ヴェイパーフライの謎

こんにちは、ランマニアです。

ここまでランニングフォームの話を読んできて、勘の良い方は「それって今流行りの厚底が関係している?」と思ったに違いありません。

まさにその通り。ランマニアもあの厚底が登場し、ちょっとだけ履かせてもらった時、すぐにピンときました。

何がすごいって、まず履いて立っただけで体が前傾するんですから。自分で前傾姿勢作ろうとしなくたって、勝手に前傾させられる靴

さらに、カーボンフレームのおかげなのか厚いソウルのせいなのかはわかりませんが、とにかく跳ねる跳ねる。つまり、地面反力がもらえる

極め付けは、かかとが異常なまでに厚いため、これまた勝手にフォアフットになる

もう、ランニングの経済性を上げるための要素があの靴によってすべて満たされてしまう、とんでもない靴ですよ、アレは。

また、履いたランナーたちが共通して話しているのは、厚いソウルのおかげで長く走っても足への衝撃が伝わりにくく、疲れにくい、ダメージを受けにくい、利点もあるとのこと。

実は、前回まであまり触れなかったのですが、この「前傾姿勢」「地面反力」「フォアフット」が重なると、ものすごく「下腿(膝から下)」に負担がかかるんです。

効率よくスピードが出せる反面、人間の脚で最も大きな筋肉である大腿部(太もも)へ振り分けられていた負担が、かなり下腿部に持っていかれるんです。

だから、膝から下の故障がものすごく増えてきます

ランマニアはしょっちゅうふくらはぎの肉離れをしますし、アキレス腱や足の裏の筋肉や腱も痛めます

高校生や大学生のように、まだ回復力があり筋肉が柔軟な年頃であればそんなに怪我はしなくても、40過ぎたおじさんでは、もうこのような走りは限界に近いのだろうな、と常日頃感じています。

しかし、ここで厚底シューズの登場。ある研究では、これを履いて走ると、ふくらはぎへの負担がだいぶ軽減されたという報告もあるほど。

これは、一流ランナーだけでなく、我々一般の中高年ランナーにも朗報だと思っています。

ただ、ランマニアはもう少しアレに頼らずあがいてみようと思っています。

自分の中で、ここまで色々と自分の体を使って研究をしてきて、それで確実に速くなるトレーニング方法を考え出してきたので、その部分での伸び代に期待したい気持ちがあるからです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください