こんにちは、ランマニアです。
さて、今日は以前から予定していたトレイル練習をしに前回も訪れたあきる野市へ。
前回は2ヶ月ぶりのトレイルということで、登り坂が全くダメダメで、数日間筋痛にも悩まされるという新年早々情けない結果に。
今回はずいぶん前から代休を取れることがわかっていたため、山を走るには空いている平日がベスト、と言うことで少しまとまったトレイル練習を計画していたのですね。
しかしふくらはぎを痛めてしまっていたため、今回は半分お気軽登山の意識で体を動かしてこよう、と言う計画に変更。
温泉からすぐに登り始められる低山にのんびり登って軽いジョグも織り交ぜれば十分だろう、と。
前日まさかの積雪
ところが、前日日曜日は関東でも降雪の予報。
実際には平地は雨でしたが、きっと山は雪だっただろう、と。
ただ、思ったよりも気温は下がらなかったことから、積もってもアイゼン装着なんてことはないだろうなと予想し、予定通り出発。
案の定、行きの車の中から見えた山並みは、まるでアルプスのような光景で標高の高い山だけにうっすら雪が積もっている状態。まああの程度ならどうにかなるだろう、と、むしろ都内の低山で雪山を楽しめそうな予感。
今日の目標は、脚を使いすぎない程度に呼吸を追い込み、ジョグではふくらはぎを痛めないこと
そもそも、今日トレイルを入れようと思ったのも、ふくらはぎをいたわるため。
ふくらはぎを痛めているのになぜトレイルを?と思われるかもしれませんが、実はトレイルで使う筋肉はランとはかなりの違いがあり、走り方さえ気をつければ意外と患部を守りながら走ることができるのですね。
例えば、平地のアスファルトとかですと、「かかとで着地して重心が前足部に乗り、そのままふくらはぎの力を使って蹴り上げる」という動きを何千、何万と繰り返すため、ふくらはぎにはかなりの負荷がかかってしまいます。
一方、登山道を走る際には、まず走れないような急坂を登る際には「着地」というフェーズがほぼないと言ってもよく、つま先だけでふくらはぎの力を使って小刻みに上らない限りは、ほとんどふくらはぎの筋肉を使わずに登れてしまいます(階段を登るように)。
そして、尾根道のような若干平坦な部分でも、必ず小刻みにアップダウンがあるため、同じような着地→筋力の発揮が何百回も繰り返されることはほぼありません。常に路面は変化し、使う筋肉も変わってきます。
一方、登ってきたほどの急な坂を下る場合は、一見ものすごくふくらはぎに負担がかかりそうなイメージがありますが、これも前足部に力を入れてブレーキをかけない限りは、それほど無理な力はかかりません。
少し膝に負担はかかってしまいますが、踵側で着地をし、重力に任せてリズミカルに降っていけば思いのほか快適に下ることができます。
なので、ロードの高強度練やレースなどでふくらはぎにものすごい大きな負担がかかっているときなどは、あえてジョグをトレイルに替えてしまうことは結構あるのですね。
そして脚への衝撃を最小限に食い止めつつも、急登では心拍数を上げることができるので、今のようにスピードを上げて心拍ゾーンを高めて走ることができない時は、意外とトレイルは都合の良いフィールドだったりします。
山頂付近は本当に雪山だった
標高が低いうちは前日の雨で適度に締まった路面が快適で、幸いふくらはぎも問題なく、気持ちよく走れました。
しかし、標高が700mを超えたあたりから積雪が目立つようになり、目的地の馬頭刈山に到着する頃には本格的な雪山になっていたのですね。
そしてまさかの「先客」があり、ずっと足跡が続いていたためその足跡を追えば問題なくトレイルを外れることがなかったのは幸運でした。
それほど険しい山ではないとはいえ、雪の下が空洞になっていたりすると、気づかず踏み抜いたり、滑落したりする恐れがあり、こんな低山でも遭難の危険性は意外と高まるのです。
後半はロードジョグ
このようなトレイルをだいたい90分くらい走って下山し、この時点で距離は6km。
運動時間は90分とはいえ、意外と脚にはきていなかったことから、下山後はジョグで温泉まで走ることに。
昨日の時点では、今日はアスファルトを走る予定はなかったのですが、ふくらはぎの状態は思ったよりもよかったので、軽くジョグをすることにしました。
本来7kmほどで温泉に戻るはずが、途中で道を間違えトータル10kmほどになってしまいましたが、脚は全く問題なく、気持ちよく快適なジョグで帰って来ることができました。
今日くらいの距離と負荷を加えてもほとんど違和感も無くなったため、徐々に通常モードの練習に戻せそうな気がします。