こんにちは、ランマニアです。
暑さの中でどこまで安定的に走れるかが鍵となった8月ですが、久しぶりに故障もない状態で一ヶ月をしっかり走り切ることができました。
今月は、距離を踏むジョグを中心に据えながらも、週一で体に速い動きを思い出させたり、心拍数を上げたりする短めのレペティションを取り入れながら基礎体力を戻していく月間にしました。
今日、豪雨と気温低下で久しぶりに「暑さ」が影響しない練習を経験しましたが、昨日までの脚のだるさを考えると、これは相当に暑さがパフォーマンスに影響していたな、と改めて実感しました。
なので、ジョグが中心とはいえ、この一ヶ月は結構厳しい練習を積んだ印象が残っていたのですね。実際には大した練習ではないのですが。
さて、今月は当然ここ数ヶ月では最も走行距離が伸び、今年1月以来の久々の月間300km超え(350km超え)を達成したことについてはそれなりに達成感はあるのですが、個人的に最も手応えを感じたのは、1週間の同程度(の負荷)の練習サイクルを約5週繰り返すことができたことでした。
週80km程度の走行距離の中に、週1回比較的強度の高いレペティションを取り入れつつ、この負荷を5週間継続できたことが、最も大きな成果でした(心理的にも自信を持てたし、走行中の脚へ伝わる衝撃もだいぶ軽くなり脚の強靭さを実感できるようになってきた)。
この一月で最も大きな変化を感じたのは、一回の練習で距離が伸びてもその練習が楽に感じるようになった、というのではなく、少し高めの負荷をかけた後にもそれほど疲労が残らず練習を継続できるようになってきたことです。
まあ、簡単に言えば「疲れにくく回復しやすい脚になった」ことですね。
これにより、例えば400mのレペが入ったとしても、その週にロングを入れられたり、逆にロングを入れた後にも強度を上げたレペができるようになったり、そんな効果を体感できました。
そして振り返ると、7月下旬に練習を再開してから、疲れ方や回復の度合いが明らかに改善された実感を得られたのは、8月も下旬に入ってからでした。
つまり、1度や2度長いジョグを入れたり、久しぶりに速いスピードで走ってみても、そうそう体が戻ることはなく、やはり一月からそれ以上の時間は必要であることがわかります。
改めて「時間をかけて衰えた力は、時間をかけて戻すしかない」ことを実感したところです。
そして「時間をかける」というのも、それなりの練習(90分や120分のジョグを織り交ぜつつ)を繰り返しながら継続する、という条件も付け加えます。
90分以上のジョグとなると、1度の練習でかなりの疲労が残ります。脚へのダメージも自分が思っている以上に大きいものがあります。
そうした練習を入れながらも、長い休みを必要としないほどの回復力を身につけ、また次の練習を継続できる体を手に入れなければ「時間をかける」ことすらできなくなります。
今月は久しぶりにこのように速やかに回復していく体を実感し、「練習を継続できる体」というものがどのような感覚だったかを思い出すことができました。
8月にここまで走れてしまうと、9月はさらにステップアップして400km、と行きたいところですが、これまで300kmすら走れていなかった体が、突然350kmを超えてきましたので、ここはあまり欲張らず(30日しかありませんし)、もう一度350km程度を目安にするのでちょうどいいと思っています。
ただ、9月はレペのような高い強度の練習は一旦中止し、今度はやや強度の低めのLTレベルの練習を取り入れていき、持久的能力のベースを固めていこうと思います。