己を知り、現実を知る

こんにちは、ランマニアです。

昨日の練習は散々な結果で、自分自身ついに力尽きたかと半分諦めかけていました。

ところが、そうは言ってもちょっと自分の中で釈然としないところもあって、それは何かというと、実のところ、「筋そのもの」の疲れはあまり感じてはいなかったのです。

それはある意味当然でして、この一月はとにかくできる限り筋へのダメージを少なく、そして回復を完全に待ってから次の練習する、をテーマにしてきましたから、そうでなければ困るわけです。

ですので、昨日のような「中枢性の疲労」のみが出てしまった時は、案外、しっかり睡眠をとることで「頭の疲労感」がリフレッシュされる場合もよくあるのです。

で、今朝ですよね。なんだか久しぶりに目覚まし前に目が覚めて、比較的すっきりと起きられました。

またここ数日調子が悪かった胃腸の状態も回復し、とても感覚的なことですが、「脳が休まった」感がだいぶありました。

ただ、疲れが出たことは事実ですから、とりあえず予定していたインターバルに挑戦するものの、自分のVO2Maxペースまで上がらないようならすぐに練習をやめる、と考えました。

果たして、アップのジョグからキロ5分を切るくらいまでペースが上がり、明らかに昨日よりは状態が良さそう。軽くウィンドスプリント(本練習前の軽いダッシュ)を入れても、ドスンドスンと直接足に衝撃がくるような疲労もなし。

とりあえず、出力を抑えてまず1本だけ走ってみるか、と。

ランマニアのIペース(VO2Max向上のために必要なペース)はだいたい3分15秒くらいですから、いつもなら結構初めから出力上げて突っ込むのですが、今日はダメならやめるつもりでしたので、やや抑え気味でスタート

ところが1本目、3分13秒

調子は良くないものの、これくらいではいけるのか、と少し安心して、2本目へ。

案の定、やはり疲労は残っていて3分16秒

ただ、まだIペースは維持できていたのでもう一本だけ。

さすがにいっぱいいっぱいでしたが、最後も3分16秒

3本の平均はぴったり3分15秒だったので、ひとまず最低限。疲労の悪化と故障の可能性を考えればもうここまでで十分です。

さて、なんとか1ヶ月予定した練習を全て消化してきました。ここまで予定通り、大きな疲労もなく、故障もなくやり遂げられたのはおそらく人生初かもしれません。

その最大の要因は、「自分の疲労度に従って練習を組み立てたこと」だったと思うのですね。

疲れているならペースを上げない。少しでも痛みそうな気配があればすぐに休むポイント練以外は出力0を徹底する。

もうしつこいくらいにこれを頭に叩き込みましたから。

そして、幸か不幸か、今月はレースが0になりました。

こんな3月はおそらく通常ありえないので、この機会を利用して、この1ヶ月、現在の自分の上限(基準)を調べてみようと考えました。

最初に「やるべき」内容を決めるのではなく、大まかな予定だけ決めておき、自分の体調や疲労に応じて量を調整する。そういうアプローチです。

そして、その結果がこれです。

EだのMだのはダニエルズさん読んでください。“Trail”は山練の距離。Effortは10以上でマーキングしました。
総走行距離に占める各ペースの割合

最後はちょっと疲れが出て、5本のところが3本になってしまいましたので、もう本当にこれが1ヶ月取り組めるギリギリのラインということでしょう。

内容を無視して月間走行距離だけで見ると、265kmですから週あたりだいたい65km。(これ、ダニエルズさんがモデルケースを示している「週64km」とまんま同じで笑ってしまいました。)

まあ、そんな実力なわけです、現状。

さて、これで現在の自分の「上限」「月収」がだいたい把握できました。意外と予想通りでした。

ポイント練も、一応全ての項目を入れましたから、だいたいどの練習でも「中3日」が妥当なところだということもわかりました。

ここで、ランマニアはいったん休養を入れます

明日から、最低3日、回復具合ではそれ以上、まとまった休養をとります。

この1ヶ月続けてきたサイクルでは、もう疲労が回復しないからです。

そして、その後ですが、もう一度体を作り直そうと考えています。

現在のままですと、「週65km」くらいしか体が持たないわけですね。この「月収」では伸び代もたかが知れています。4月も同じようにポイント練を入れていっても、まあ何も進歩はないでしょう。

なので、体力の上限をもう少し高めるために、ダニエルズさんが規定している「体力向上のトレーニング」を1からやり直そうと思うのです。(最低でも6週間、と言ってます)

幸い、コロナ騒ぎでおそらくしばらくはレースはないでしょう(あってもスカイランニングくらい)。じっくり体力を高めるにはちょうどいい機会かも知れません

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