こんにちは、ランマニアです。
先週は31kmものトレイルレースを走りましたが、懸念されたふくらはぎはもうすっかり元に戻り、痛みや違和感など全く感じることなくレース後の一週間を過ごすことができました。
4月下旬に練習を再開してから約2ヶ月が経ちますが、やはり組織の再生にはそれくらいの時間がかかるのだなと、改めて感じているところです。
しかし、ここまでくる間は、やはりどうしても患部が「弱々しい」感覚がしていて(多分これは感覚だけでなく、実際の筋組織も元通りに戻りきっていなかった)、右ふくらはぎに力を込めて走るのははばかれる状態が続いていました。
なので、しばらく下腿に力を込めて走ることは控え(ランマニアは元々ものすごく下腿を使って走るタイプでした)、大腿部から臀部にかけての筋肉を多く使えるよう心がけていました。
なんとなくですが、下腿よりも大腿の方が丈夫なイメージがあったのですね。(接地時の筋収縮がどちらかというとコンセントリックな収縮が優位なイメージがあり。ただ、ここ数年、上り坂のようなコンセントリックな収縮でも故障が多くなってきた)。
普段のジョグでは、下腿の力を抜いて接地の瞬間はなるべく体に近い部分(大腿部から腰にかけて)に力を入れて反発を得るように意識し、この走り方もだいぶ板についてきた感覚がありました。
この意識で走ると、確かに下腿への負担が減り、ふくらはぎが張ったり「危うい感じ」がしたりすることも無くなっていきました。いかに、普段からふくらはぎに負担をかけてしまっていたのかがよくわかりました。
しかし、この意識によってちょっと無理がかかってしまったのが、5月下旬に何度か練習で走ったトレイルでした。
登山道のような登り区間を駆け上がる際には、どうしてもふくらはぎを使って小刻みに走った方が楽に長く走れるのですが、ここでもふくらはぎをいたわって、無理やり大腿部を引き上げ、階段を登るように「ぐいっぐいっ」と体を押し上げるフォームで登っていったのですね。
こうした登り方をしているうちに、いつの頃からか、昨年8月に痛めたハムストリングスの付着部がなんとなく痛むようになってきました。
もちろん、平地を走る分には全く問題ないのですが、あの登り坂で足を上げたくないような感覚です。
結局、ふくらはぎを庇えば、着地衝撃が別の部分に移動するだけなので、フォームを変えたり力の入れ方を変えたりしても、痛める場所が変わるだけなのですね。
ただ、相変わらずジョグでは問題ないので、若干下腿に力を分散して走る方法にもどし、練習を継続してきた結果、痛みの方も次第に引いていきました。
また、最も心配された嬬恋のレースでもレース中はもとより、レース後も痛みが悪化するようなこともなく、大腿部に大きな力をかけなければ徐々に良くなっていく様子が見られました。
なので、このままジョグで様子を見ようかとも思っていたのですが、先週久しぶりにスピードを上げてWSをやった見たところ、ジョグでは感じないような明らかな痛みが続くので、これはやっぱり休んだ方がいいな、ということになりました。
ふくらはぎの肉離れのように、周辺組織もダメージを受けてきて、いきなり「ピキッ」となるわけではないので、ジョグならやれそうな気もするのですが、中途半端に続けていくと、またいつまで経ってもスピードを上げられなくなってしまうので、ちょうどレース後ということもあり、少しの期間休むことにしました。
そして、嬬恋の疲労が思ったよりも大きく、今日もかなり脚が重たかったのですね。
こういう時は、大人しく休むのが一番だと思います。
さて、昨年かなり強めに痛めてしまった時は、1週間の完全休養に加え、1週間のとぼとぼジョグを経て回復していきました。
今回は、その時に比べるとはるかに軽い痛みなので、数日休めばよくなっていくものと思われます。
昨日一日休み、今日にはだいぶ軽快してきていることから、明日もう1日休めばジョグでは悪化しない程度まで回復しそうな気がします。
いずれにしても、しばらくレースはないので、今後のトレーニング内容を考えれば、ここで一旦休みを入れるのはちょうどいいかもしれません。