10月振り返り

こんにちは、ランマニアです。

レース月間だった10月もあっという間に過ぎ去り、終わってみれば4レース全てに出場したハードなひと月となりました。

当初、志賀高原エクストリームトレイルの負荷がかなり高そうだったため、びわ湖バレイスカイランは回避する予定でしたが、せっかくの日本選手権でタイトルを取りたいという気持ちが高まり、結局強行日程で出走することになりました。

そんな10月は、第一週の高島平ハーフマラソンからスタートしました。

久々の公認ハーフマラソンでかなりモチベーションも高まり、調子もまずまずではありましたが、残念ながらレース前にトイレをしっかり出すことができず、途中二度のトイレ休憩によってタイムは過去最低のものとなってしまいました。

ロスタイムを除けば、1時間14分台も見えていたレースだっただけに、公認記録として残せなかったのは残念でした。

久々の公認ハーフに出走し快調にペースを維持しましたが、無念のトイレ休憩で終了

続いて第二週は、スカイランニング協会が設定しているバーティカルのシリーズ戦、VGAMES の公式戦、烏帽子スカイラン。

烏帽子のバーティカルコースは、序盤から比較的走れる傾斜の続く、バーティカルとしてはやや距離の長めのレースで、自分としては参戦以降得意としているコースです。

今回は、年間シリーズの総合ポイントにも関わるレース、さらにはマスターズ部門では数少ないポイント対象レースということで、個人的には失敗したくない大事なレースとして位置付けていました。

結果は、ベスト記録には及ばなかったものの、トップから7分30秒差の総合7位、マスターズ部門でも年代別1位となり、ひとまず年間シリーズのポイントを確保することができました。

バーティカルは自分でも得意に感じている種目なので、目標が達成できて満足感は高かったレースでした。

走れる登りと最後の絶景は、このレースが個人的に最も好きなバーティカルレースの理由です

そして第三週は一転、最も苦手な長距離レース、志賀高原エクストリームトレイルのロング55kmです。

55kmという距離は、昨年の世界選手権で走って以来の長い距離で、スカイランニングでは「SKY ULTRA」のカテゴリーに位置します。

なぜこの最も苦手としているレースを走ろうと思ったかは、今回はこのロングコースが、スカイランニング協会の全日本選手権、SKY ULTRA部門に設定されていたことと、このエクストリームトレイルのコースが、紅葉で色づいた静かな志賀高原を淡々と走れるのが楽しかったからです。

季節的にも、標高的にも、まず暑さは気になりませんし、多少寒くても走ってしまえばちょうど良い体感温度となることから、スカイレースの中でもこのレースは最も好きなコースだったのですね。

ただ唯一の懸念は、55km、累積2850mもの本格スカイレースを、ほとんど山練習をしないで果たして走り切れるのだろうか、ということでした。

結果的には、ペースを抑えることで体力的には全く問題なく走り切ることができましたが、最大のトピックスは、最初の登山道が終わってゲレンデに入る木製の階段で、前方向に豪快に転倒してしまったことでした。

かなりの勢いで転倒したので、左腕と胸部、そして両大腿部と膝を強打し、あまりの痛みにしばらく動けなくなるほどでした。

特に、左大腿部の痛みは尋常ではなく、着地と膝の屈曲ができないほどの痛みで、一瞬リタイアが頭をよぎりました。

しかし、骨折をしたわけではないと思うと、とにかく痛みさえ堪えれば走れると判断し、結局その後40km以上も痛みを堪えて走り通すこととなりました。

最終結果は、ほぼ目標タイムでは走れたものの、マスターズ部門では4位となり、残念ながら入賞を逃すことになりました。

それでも、骨折等の大怪我にはならずに、どうにかSKY ULTRAのコースを完走できたことはある程度の自信となりました。

毎年期待通りエクストリームな天候になる志賀高原。コースの美しさは随一です。

本来ならここで10月は終える予定でしたが、この志賀高原でメダルが取れなかったのが相当に悔しく、打撲の痛みもなんとか回復したこともあり、直前で第四週のびわ湖バレイに参戦することにしました。

このびわ湖バレイのバーティカルも、以前から得意としているコースで、今回このコースがバーティカルの日本選手権となったことから、なんとかタイトルを取りたいという気持ちが高まっていたのですね。

志賀高原の疲労はあったものの、脚が動く限り、呼吸が一定のきつさを超えないように、ギリギリのラインで走り続け、どうにか年代別の1位となることができました。

タイム的にはもう少し伸ばしたかったところでしたが、最後はライバルの選手とのデッドヒートとなり、久しぶりに吐きそうになる程追い込めたので、レース内容としては満足できました。

びわ湖バレイスカイランの最大の目玉はフィニッシュ後のこの絶景。さらに帰りは楽ちんゴンドラで帰れるという、だいぶ甘んじバーティカルなのがついついエントリーしてしまう所以です。

終わってみれば4レースに出走した10月でしたが、月あたりの走行距離もこれまで通り400kmを超え、30日間走行距離も420km台と、レース月間ではありましたが安定して練習を継続できました。

初の3ヶ月連続400km超えを達成。明らかに回復力の高まりを感じ、4週連続レースを実現できたのもこの走行距離の賜物だったと思われます

レースは最初のハーフマラソン以降は3週連続トレイルレース。

ここは、スカイランニングに取り組んでいるとどうしてもレースが立て込む時期になってしまうため、このトレイル月間をどうトレーニングに結びつけるかですが、今回は2戦あったバーティカルではLT系やVO2Max系に刺激を、スカイレースでは有酸素系とエネルギー代謝系に刺激を入れられたかと思っています。

トレイル率が高くなった10月ですが、ハーフも走ったため、総じてLT系に刺激が入ったと思われます。

今月も、毎日のトレーニングは通勤経路を走りにあて、概ね10マイルは走るように意識しました。

正直、もうそろそろこの距離を超えても問題はなさそうですが、睡眠時間の確保と夕食の時間を考えるとどうしてもこの距離までが限度かなと思います。

平日のベースは2部練での10マイルジョグ。体力的には18kmにまで伸ばしても大丈夫そうですが、現状のライフスタイルでは限界かもしれません。

さて、11月はいよいよマラソンレースが始まります。

とは言っても、記録を狙うというよりはトレーニング的な意味合いと、レース自体を楽しみたいという目的で出場するレースです。

来週の松本マラソンは、義理の両親がいる地元。

年に数回訪れる松本の地を、マラソンレースで走れるというのが今から楽しみです。

そして、その二週間後は2年ぶりに出走するつくばマラソンです。

つくばは、マラソンを始めた頃は毎年のように自己ベストを更新するような走りやすいコースで、ここのところはずっと距離走代わりに走っていました。

松本の二週後ということで、おそらく万全ではないでしょうが、できればコースの良さを活かして久々に2時間40分台では走っておきたいとは思っています。

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