毎日が綱渡り

こんにちは、ランマニアです。

ゴールドプログラムフェーズⅡも2サイクル目が終了し、明日からいよいよ3サイクル目に突入です。

フェーズⅠから考えると、もう6週間もこのサイクルを続けていて、思い返すとよくここまで続いたものだと、我ながら驚きの事実です。

毎日淡々とTwitterに練習内容を上げているとなかなかわかりませんが、実は結構1回1回の練習が綱渡りで、意外と「明日の練習ができるかどうかすら未知数」的な状態で練習を続けています。

ペースとかタイムとか本数を見ただけでは、「そこそこやれてんじゃん」と思われるかもしれませんが、自分としてはあくまでそれは結果であって、そうやれる自信は毎回ないのですね。

今までも、「さすがに今日は無理だろう」という日が実は何日かありました。油断をすればいつでも疲労が一線を超えて走れなくなりそうな感覚はあります。

なので、インターバルやレペに限らず、なんてことのないジョグの日であっても正直気が抜けません。

「今日の無理は確実にいつか効いてくる」という恐怖(は言い過ぎか)と隣り合わせなわけですね。

それがあるので、とにかくジョグだろうがインターバルだろうが常に前々から言っている「出力」を意識しているのですね。

長年長距離を走っていると、残りの距離と今のきつさとの兼ね合いで「あとどれくらい脚は(呼吸は)持ちそうか」という、非常に感覚的ではありますが、なんとなくそういうものがわかるようになってきます。

トラックなら400mごとに(もっと言えば200mごとに)ペースをモニタリングできますが、普段練習している「自作」コースでは見れても1kmごとです。そうすると、基本ペース配分は自分の「感覚」だけが頼りになってくるわけで。

そして、この感覚は自身の「調子」や「疲労」にも応用でき、ランマニアの場合は毎回の練習でこれを頼りに出力を調整していることになります。

例えば、毎週火曜にやっている3分インターバルはVO2MAXペースで3分間疾走するのですが、実は毎回「5本やり遂げるペース配分」ではやっていないのですね。そんな「5本目で出し切るような」ペースでやってしまっては、もうしばらく走れなくなってしまうからです。

具体的には「余力を残して5本やり遂げるペース」を常に意識しています。

これは200mのレペも同じです。16本を絶対に出し切らないように、16本目を終えてもまだまだ今日は走れそうだぞ、というくらいで終えられるように。

で、そのペース配分はどうしているかというと、これはもう本当に体感的な情報を頼りにするしかなく、前述した「このペースなら5本を余力を残して終えらる」と感じられる出力、ということになります。

当然この意識はジョグの日も同様で、例えば今日の120分E runningでも絶対に使い切らない、という意識で走ります。

ところが今日は、途中でペースが上がりすぎ(起伏のあるコースだとこういうことが起こりやすい)、120分を待たずにかなりいっぱいいっぱいになりかけてしまったのですね。出力0を意識したつもりが、小刻みなアップダウンを繰り返しているうちに、自然とペースが上がってしまったのです。

以前なら、こうなったらもう出力を上げてそのペースで120分押し通してしまっていたと思います。

しかし、今はとにかくこのサイクルを継続することが大切だと考えていることから、「あえてペースを落として」いったん疲労を回復させて走り直したのですね。今日のジョグで出し切ることは、何の意味もないわけです。

とにかく、今日のようなことがないように毎日常に「出力」を意識し、「この感覚は少し出力が高いぞ」という体感的な努力感を常に気にしながら走ることが重要なのです。

こういう体感的な基準は心理的な面がかなり影響するので、いつも一定に保つのは非常に難しいのですね。

ランマニアの中では、「このペースを維持するのはちょっと無理をしている」という感覚が境目かな、と思っています。(インターバルやレペでは終盤そうなってしまうのは仕方ないですが)

この「無理している」時間をできるだけ短くするように、一度そうなってもすぐに出力を落とせるように気を付けて走っています。

なので、1日1日の練習がやっぱり綱渡りなわけで、その日の練習が終わったら毎回「明日は走れるかどうか」と、まあ考えてしまうわけですね。

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