女性とマラソンを考える

こんにちは、ランマニアです。

今日3月8日は「国際女性デー」というんですね。欧州では、男性が女性にミモザをプレゼントするそうです。

それはさておき、今日は名古屋ウィメンズマラソンで、また素晴らしい記録が出ました。先週の大迫くんに勝るとも劣らない圧倒的で驚異的なレース展開。当初、びわ湖毎日マラソンをみていたランマニアも、途中から名古屋にチャンネルを変え、一山さんに釘付けでしたよ。

女性とマラソンを考える時、わたしは以前から日本人ランナーの過度な節制について問題を感じていました。

女性はもともと男性よりも脂肪が付きやすく、男性に比べるとどうしても「痩せる」ことへ意識が向きやすいと考えられます。

こうした意識が自己の歪んだボディイメージを誘発し、マラソンは、忍耐や我慢を強いられる競技特性と相まって、摂食障害などの重篤な精神疾患と親和性の高いスポーツであるとランマニアは考えます。

実はランマニアの身近な人でも、長年摂食障害に苦しみ、そこから立ち直って全国で活躍し続けている女性市民ランナーがいます。

また、つい去年あたりも、摂食障害に陥って苦しみ続けている女性ランナーのことがメディアで話題になりました。

ランナーに限らず、摂食障害を患っている方は体型を見るとだいたい一目でそれと判断できます。痩せ方が異常だからです。

そうした意味では、今日の一山さんはしっかりと肉付きもよく、健康的に体が絞れている印象を受け、安心したところです。

本来マラソンのような過酷なスポーツは、まず体が健康でなければできないスポーツです。何よりも、第一に健康が最優先だと考えています。

本来そのように健康でなければできないようなスポーツで、そこを害してまでパフォーマンスを向上させようとするのは、むしろ逆にパフォーマンスを制限していることだと、冷静になれば誰にでもわかることだと思います。

マラソンは、生理学の仕組みや栄養、エネルギー代謝など、極めて科学的な理論によって説明できる理詰めなスポーツです。我慢強さや忍耐力も確かに必要ですが、それはあくまでまずは健康と科学を重視した上での取り組みです。

走るには、様々な栄養素が必要です。糖質はもちろん、タンパク質も、そして脂質でさえもエネルギーとして利用されます。そうした知識があれば、たくさん練習するにはたくさん食べる必要があるし、たくさん練習した後はたくさん食べなければならないことは、誰にでもわかる事実です。

今日の一山さんはたくさん食べるみたいです。

食べるものをカロリーだけで考えるのではなく、その内訳、栄養素で考えましょう

糖質、脂質、タンパク質、全てが走るためにひつようなエネルギー源になります。

「太るー痩せる」理論で考えるのではなく、走るために何が必要になるかという観点で、ランマニアは毎日好きなものをたくさん食べていますよ。

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