正しいフォームで怪我を防ぐ

こんにちは、ランマニアです。

昨日は金曜日恒例の200mレペティション。

一本当たりの持続時間が短く、そして1週間で最も速いスピードで走る練習なので、わりと爽快で好きな練習です。

先月の400m×10 の時もそうでしたが、この短距離系の練習はランマニアにとって最も伸び代の大きい練習なため、2、3週間の取り組みでも十分変化が感じられて楽しいのですね。

実は、今月の200mではずっとある取り組みを続けてきました。

以前にも書いた通り、ランマニアはインチキフォアフット走行なため、どうしても膝から下の部位を故障しやすく、先月も4週目、あと一息というところでふくらはぎがやばくなったのでした。

ふくらはぎの張りくらいなら数日休めば回復しますが、絶対に痛めてはいけないのがアキレス「腱」や足底「腱膜」などの「腱」組織なのですね。

ここをやってしまうと「だましだまし」というのが通用せず、一見良くなったかと思いきや翌日悪化というような恐ろしい目に何度も遭ってきました。そしてそうなると、もう数週間レベルでの休養を余儀なくされます。

で、この足底やアキレス腱は、疲れている状態でスピードを上げる練習を繰り返すと痛める確率が高く、今のようにそこそこの練習を継続している時のスピード練習は大変危険な状況です。ですから、毎週この「金曜の夕方」は特に緊張を強いられる時間帯です。

さて、そんな危ない金曜の練習ですが、今月ダニエルズさんは200mのレペティションを課してきました。これをRペースで走りますから、まあ通常長距離選手がレースで走るようなスピードよりも遥かに速く、かかとをがっしり地面につけながらの安全走行では到底間に合わないスピードということになります。

そんなことでランマニアも例に漏れずかかとをつかずに前足部で接地してスピードを上げていくわけで。

ランマニアがインチキフォアフットになってしまった歴史については過去記事にあるので参照していただくとして(探しましたが見つかりませんでした。小学生の頃50m走でかかとをついて走っていたら「お前かかとついて走るから遅いんだよ」とバカにされたのがきっかけです)、なぜインチキかというと、とにかくランマニアの場合、速く走ろうとした際、膝下をせわしく動かすことでスピードを稼ぎ「雑な動き」のまま走る癖がついてしまったのですね。

つまり、大腿部(太もも)をしっかり使わずに走る癖がだいぶ前についていました。

一本の脚には様々な筋肉がついていて、それをできるだけたくさん使えたほうが一つの筋肉にかかる負荷は軽くなるわけで。

それをランマニアは下腿(膝から下)ばかりを使って走ってしまうものですから、どうしてもふくらはぎの肉離れや足底、アキレス腱を痛めやすくなってしまうのです。

そしてジョグなどのゆったりとしたペースであれば接地位置をかかと寄りにして大腿部に筋力を振り分けることができるのですが、200mのような速いスピードの場合、それがなかなかできずにいました。

しかし、今月の200mレペティションではそこをなんとか改善すべく、一本一本とても丁寧に脚を動かしてその問題点を修正しようと心がけてきたのですね。

どんなことを意識したかというと、とにかく走り始めから膝から上の筋肉に意識を向け(人間は動かそうと意識することでその筋肉に繋がっている神経系をしっかり使うことができます)、膝をしっかり前に出し、そして体の真下付近にかかとを下すイメージで疾走します。

すると、ちょうど接地位置が前足部のやや後ろ側、土踏まずの始まり当たりに来るようになり、そこからの蹴り出しではふくらはぎに加え大腿二頭筋(ももの裏)もしっかり使って推進力を得られるようになりました。

これを毎週16本、ずっと意識して走ってきたのですが、ようやく昨日の練習で「かかとをつかないのに大腿部を使える」走りが自然とできるようになってきたのです。

タイムもこれまでで最も速い32秒台で数本行けましたから、決して無理なフォームではなかったと実感しています。走行後のふくらはぎもほとんど張らず、むしろ今朝は二頭筋をつりそうになったぐらいです。

そしてこのフォームは火曜日のVo2Maxインターバルのペースにも応用できるため、1週間を通してだいぶふくらはぎへの負荷量を減らすことができるのではないかと考えています。

先月も3週目まではなんとか練習を継続できました。

しかし4週目でふくらはぎに来てしまったので、来週、4回目の3分インターバル、そして200mレペティションで、今回脚がどうなるか、このフォームで試してみたいと考えているところです。

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