こんにちは、ランマニアです。
さて、今日は毎回Twitterに上げている練習記録ですが、そのペースが遅過ぎる件について。
古くからブログを読んでいただいている僅かな方々はご存知だと思いますが、ランマニアは少し通常のランナーとは違った事情を抱えていて、それが競技に対して相当に影響しているという現状があります。
簡単に言えば、学生時代に発症した慢性疲労症状がほぼ完治しない体になってしまい、その症状の軽重によってパフォーマンスが大きく変動する、というものです。
疲労がそこそこ抜けて体が軽い時にはそれなりのタイムで走れるのですが、少し負荷の高い練習を続けてしまった時などに疲労が一気に溜まると、途端に信じられないほどパフォーマンスが低下してしまいます。
一例を挙げると、直近では昨年末に走った「川内杯栗橋関所マラソン」の10kmでは、非公認ながら33分45秒と、そこそこのタイムで走ることができました。
言ってみれば、この辺りがここ数年のベンチマークとして妥当なところだろうと思います。
単純にこのタイムをダニエルズさんのVDOTに当て嵌めますと、だいたい63前後になります。同年の5000mは16分11秒というのがあり、これでも64に行くかどうか。
まあ、この辺りに自身の持久的能力の壁がありそうです。
そこで、このVDOT64とか63で例えば「Eペース」を参照してみますと、3’59”〜4’34”/kmという恐ろしいペースが弾き出されます。
いくらダニエルズさんのEペースが速いと言ったって、これはランマニアにとっては衝撃的なペースです。
ここで白状すると、いつもランマニアがTwitterで報告している「Eランニング」のペースは、通常1km5分を普通に超えるペースです。
はい、Eペース詐欺ですね。
この要因の一つは、最初に述べた疲労症状の影響が大きく、通常の鍛錬期における練習内容では、普段の疲労症状がかなり大きくなり、本来の「VDOT」レベルを発揮することができなくなるからなんですね。
疲労がすっかり抜けて、疲労症状が限りなく少ない時などは、ジョグの終盤に軽々1km4分30秒くらいで巡航できることはあります。これはかなり稀なことですが。
なので、このVDOTの数値とペースは、多少のずれはあるものの、だいたい自分の持久的能力をうまく表していると考えています。
一方で、そこそこハードな練習を積んで疲労を抱えた状態で普段のジョグを行おうとしても、とてもじゃないですが1km4分30秒の平均ペースで走るなどということは不可能です。
不可能どころか、脚の動きが悪い状態なのでおそらく故障に繋がるものと思います。
ランマニアの場合は、疲労がある時とない時との差がとても大きいので、練習による疲労が大きい通常の鍛錬期はVDOTをほとんど無視して走らなければならなくなるのですね。
ですが、その疲労症状さえなければ、おそらくかなりVDOTに沿ったペースを維持できていると考えられることから、その低下分を差し引いて、キロ5分ちょいで走れた時でも「Eランニング」と定義しています。
しかし、そうした「安定的な」疲労症状よりも、さらに強い疲労が襲う場合があります。
レースの数日後とかハードな練習を立て続けにこなしてしまった後など。
こうした際には、5000mや10000mのタイムからは信じられないほどのジョグのペース、キロ7分近くから入り、ジョグ終了の時点でも6分をようやく切れるくらいのペースになってしまうことが稀にあります。
こんな時は、もはや「Eペース」などとは口が裂けても言えないので、単なる「ジョギング」、「J」の表記にしています。
このような背景から、とにかく社会人になってからは「ジョグが遅すぎる人」として仲間内では有名になっていて、たまに合同練習などで数人でアップをしようものならフツーに追いていかれるのですね。
5000mをそのタイムで走っておきながら、なぜそのアップ?と周囲からは苦笑されます。
まあ、自分自身の中では「アップで温存して、本番で全エネルギーを出し切る」というのが鉄則になっているので、このスタイルがベストなんですけどね。