週よりも速いペースで走ったにもかかわらず、走行後も今日も脚の疲れがほとんどなく、日常生活でも脚の重さをあまり感じない状態になっています。

神経系の疲労があると実際の筋疲労以上にものすごく疲れたように感じてしまうのですが、その疲れに隠れて、いつの間にか筋肉が疲れにくく回復しやすいものに発達してきたようです。

なので、ランマニアにとってはこの神経系の疲労とうまく付き合うことで(悪化させないようにし、すぐに回復させられるようにする)、本当に少しずつですが筋繊維の適応を促すことができると考えています。

それを、練習をやりすぎたりペースを上げすぎたりして神経系の疲労が数日で回復しなくなるまで追い込んでしまうと、筋肉への刺激が足りなくなってしまい、さらにワンランク上の適応を促すこともできなくなってしまうのですね。

つまり、現状ランマニアの走力向上は神経系の疲労度が鍵を握っていて、「神経系の疲労以上の練習ができない=神経系の疲労以上に筋疲労を引き起こせない」、ということになります。

それが今まではどうしても記録向上を焦るあまり、神経系が疲労し切ってしまうほどの練習をしてしまったがために、継続して筋に刺激を与えることができなくなっていたのですね。

(もっとも、これは体のリミッターが必要以上に多めにかかっていることでもあるので、そのおかげで筋に過大な負荷がかからずに済んでいるというメリットもあるんですけどね。)

ところがこのダニエルズのゴールドプログラムが、ちょうど神経系の疲労が走れなくなるほどまで追い込まなくて済む程度に設定されていて(まあこれはたまたまなんですが)、漸次的に筋疲労を引き起こせるようになっているのが大変ランマニアにフィットしているところです。

なので、今月に入ってフェーズⅢに移行しても、やはり無理なく練習を継続して少しずつ力がついてきている実感があります。昨日のLT走でも走力の向上を感じましたし。

さてそんな状況でも、やはり火曜の4分インターバルはまだ5本完遂できる自信がないですね。Vo2Maxレベルの出力となるとかなり神経系にも負荷がかかるためだと思っています。

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