疲れない脚と速く走ることとは別

こんにちは、ランマニアです。

先週は、ダニエルズさんのマラソントレーニングではいわゆるMペースの週となっていて、週に2回16kmほどのMペース走を行いました。

16kmなので、実はあまり大した距離ではないのですが、ここのところMペースで走ろうとすると、3分50秒を切るのがかなりしんどく、55秒くらいでやれればいいや、くらいに思ってスタートすることが多くなっていたのですね。

ところが、先週は力がついたのか疲労が抜けたのかわかりませんが、2回のペース走のどちらも3分40秒台半ばをかなり楽に維持でき、とても快適に練習を終えることができました。

以前フルで2時間40分を切った時でさえここまでのペースでは走っていなかったので、練習でこのペースで走れるのはかなり脚ができてきたんだろうな、と手応えを感じていたところでした。

そうした自信を持って迎えた今週のT週間だったのですが、その1回目のQデーが今日。

Tペースで1.6kmを3本走りその後3.2kmを走るという比較的軽めの練習であったにもかかわらず、今日はキロ3分30秒で走るのがやっと、終盤は35秒まで落ちるというちょっと予想外の結果だったのですね。

もちろん、かなり走りに影響するような強風が吹き荒れていたのは間違いないのですが、それにしても脚が動かず。先週のMペースの余裕度から考えると、この一杯一杯感は何?といった状態でした。

確かに、先週のM練習ではかなり脚を酷使しましたし、週間で100kmも(ランマニア的には「も」)走っていたので当然疲労はあったと思いますが、それにしても3分30秒ペースに余裕がなく。

やはり、薄々気づいてはいましたが、このLTゾーンを境にして体にかかる負荷が急激に変わってくるのだな、と(だから「閾値」っていうのでしょうから)。

おそらく、ランマニアにとってキロ3分40秒台のMペースというのは、どちらかというといわゆる「LT1」というやつで、血中に乳酸が徐々に増え始めてくるあたり。

そしてキロ3分30秒を切るようなTペースは、おそらく「LT2」、本格的に血中乳酸濃度が上昇し始めるペース。

で、高強度練が少なめで距離を踏むような練習で対応できるのはLT1くらいまでで、LT2を引き上げるには、やはりもっと強度の高いVO2Maxレベルの練習を高い頻度で入れていかなければならない気もしているのですね。

最近では10km RPで走るCVインターバルなんかも効果的なんでしょうけど、いずれにしてもマラソン練習を継続している以上、それらの練習の質を保つには脚がフレッシュではない気がしています。

マラソントレーニングを始めた当初は、距離の耐性を身につけながらも5000mくらいにも対応できる体を作りたい、と欲張っていましたが、実際この練習を続けてみると、想像以上に脚へのダメージが残った状態を続けなければならないことに気がつきました。

加えて、神経系にも疲労がくるので出力を上げる練習も、自然と億劫になってしまいます。

そんなこともあり、来月、急遽「センゴ」(1500m)のレースにエントリーしてみました。

いわゆる「スピード練」をほとんど入れず、マラソントレーニングだけでどこまで対応できるかちょっと試してみたいと思い。

おそらく、有酸素系の力をフルに活用しながら走ることになると思いますが、ここらで一度体に「喝」を入れ、体を目覚めさせてみようかなと考えています。

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