こんにちは、ランマニアです。
さて8月に入り3連休。疲れが体感的になくなるまで休もうと思い、無期限休養に入りましたが、思ったよりも回復が早く3日休んだところで練習を再開しても良さそうな状態になりました。
この休養の間に今後の練習計画について考えていたのですが、やはりせっかくこの4か月を通して走れる体を作ってきたこともあり、来年のフルマラソンに照準を合わせるべくダニエルズさんのトレーニングを参考にすることにしました。
ダニエルズさんのマラソンプログラムはいくつかのパターンがあり、どれをやってもそれなりに強くなりそうでしたが、ランマニア的には「4週間サイクル」プログラムを26週にわたって取り組むものが、最も自分に合ってそうだと感じこれを軸に計画を進めていこうと思いました。
このプログラムの特徴は、これまでのゴールドプログラムと同様、週に2回のQデーがあります。そしてそれ以外は基本的にジョグで繋ぐので、これまでの練習パターンを大きく崩さずスムーズに移行できそうに感じました。
しかし今回のメニューで大きく異なるのが、1週間の走行距離を自分で決定し、だいたいそれを目安にジョグの長さを調整する、と言うものです。
そしてその走行距離は週ごとにボリュームが異なっていて、例えば今週は80%、来週は90%と言った具合に、全てが100%ではありません。もちろん100%の週もありますが、毎週というわけではなく、あっても一月に1週か多くて2週。
ランマニアは先月、1週間におおよそ90km程度の走行距離で回していましたので、今回の週間最大走行距離を100kmに設定しておけば、おそらくこれまで通りの週間走行距離でサイクルを維持できるのではないかと考えています。
ところが今回のプログラムで最も問題となりそうなのが週に2回あるQデー(質の高い練習日)のメニューです。
さすがにフルマラソン対応メニューということもあり、全体的にボリュームが多いのですね。
例えば、来週2回のQデーは、1回目は100分ジョグとこれは「常識的」な練習なのですが、2回目の方はTペース1.6kmを3本走ったあとIペースで3分を3本、そしてそこでは終わらずとどめのRペース200mを6本と、一度の練習の中に3つの心拍ゾーンの練習が組み込まれている日があるのです(全てではないですが、どれも本数が多く、Mペース練も加わります)。
これを見てランマニアは直感的に「無理だな」と感じました。
前回のゴールドプログラムの時も、フェーズⅢは完遂できない練習が何度かありました。特にIペースの時間が伸びたり本数が増えたりすると、ランマニアの疲労には最も影響が出ることがわかりました(心理的にカバーできる時間を超えてしまう)。
しかし、これまでの練習の中で設定してきたTペースやIペースなどは実はランマニア的には少し無理のある速めのペースだったという事実があります。
ランマニアは基本的に練習中は多かれ少なかれ脚の疲労感を抱えたまま走らざるを得ない状態で練習を継続しています。これはもうある意味仕方がないことで、この疲労とうまく付き合っていかなければならないと諦めているのですが、問題はそれにより本来の生理的な機能が十分に発揮できず、VDOTなどの数値が実際よりも低く出てしまう難点があります。
例えば、ランマニアのVDOTでいうとTペースは3’30”/kmくらいなのですが、もしダニエルズさんの定義する「10km程度はもつペース」という努力度で走ってみると、だいたい3’25”/kmくらいのペースになってしまうのです(それでも脚の疲労がなければもっと速くなると思います)。
そうすると、多分生理学的には3’25”/kmの力はあるにもかかわらず、レースでは疲労の問題でタイムが伸びずVDOTが下がってしまっていると考え、練習では常に実際のVDOTよりも速めのペースで練習をしてしまっている、という実情がありました。
そして、今回のマラソンプログラムでは、これまでのメニューよりもQデーのボリュームが明らかに増えますので、おそらく今まで通りの調子で練習を続けていくと、疲労が一線を超えてしまい練習を継続できなくなると考えています。
そこで、今回のマラソンプログラムでは、思い切ってVDOT通りのペースで練習を行い、しっかりと求められている量をこなすように心がけてみることにしました。フルマラソンを走るにはどうしても絶対的な練習量は必要になってきますから、ペースを上げた結果距離が踏めなくなってしまっては元も子もないわけで。
確かに、Tペースでは3’30”/km、Iペースは3’15”/kmくらいというのは、ちょっと不安になるくらい余裕があるのですが、ここはあえて体に無理をさせず余裕を持たせて練習に取り組んだら体はどうなるのかを試してみようと思っています。