こんにちは、ランマニアです。
本来、自身の本命としているフルマラソンのレースがない中、相変わらず練習だけはいつものペースで継続しているランマニアです。
よく、レースがないと練習を継続するモチベーションが低下するという話も聞きますが、自身の場合はあまりそういったことがなく、最近では練習自体が「趣味」みたいな感覚にもなってきています。
もともと走ることが好きでなければここまで(35年も)続けてこれないわけですし、レースの有無で練習が中座するようなら、こうしたコロナ禍でとっくに競技をやめているでしょう。
レースが無くなったこの2年間でも練習そのものへの興味や楽しさが失われないのは、やはりそもそも「走る」という行為そのものに楽しさを見出せているからだと思います。
とはいえ、そうしたメンタルな面とは裏腹に、体はもうかなりのおじさんなので「気持ち」だけで練習を継続できるほど甘くはありません。
実際、昨年の暮れに故障して以来、結局今年は7月あたりまでどこかに痛みを抱えたまま練習をする羽目になり、脚を気にせず走れるようになったのも、ここ数ヶ月の話です。
7月の下旬にジョグを再開してからだいたい三ヶ月になりますが、走っている感覚では、体がワンランク上の力を備えてきたかな、と思えるには、一つの能力にターゲットを絞った練習を最低でも一月は続けなければならない印象です。
具体的には、LTを強化したければ、それを目指したトレーニングを最低週1日は取り入れ、そのサイクルを約一ヶ月。
VO2Maxを戻したければ、同じくそれを週一で取り入れて一ヶ月は継続する。
そんな塩梅です。
そう考えますと、体が長距離ランナーとして一通りの力を身につけ、ある程度の強度で練習を継続できるようになるには、だいたい三ヶ月ほどが必要になるな、と今年の故障からの復帰でイメージできるようになりました。
いやいや、故障して練習から遠ざかっても、ひと月ほど毎週インターバルやればすぐに戻るだろう、そう考えていた時期もありました。
数年前までは、二、三週間故障で練習を休んでも、二週間ほどジョグをしたらもうそこからインターバルをやってレースの準備をしていたこともありました。
まあ、駅伝など自分の都合だけで走れないレースが続いている場合には、そうした戻し方も致し方ない点はありますが、これでは再び故障を繰り返すことは目に見えています。
今年は、2月以降走行距離が一気に減少し、強度の高い練習も半年近くできなくなったことから、1から体を作り直すことを意識して取り組みました。
その意識とは、先ほど言ったように、「ある能力へのアプローチは、同じサイクルで最低でも一ヶ月」というマイルールです。
先月のLTへのアプローチも、週1という結構少ない頻度であっても一月も続けるとだいぶ体が応答して走力・体力の向上が見られました。
同じく週一で入れていた30kmのジョグに関しても、3週目あたりからかなりの余裕度が見られるようになりました。
30km走れたから翌週は35km、というようにすぐに増やすのではなく、ある程度(自分の場合は一月程度)その練習を繰り返してから量や強度を上げていくというアプローチをとりました。
こうした取り組みをここまで約三ヶ月継続してきて、今体に明確な変化が見られるようになってきました。
最も大きな実感できる変化は、走行中の脚の「強靭さ」です。
路面から拾われる衝撃が明らかに伝わりにくくなりましたし、ジョグの最中でもかなり終盤まで脚のダメージを感じにくくなってきています。
また、最も大きな取り組みの一つが、ロングジョグと高強度練習の合間のジョグは全て「不整地」「芝」を走るようにしたことです。
いわゆる「平日のジョグ」をこれに変えてから、ふくらはぎのなんともいえない張りや刺すような痛みのようなものがほとんど出なくなったのには驚いています。
以前までのアスファルトのジョグが、如何に脚にとって危険な練習であったか再認識しているところです。
さて、とは言えこうした練習をいつまで続けるか、という話になりますが、今のところ12月あたりに一度トラックレースか10km程度のロードレースに出ることを考えていて、大きなレースとしては来年の4月、長野マラソンあたりを目指そうかと考えています。
ここのところの地方マラソンの開催具合(実際にはまだですが)を見ていますと、「長野ならやってくれそう」な印象を抱いています。
まだまだ時間はありますし、もう一段階練習のボリュームを増やす余裕もありそうです。
さすがにここまでレースから遠ざかっていると、フルマラソンを走り切るだけでもかなり不安がありますが、今はまだフルを走るには練習の絶対的な量が不足している段階なので、徐々にマラソン仕様の練習を重ねて自信をつけたいと思っています。
レースがなくても、練習ができる。
全く、同感です。
練習へ向かう気持ち、これこそがモチベーションになっています。
まわりには、不思議がられますが。
もうほとんど練習が趣味になってますからね。
競技力に繋がる繋がらないは、その後についてくる結果みたいなものですね。