調子がいい時だから試せること

こんにちは、ランマニアです。

今週は火曜日にVo2Max強度での4分間インターバル、そして今日はLT強度での1.6km走5本。

今週は先週感じたような疲労がだいぶ抜けていて、火曜日のインターバルではようやく本来のペースでの練習ができ調子が上向いてきた感じでした。

で、今日は朝から一日雨で、しかも降り方も久しぶりに本降りで、通常ならこんな日に強度の高い練習はやりたくないものですが、今日はなぜか「雨でも走りたい」などと考えていたのですね。

「走りたい」という気持ちがあるかどうかは、結構調子のバロメーターとしては重要で、疲れている時はたいてい走ることそのものが億劫に感じるものです(今日みたいな雨の日はなおさら)。

そしてアップの時点でも久しぶりに簡単にキロ4分台までペースがあがり(ランマニアのジョグは基本遅いです。キロ5分20秒くらい。)、「今日は間違いなく走れるぞ」という感覚で本練習を開始。霧雨の中、本気の高校生しか走っていない中で、やけにモチベーションの高いおっさんでした。

スタートして案の定、とにかく脚は全く疲れがなく、リラックスして無理のないフォームでペースを維持。疲れている時はLTペースくらいだとなかなかフォームを意識する余裕はないのですが、今日は無理のないフォームを作りながら走ることも可能でした。

かなり余裕があったので、多分1kmは3分30秒くらいだろうなと思って時計を見ると、3分25秒。このペースをこんなに楽に走れたのは久々で、これは調子がいいだけでなく体も変わってきたのかなと思えるほど。そのまま余裕を持って1.6kmを終えましたが、LTペースの定義通り、このペースなら10kmくらいは持つんじゃないかと思えるほどの余力がありました。

そして、疲れがない時はとにかくペースが安定するのですね。

自分の脚の動きや呼吸の荒さ、きつさなど、そうした生理的反応の微妙な違いにも気付くことができ、時計など見なくてもその感覚を維持するだけでペースも維持できてしまいます。

これは非常に重要なことで、例えばロードレースや駅伝など、正確なペースを知ることができない時などは自分の体の感覚だけが頼りになります。その体の感覚と実際のペースとが一致させられるようになると、自分の出力を調整するだけで自在にペースを操れるようになってくるのです。

そしてそれはやはり、疲れがない時に練習するしかないわけで(疲れている時は、自分の感覚とペース、出力との関係にズレが生じる)。

で、今日はまさにうってつけな状態で、調子がいい中でLTペースという若干余裕のあるペースでそれを試すことができるという最高の場面でした。

結局5本走って、ペースの増減は1.6kmで±4秒程度。正確なコースをトレースできないロードコースでかつ距離表示のない場所で4秒程度は誤差の範囲ですので、かなり自分の生理的情報と実際のペースとが一致していたのがわかります。

こういうことは疲れている時には絶対できない経験なので、本来ならば今日くらいの調子を常に維持したいところです。

前回のインターバルはかなり余力を残して練習を終えることができ、今日の練習もそれよりもさらに余力を残せました。余力を残せば次の練習をさらに余力を残せますし、良い循環が生まれます。

とはいえ、ここまでに持ってくるのが一苦労なんですがね。

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