Adizero Boston8

こんにちは、ランマニアです。

さて、今日はふくらはぎを痛めてから初めてジョグよりも速いペースで走る練習を取り入れてみました。

故障は、故障をした時のペースで故障をしたわけですから、完全に治るまではそのペースで走るとやはりもう一度患部やその周辺部分を痛めてしまうのですね。

なので、痛めた場所が徐々に回復していき、元通りの筋力を発揮できる状態に戻るまではその回復度に応じて走るペースを考えていく必要があります。

もっといえば、痛めたペース、練習よりも軽い負荷でも再発させてしまうことも十分あり得ますので、とにかく故障後の練習再開には「漸次性」と言うものが非常に重要な概念になってくるのです。

幸い、今回のランマニアの故障は「走れなくなるほどの」故障ではなく、「ジョグならOK」、「リアフットならOK」と言うような「条件付き故障」だったため、ゆっくりとしたジョグで最低限の走力、筋力を維持しつつ故障を回復させるという方法を採ることができたのですね。

そうしたことから、毎日のジョグでは「今日はこのペースまで上げても大丈夫だった」「この接地なら大丈夫だった」といった確認作業を続けながら、「ジョグよりは明らかに速いペース」「できればMペースに近いくらいのペース」で練習できるタイミングをうかがっていました。

そんな経緯で、ようやく今日になってその練習を試せそうなタイミングがやってきたところだったのです。

さて前置きはこれくらいにしておき、今日のメインは久々にシューズレビューです。

今日のような「ジョグよりは速いペース」でランマニアがいつも履いている「Adizero Boston8」が、今日の練習で改めていい靴だなぁと実感し、これは久々にレビューせねばと思ったのですね。

Japanシリーズがアレになってしまった今、事実上最強のペース走シューズはコレです。

このBostonシリーズ、「Adizero」を冠しているだけあり、一応アディダス的には「シリアスランナー向け」「レース向け」といった扱いです。

しかし、かつてのBostonシリーズはもう少しビギナー向けに振ってあった印象があり、ランマニア的にはこのシリーズをいつもスルーしてJapanシリーズを購入していた歴史があります。

このBoston8を購入した経緯も、本来少し速めのジョグ用の靴が欲しかったことがそもそものきっかけです。

ところが届いてみてびっくり。いやこれはジョグシューズではなく、かなり本格的なトレーニングシューズ、下手したらレースでも使えるシューズなんじゃないか、とその完成度に驚きを隠せなかったのですね。

とにかくまず軽量。

もっとビギナー向けのガチなジョグシューズをイメージしていたので、この片足238g(27cm)と言う軽さが想定外。

カタログスペック通りの実測 238.5g。初期の頃のアディゼロジャパンと同程度なため「レース用」を謳うのも頷けます。

そして、最近のAdizeroシリーズによく採用されている「マイクロフィットラスト」により、以前の靴よりもフィット性能が増し、脚にピッタリ張り付くような履き心地から実際の重量以上に軽く感じるのですね。

アッパー部分と一体化した「靴ベロ」マイクロフィットラスト。足裏からそのまま包み込まれる一体感は接地時のブレを防ぎ、微細な遠心力を抑制するため蹴り上げ時の軽やかさが増しています。

このフィット感と軽さが非常に高次元で融合し、とにかく軽やかに脚を動かすことができる点が最初に感じたBoston8の優れた部分。

そしてこの靴をキロ4以内のMペースで使いたくなった要因がそのソール部分。

カタログスペックでは「ミッドソールドロップ:10 mm (ヒール:29 mm / 前足部:19 mm)」(アディダス公式サイトより)とあるように、1cmの前傾傾斜が付いていて、これが接地時の足首から先の接地角度を微妙に前傾させ、その結果ふくらはぎへの負担を減らしているのですね(ランマニア的には無理なフォアフットにならない)。

これはMペース走のように比較的な長い距離をそこそこのペースで走る練習の時には非常にありがたい構造です(ジョグシューズはソール全体が厚くクッション性を確保していて脚には一見優しそうに見えて、前足部のソールも厚く、結果ドロップが低くなりペースを上げると意外とふくらはぎやアキレス腱に負担がかかる印象)。

前足部へ向かう傾斜が生み出す1cmのドロップ。接地時のふくらはぎやアキレス腱など主に下腿部への負担を減らすことにつながっている印象。

そして極めつけはミッドソール素材の採用割合。

アディダス伝統のBoostフォームはもちろんのこと、ここ最近のアディダス渾身のミッドソール素材「LIGHTSTRAIKE」を採用。これにより

軽量なミッドソールであるライトストライクが、爆発的なスピードをサポートし地面と足の間に快適さを与える。一般的なEVAよりも40%軽量ながらBOUNCEフォーム(EVA)と同等の反発力を保つ。安定性が高く、着地時の横ブレが少ない。クッション性と反発性を兼ね備えたBOOSTフォームが、爆発的なエネルギーを生み出す。温度環境による影響を受けにくいため、ランニングシューズとして風や雪、太陽の日差し、雨など、あらゆる天候下で反発力を維持。長距離のランでも、EVAより劣化しにくく、BOOSTフォームは本来の性能を長く持続できる。

アディダス公式サイトより

Boston8においては、このLIGHTSTRIKEフォームとBoostフォームの割合がちょうど良く、前足部にまでBoostフォームが採用されているのが特徴です。

その結果、LIGHTSTRIKEフォームにより反発力を得る一方で、Boostフォームにより適度に衝撃を吸収しつつ更なる反発力を発揮。

この絶妙なバランスが長時間、長距離の走行において足裏の筋肉を守りながら走り続けることを可能にしています。(簡単に言えば足裏が痛くならない)

横から見ると一見LIGHTSTRIKEフォームになっている前足部も、裏から見るとしっかりとBoostフォームが続いている。
比較用にAdizero Japan5。LIGHTSTRIKEフォームの割合が圧倒的に多いのが分かります。

そしてアウトソールも磐石。

こちらも30年来の伝統のTORSION SYSTEMが採用され捩れの防止と反発力を生み、自動車用タイヤで有名なContinental™️ラバーも採用。特にこのラバー素材のトレッドパターンがかなり秀逸で、上位モデルのJapanシリーズの上を行っていると感じるのはランマニアだけでしょうか。

伝統のTORSION SYSTEMがさりげなく封入され、それなりにコストがかかっていることがわかります。
欧州車好きのランマニアにはたまらない演出。Continental™️ラバー採用。

こうしてみると、さすがはAdizeroシリーズ。お金のかけ方が下位モデルとは別次元。

Japanシリーズが「ああ」なってしまった今となっては、ランマニア的には事実上このBostonシリーズが以前のJapanシリーズの役割を担っているのではないかな、と。

そんな「十分」高性能な(十分と書いたのは、2マン3マンの高性能シューズは練習で必要か、と言う意味で)このAdizero Boston8。今なら1世代型落ちモデルのため、公式サイトでも6千円代。Amazonさんなら送料入れて5千円代で買えてしまう叩き売り状態。

現行9が大幅メジャーアップデートではなくマイナーチェンジモデルに過ぎないことを考えるとBoston8は今が買い時かな、と。

Mペース走に使用することが多いこのBoston8は走行距離が伸びがちです。ランマニア的にも安いうちにもう一足確保しておこうかと本気で思うほど、久々の神シューズでした。

9でも7千円代ですが。

オーバーヒート

こんにちは、ランマニアです。

このブログとTwitterを始めてからは初の事態でしょうか。

今日、ついに「走れない」という状況に陥りました。

一昨年まではかなりの高頻度でこういうことはあったのですが、ダニエルズ練を始めてからはなんだか体(おそらく脳の組織も)が丈夫になった気がして、今日のように「全く頑張れない」「踏ん張りが効かない」という状態はほとんどなかったのですね。

脳のオーバーヒート

実際の生理学的なメカニズムの真相は別として、今日のような状態になってしまった時の、自身の感覚、イメージとしては、「脳がオーバーヒート」している状態です。

パソコンのCPUの温度が上がりすぎてしまって処理がもたつく現象、ってみなさんも遭遇したことがあるかと思いますが、ちょうどあんなイメージです。

もう、脳がすっかり疲弊しきって、抹消(筋)に指令を送れなくなっている状態。そんな状態です。

こうなってしまうと、もう何をするにも億劫で、何かを考えたり、ちょっとした作業をしたりすることすら力が入らなくなってしまいます。

なので、大きく多数の筋肉を動かす、つまりそれらに指令を出さなければならない走る=全身運動などもってのほかなわけで。

原因を考察してみる

では、なぜ急にこんなことになったのか。

ランマニアは脳科学者ではありませんし、仮にそうだったとしても中枢神経系の疲労のメカニズムはまだまだ明らかになってはいないことが多くありますので、どうしたって推測の域を出ないわけで。

ここは自身の経験上こうなるパターンをいくつか複合的に考えてみました。

仮説1:遅れてきたレース疲れ

まず考えられるのは関所マラソンの疲れでしょうか。

今から4年ほど前になりますが、東京マラソンで念願の2時間40分切りを果たし、数年来の目標を達成した後、なんと一月以上も今日のような状態が続き、全く走れなくなったことがありました。

レース後数日は、もちろん興奮していて元気だったのですが、1、2週間経ったあたりから、経験したことのないような無気力感、脚の重さに見舞われ、丸々1ヶ月軽いジョグしかできなくなったことがありました。

なので、その時の体の状態で、持っている力をフルに発揮してしまった後の神経系の疲労というのは若干遅れてやってきて、しかもそれがかなり重篤だということですね。

今回は、それに加え、そこまで取り組んできたダニエルズ練の疲れもかなり蓄積していたと考えられます。

そうした「気持ちでカバー」してきた部分が、軽く脚を痛めて全力で走れなくなった結果、無意識のうちに「解放され」、気が抜けてしまったことは十分考えられます。

「ああ、もう休んでしまっていいかな」

そんなことを意識せずに考えた結果、踏ん張っていたものが一気に緩み、疲労感となって現れたのかな、と。

仮説2:年末年始休みの反動(脳の「筋痛」)

今年の年末年始休暇はかなり自由に過ごし、好きなことばかり(たくさん走ってたくさん食べる)を繰り返してきました。本当にここまで気持ちが楽になって充実した休暇は久しぶりで、心も身体も相当リフレッシュされたのですね。

ところがそうした生活にすっかり慣れてしまっていると、普段仕事で使っているような脳領域(人相手の仕事では特に、社会性を発揮するような領域)を突然使うことになった時、ものすごく疲弊してしまうのです。

ちょうど先日、しばらく使っていなかったトレイルの筋肉を突然使って、猛烈な筋痛が発生してしまったように、脳の部位も普段使っていないところを突然全開で使わせようとすると、慣れない分疲労度も大きくなってしまうのですね(まあ、脳の筋痛みたいな感じで)。

要はこれが脳のオーバーロードを生み、一気に疲れさせてしまった可能性は十分あります。

確かに、昨日、一昨日、そして今日も、脚の筋肉自体はほとんど疲れてなく、力を込めれば軽やかに走れる状態であったにもかかわらず、今日はその「力を込める」ことができず、結果的に走れなくなってしまいました。

脚の筋肉とは別の疲労、つまり中枢部の疲労であった可能性は高そうです。

突然仕事が通常運転で始まり、これまでしばらく使っていなかった脳領域をフルに働かせた結果、急激に疲弊してしまったことは十分考えられます。

仮説3:怪我によるストレス

仮説1にも関係することですが、やはり今はふくらはぎを痛めているため、満足な走りができません。

フォームも大きな走りができませんし、気持ちよくどこも気にせず走る、ということができない状態にあります。

こうした状態ですと、気持ちに「抑制」がかかり、脚の全てに出力を送って走ることが難しくなってきます。

これ、体験した人にしかわからないと思いますが、意外と疲れるんですね。

「痛み」は人の気力を奪います。QOLを著しく低下させます。

今回のような、激しい痛みではなくても、ちょっと気になるところがあるだけで、心理的には結構負担がかかるのですね。

こうした状態で走っていると、そうでない時に比べて想像以上に脳は疲弊してきてしまいます。

そうした「ストレス由来」の疲れである可能性も否定できません。

全ての疲労は「睡眠」に通ず

こうした「脳のオーバーロード」をきたした場合、もうとにかく寝るしかありません。

こんなブログを書いている場合ではなく、さっさと寝るのが最優先です。

あらゆる疲労の対処には睡眠が第一選択肢であることは言うまでもありません。

いえ、さっき少しうたた寝しただけでかなり元気になったのですけどね。

幸い、今日の練習も「強制終了」させられたことで、だいぶ脚の方を休ませることができました。

危なくなっていたふくらはぎもかなり回復したと思います。

まあ、ちょっと走れそうだとすぐにやりたがるこの「ランナー病」にはいい薬だったと思うことにします。

取り越し苦労ではあったものの

こんにちは、ランマニアです。

先日の怪我騒ぎから2日経ち、今日はあろうことか120分ジョグをしている自分がいました。

まったく人騒がせな、と言ったところですが、まあ兎にも角にも「走れなくなるほどの」怪我ではなくて一安心でした。

Twitterにも冗談めいて書きましたが、ランマニアのふくらはぎの肉離れ症状にはいくつかの段階があり、今回はその中でもかなり初期の症状だったのですね。

人生初のギブス

ランマニアの経験した最大の肉離れは文字通り「本当に切れた」肉離れ。

噂には聞いていましたが、断裂した部分に内出血が起こりベコっとへっこむほどの重症具合。見るからに「こりゃ終わったわ」と絶望するほどの強烈な印象で、着地すら無理なので人生初のギブス着用。車の運転もできませんから、ただでさえ歩くのが非常に困難になっているのに移動は全て歩き。

この時の経験が、自分の中での肉離れスタンダードになっているのですね。なので、「ここまでには絶対してはいけない」というブレーキがかかるため、「ちょっとやばい」段階ですぐにやめるようにしているのです。

やっぱり初期対応が重要

で、一昨日の練習でもLT走の2本目スタート時に「これはまずい」という張りを感じたため、まだ走れたもののこれ以上やる意味はないと判断して練習を中止しました。

このふくらはぎの損傷は、経験上「切れた」か「切れてない」かの状態でその後の経過がまるで変わってくるのです。

内出血まで行かないにせよ、軽く切れてしまった状態(痛っ、となった状態)にしてしまうと、ジョグで繋いだとしても慢性的に症状が継続してしまいます。

そして、接地を工夫して症状を抑えようとしても、切れてない別の繊維により大きな負荷がかかってしまうため、さらに別の場所が切れる、という非常にまずい悪循環に陥るのですね。

切れる前には必ず予兆がありますから、それにいち早く気づき、張りを感じたらすぐに強度の高い練習を中断する、というは自身の肉離れ防止法の定番になっています。

なので、今回は結果的に大事に至らず「取り越し苦労」に終わったわけですが、その取り越し苦労こそが怪我の防止につながるものと思っています。

力の入れ方を調整する

とはいえ、力を込めればまたすぐに強い張りが発生し、いつまで経ってもVO2Max程度までスピードを上げた練習ができないままになってしまいます。

また、完全に休んでしまって脚全体の筋力の低下を招いてしまえば、今度は筋力不足から逆に練習の強度の耐えられない脚になって怪我を誘発しやすくなってしまいます。

この辺りが難しいところなので、こうなってしまった時は結局「やりながら治す」という折衷案を採用します。

ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)は主に足裏の前の方で地面を捉えて「ジャンプ動作」を発生させるときに使う筋肉です。つまり、体を上方に跳ね上げるために使える筋肉です。

でも、単純に上方にだけベクトルを大きくしても前に進みませんから、他の筋肉や関節・腱を利用して前方方向に力をかけて走っているのですね。

この「上への力」を抑えて「前への力」に配分を大きくすれば、多少はふくらはぎへの負担を軽くすることができます。

例えば、今日のようなジョグペース(キロ5からキロ4分半くらいまで)では、「前への力」が優位でもどうにかペースを維持することができます。

ふくらはぎを使って「パーン」と跳ねなくても、前へは進むわけです(遅いですが)。

そうすると、相対的にふくらはぎへの負荷を減らすことができますから、「走る距離を減らさず負荷を減らす」ことができるのですね。

なので、今日もできるだけ足の後ろの方を使って(リアフット)走るよう心がけた結果、ほとんどふくらはぎを張らせずに2時間も走ることができました。

やれるのはMペースまでか

さて、今日2時間走れたことで、結果的に先週はQデーを一回飛ばしただけ、という結果に終わりました。

今週はちょうどいいことにMペースの週になります。

ランマニアのMペースはキロ3分45秒程度ですので、やはりこの「ふくらはぎ」の力を借りなければ維持できないペースです。

今の状態ではちょっと危ない感じです。

ですが、おそらく今日の感じではキロ4分であればふくらはぎに強い張りを生じさせずに走ることが可能ではないかと考えています。

これは理論上はMペースとは言えないものですが、「M域」で使う筋肉は動員することができ、動き自体もそれに近づけることができると考えています。

また、あまり心拍数を上げない時期を長く続けてしまうと、心筋も衰えていってしまうので、脚に負担をかけない程度に心拍数を上げておきたいと思っています。

あくまで趣味なので

多くの人は、「心拍数を上げるなら、水泳やバイクもあるぞ」って思われるでしょう。

まさにその通り。

水泳やバイクなら脚に全く負担をかけずに心拍数を上げることができますね。

でも、ランマニアは泳ぐのが嫌いなんですね。

バイクも、日本の道路事情では自転車は事故の危険性がかなり高く気持ちよく漕げる場所というのがなかなか見つからず。

結局、走るのが好きなんです。走るのが趣味なんですね。

競技志向でバリバリ強くなりたいくせに、こういうところで「やっぱり趣味」が出てしまうのです。

「速くなりたいくせに、嫌いなことはやりたくない」

いや本当にわがままです。


好事魔多し

こんにちは、ランマニアです。

ついにやってしまいました、ふくらはぎ。

この1年間、ずっとなかったんですけどね。やはり先日の10kmロードの負担は相当なものがありました。

ことの発端は、やはりあの関所マラソン。

まあとにかくあの日の記事にも書きましたが、ここ数年では最も調子の良い状態で、久しぶりに脚の力が全て靴を伝わって地面に届けられ、フォームもペースも自分の思いのままコントロールできる状態。

レース運びもタイムも全て納得のいく結果となったわけですね。

しかしそういうレースは逆に考えると脚には物凄く大きな負荷がかかっていることの現れで(グリップのいいタイヤを履いてエンジンのパワーがロスなく路面に伝わると車のボディにも負担がかかるように)、本当は怪我のリスクが非常に高まった瞬間でもあったのです。

実はレース中にも兆候はありました。

そうですね、ラスト2kmから1kmだったでしょうか、右脚のふくらはぎが急速に張っていく様子が感じられました。

当然ラスト1kmあたりですからもうやるしかないわけで、多少の強い張りなら最後まで押し通してしまえ、と思ってスパートをかけたのですね。

幸い、ゴールまではなんとかその状態が悪化することもなく、ふくらはぎパンパンだなぁくらいで済んでことなきを得ました。

問題はその後でした。

ランマニアは、実は普段「ダウン」と言うものをほとんどしないのですね。

理由は単純です。レースで出し切ると、もう疲れて走りたくないからです。

もちろん最後に軽く体を動かして血流を増やし、体内の疲労に関わる物質の代謝を良くした方がまあいいのでしょうけど、もう疲れ切ってしまっていると「帰り道がダウンだよ、それでいいよな」的な気分になってしまい。

先日のレースでもいつもならそうしていたはずです。しかし、会心のレースをしてしまった時は、ゴール後も気分がいいのですね。めちゃくちゃ爽快で。

あろうことか、一緒に走った仲間に「ダウンいこうか!」とか誘ってしまったわけですよ、調子に乗って。

ランマニアを知るランナーなら「ランマニアがダウンだとよ!」と驚くはずです。

まあ本当に調子に乗るとろくなことがないわけでして、この「余計な」ダウンの最中、ついにふくらはぎが音を上げ、切れるところまで入っていないものの「この痛みはやばいやつだ」と感じるような一段階上の痛みが襲ったのでした。

当然、「ごめん、ちょっとふくらはぎやばいからやめる」とすぐにやめたのですが、その後も前足部で踏ん張るだけで少し痛みが出るほど強く張っていました。

とはいえ、このあとはしばらく休養だし、次週もE週間だからジョグだけしてれば良くなるだろうと、割と楽観的に考えてはいました。

実際、その後は軽いジョグや登山、それから意外とトレイルは負荷が分散しますのでそうした工夫をしながらジョグで繋いでいるうちに、痛みもほとんど消え、昨日の時点では張りもほとんどなくなっていたのですね。

なので、今日はやれそうだな、と思っていたのですが、やはり「レース後2週間は要注意」のマイルール通り、今日の練習で再び強い張りが出てしまいました。

もちろん、切れるほどの重症ではありませんし、ゆっくりとしたジョグなら問題ありません。着地の仕方を工夫すればおそらく痛みも出ないでしょう。

ただ、キロ4分30秒以内はまず無理です。

つまり当分はMペース以上で走ることはできません。

まあ事実上、練習ができないのと同じですよね。

せっかく積み上げたものが数週間でだいぶ元に戻ってしまうのが非常に残念ですが、考えてみれば昨年は非常に順調にことが進んだ年でしたし、最後にいいレースができました。なので、一度体をリセットするにはいい機会なのかもしれません。

それと、明日軽く走ってみて、もしスローなジョグが大丈夫なら、ゆっくりとしたジョグにじっくり取り組むにはいい機会かもしれません。

ランマニアのジョグは通常でもかなり遅いのですが、それでもキロ5くらいまでは上がりますから、それよりもずっと遅い、特に下腿の反発をほとんど必要としないようなペースのジョグをする機会というのは貴重かもしれません。

昨年8月のハムストリングス付着部炎以来の練習を中断する故障ですね。

そう言えばあの時もダニエルズ練開始後4ヶ月でした。

だいたい4ヶ月あたりが一つの様子見ポイントなんですかね。



やれる疲労かやれない疲労か

こんにちは、ランマニアです。

今日は今月最初のインターバルの日でしたが、残念ながら脚の疲労が酷く久しぶりの練習DNSとなりました。

これまで比較的Qデーを順調にこなせていただけに、今日のようにアップの時点で無理かも、と言うのは少し珍しいケースでした。

ある意味、計画通りの練習を忠実にこなしていたため、想定外の疲労とかダメージとか、そういったものを回避することができていたのかもしれません。

ところが今週は、先述の通り、予定外のトレイル練習を入れてしまったのがことの始まりです。

予定では、もう少し負荷の軽いトレイルを走る予定だったのが、想定外に累積標高も勾配も足にダメージの残るコースを走ってしまったのですね。

走りながら「このキツさはやばいなぁ」と思っていたので、その後の脚の筋痛はまあ予定通りと言えば予定通り。トレイル慣れしていない時の急激な負荷は、重い筋痛が残るのです。

さて、そこから中2日でジョグの方は大体いつものペースにまで戻すことができていたので、今日は試しにQデーの2回目を入れてみようと思ったのですが、ペースをあげた途端あり得ないほど脚がガチガチで、全くスピードを維持することができませんでした。

ジョグで温まれば筋痛も和らぐだろうと甘く見ていましたが、それ以前に筋力の発揮に問題が出るほどダメージを受けていたことに気づきました。

今回のように、筋そのものがダメージを受け、どんなに頑張ろうとも筋力を発揮できないような疲労状態の時は、とにかく心理的な頑張りでカバーしようと思ってもなかなか難しいものがあります。

一方、練習を長く積んできて、体全体がだるかったり頭が疲れていてぼうっとしてしまっているような時も、同じく練習に気持ちが向かないのですが、こう言う時はアップや流しを入れると頭の覚醒水準も戻ったりして、意外と走れてしまうことがこれまでもありました。

つまり、同じ「疲労」と言う状態でも、筋そのものが物理的にダメージを受けているのか、筋やそれと脳とを繋いでいる神経系を酷使したことで感じる「疲労感」なのかを見極めることは、一定期間安定して練習を続けるために割と重要なことだったりするのですね。

そして今日のように、脚そのものが物理的にダメージを受けているときは、走るフォームもおかしくなって、別の場所を故障しやすくなったりします(大腿部が疲労していると膝をうまく屈曲させられず、結果的にふくらはぎを痛めやすい、とか)。

なので、そうした懸念もあったことから、今日は体自体は元気であったものの、大事をとって強度の高い練習を避けたのでした。

いわゆるポイント練の際に、体が万全ではないことは比較的よくあることですが、そこで「その中でもやれる範囲でやる」のか「別の機会に設定し直す」のかは、なかなか判断の難しいところでもあります。

しかし、今日のようにメインがVO2Maxペースだったりする場合は、「遅いなりにやりきる」ことはほとんど意味がないので、やはりできるだけ良い条件で行うべきだと考えています。

戸倉三山を走ってきました

こんにちは、ランマニアです。

さて、昨年に引き続き今年も正月休みを利用しての初トレイル練習に行ってまいりました。

昨年は真冬の美ヶ原に里から走って登る、というアホみたいな練習(当然雪上トレイル)をしてしまったのですが、今年はダニエルズのマラソントレーニング中ということもあり、1週間を通しての負荷をどうするかと考えた時に、2回あるQデーを両方こなせる程度の負荷で行う、という観点から少し軽めのトレイルを選択したつもりだったのですね。

今週のQデーは、初回がロングジョグ(130分)、2回目がLTインターバルとVO2インターバルを組み合わせた最も苦手な練習、という内容です。

当然ながらこの2回目のQデーが勝負の日なのですが、せっかくのまとまった休みで一度も山に行けないのも残念なので、初回のQデーをロングトレイルジョグに充ててみたということなのです。

最後にトレイルを走ったのはもう2ヶ月も前になる烏帽子スカイレース。あれ以来、全く山を走っていなかったですし、関所マラソンの疲労も皆無ではなく、さらには数日後には最もきついインターバルが待っていると考えれば、今日は比較的ゆったりと時間をかけてのんびり走れるトレイルがいいな、と近場はあきる野市にある低山(山のキツさは標高とは無関係です)を目指したのですね。

このあきる野市にある「瀬音の湯」という温泉施設は以前一度利用したことがあり、非常に泉質がいい割にリーズナブルで、自宅からアクセスしやすい場所でして、今度行く時は山を走ってそのままドボンしたいと強く思った場所でした。

さて、そんな温泉めあてのトレイル練習ですが、ここを拠点にした場合どのあたりまでの山へ行けるか考えてみました。

まず真っ先に思い浮かんだ「大岳山往復コース」はあまりにも距離が長すぎるので却下。

大岳山は先日東京バーティカルレースが行われ、ランマニアも昨年その試走を行った場所なので、もう一度行きたいなと思ってはいたのですが、流石に瀬音の湯から片道15km超は今回の練習の趣旨とは外れます。

次に候補に上がったのが、「戸倉三山」と呼ばれるこの地域(戸倉地域)を代表する三つの山を縦走するトレッキングコース。一部があの「ハセツネ」のコースの一部にもなっていて、地元ではかなりメジャーなトレッキングコースです。

三山はどれも標高が800m前後ですから、まあ最初だけ急登を登ればあとは気持ちのいい尾根づたいの気持ちのいいシングルトラックだろうと、超甘く見積もりました。

距離も山岳区間だけで15km弱ですから、大体2時間ちょっとで回れるだろう、うん、今日の練習の趣旨にぴったり、と、とにかく完全に舐めてかかってこのコースを選択したのですね。

さあ、久しぶりのトレイルランニング、楽しみ楽しみ、と温泉施設を後にして最初の登山口まで足取り軽やかにジョグで向かいます。

瀬音の湯から登山口までは秋川渓谷を渡る吊り橋を通ります。ここは絶景。温泉に立ち寄った際には必ず訪れてほしい場所です。

実はこの三山巡りの前に少し寄り道したいところがあり、それが稜線まで登ったところから500mほど逸れたところにある「城山」と呼ばれるかつての山城のあと。

事前の調査でかなり景色が良かったので、まずはアップがてらそこまで行ってみようと、久しぶりの急登をガシガシ登ります。

城山からの眺め。五日市方面を一望でき、遥か彼方の群馬の山々まで見渡すことができます。ここまで登って引き返して温泉、だけでも十分楽しめそうです。

しかし、もう2ヶ月も山を走っていなかったからか、とにかく脚に力が入りません。なんというか、絶対的なパワーがない感じなんですね。呼吸はそれほどでもないのに。

もしかしたら、レースの疲労もあるのかもしれません。しかしそれにしても、すぐに一杯一杯になってしまい、10月のトレイルシーズンにはなんでもなかった勾配も、すぐに歩きが入ってしまい、自分の衰えに軽くショックを受け。

城山からの眺めは最高だったのですが、この疲れ具合から先行きが不安になってきました。

しかしせっかくの休日、こんなところで引き返して温泉ドボンはもったいない。そう思い、予定通り稜線を進むことにしました。

ここから先が、本当に想定外でした。

まあとにかくアップダウンが凄まじいこと。

同じくランマニアの地元に近い奥武蔵地域によくみられるような、岩場だらけの幾度もピークを超えながら尾根を進んでいく、あの特有のコースがそこにはありました。

このような岩場だらけなのでとにかくペースが上がらず。道も細く、油断すると滑落の恐れも。

もう幾つの山を越えたのだろう、と数えるのも嫌になる程軽い山登りを幾度となく繰り返し、まだ最初の臼杵山にたどり着く前から累積標高が1000に近づいてきたので目を疑いました。

そして、山慣れしていない脚の疲れが次第にひどくなり、完全に登りは止まってしまいました。ああ、情けない。

ただ60分ほど走ると、一度急激に溜まった乳酸が代謝され、脚のPHも酸性から中性に近付いたのか、ようやくエンジンがかかってきた印象になりました。ああ、これならまだしばらく走れるぞ、と。

三山の一座目は最も標高の高い臼杵山
標高が1000に近いと空気感が変わります。

本当はこんなことをするはずじゃなかった、と思うほどの急激な登りが延々と続いた先に、ようやく一座目の臼杵山に到着。

こんなはずじゃないかった坂

その後も似たようなトレイルが延々と続きましたが、若干走りやすいシングルトラックに変わり、徐々にペースも上がってきました。

本当はこれくらいの尾根道が続けば良かったのですが、こういう道は長くは続きません。

臼杵山から二座目の市道山までは約3kmほど。山道の3kmは意外と長く大体キロ10分で行ければ良い方。

若干標高は下がりましたが、アップダウンが繰り返されたので下がってきた感覚は全くなし。

それにしても東京都の登山道は本当によく整備されています。こんな百名山でもない小さな山にこの立派な山名板。地元埼玉では絶対にあり得ないですね。さらにかなり短い間隔で道標も設置されていて(しかも新しい)、ほぼ迷うことなくルートを進むことができます。お金あるんだろうなぁ、と。

出ましたハセツネ。以前青梅の山でもこれを見かけましたが、とんでもない広範囲にわたって走るんですね、このレース。ここを走ってみて、絶対にエントリーしない、と確信しました。

市道山から三座目の刈寄山まではなんと5km。初め「5km」という表示を見た時は「マジかー!」と誰もいない山中で叫んでしまいました。

何せここまでの道のりは大体9km強。それを約2時間かけて走ってきましたから、まだあと1時間かよ、と愕然としたのですね。

ちなみに、この市道山からはあの八王子の「陣馬山」まで尾根道づたいに行くことができます。こちらも約5km。さらにその陣馬からは、かなり遠いですがあの「高尾山」へもアクセス可能です。体力に余裕があり、本格的にトレイルの練習をする機会があれば、一度やってみたいコースではあります。

長かった市道山からの繰り返されるアップダウンも、この入山峠でようやく一区切り。ここから後500m。激坂が続きますが、最後の登りです。

その後途中のキロ表示が3kmを切ったあたりからやはり気持ちもだいぶ楽になり、そうなってくると体も元気がみなぎってくるのですね。

これまでは先のことを考えてどうしても体をセーブしがちになっていましたが、残り2km台ならアクセル踏んでも大丈夫だろう、という感覚が無意識のうちに頭に浮かびます。

これは、ロードレースなんかでも同様で、なんというか現時点で残されている自身の体力が、あとどれくらい頑張っても大丈夫か、というのが感覚的にわかるのです。もちろん、最終的には「アクセル踏むのが早すぎたか!」ともくろみが甘い時もあるのですが、しかしそういう肉体的な限界は心理的にカバーして走ってしまいますし。

ようやく3座目の刈寄山に到着。標高はかなり下り600m台。ただし、ここまでの累積標高は1500mに迫るほど。

最後の力を振り絞って(本当は振り絞っちゃいけなかったのですが)ようやく最後の刈寄山に登り、あとは五日市の町まで一気に下るだけ。

この下山道はあまり利用されていないらしく、かなり荒廃していて一度ロストしてしまいましたが、どうにか無事に下山を果たしました。

本来のQデーとしての練習は130分または27kmの短い方、というロングジョグでしたが、今日はトレイルの22km、累積標高は大体1500m。走行時間は3時間半。おそらく、予定していた体への負荷は大幅に越えてしまいました。しかも、久しぶりのトレイルで体にかかった負荷も以前より大きめになった気がします。

登山道のような通常身の回りにあるような上り坂とは比べものにならないほどの勾配を登ったり、駆け降りたりする際の筋力の発揮の仕方は、おそらくロードをジョグするのとは全く違うパターンだと思います。

おそらく平地をジョグするよりも速筋を優位に使っているのだと思いますが、こうした山練習の後は必ず「バネ」がなくなった状態がしばらく続きます。つまり、スピードを出して走れなくなるのですね。

なので、次のQデーで予定している比較的ペースの速いインターバルには結構影響が出てしまうものと思っています。

とはいえ、2ヶ月山から遠ざかるだけでこれほどまでに筋力、筋持久力が衰えてしまうことを考えると、やはりこのタイミングで一度入れておかなければならなかった練習だったと改めて気付かされたところです。


箱根駅伝を見て考えたこと

こんにちは、ランマニアです。

みなさん改めまして本年もよろしくお願いいたします。

ブログの方は2021年最初の投稿となります。

さて、今日はランナーでない人にとっても衝撃の箱根駅伝となりましたね。

毎年この1月3日の昼前からの時間というのは、もうだいたい優勝チームが独走状態になっていて、「ああ、もうこのまま◯◯大学が優勝かぁ。ああ、休みが終わってしまうなぁ」というなんともいえない時間が流れていくのですが、今年は最後の10kmあたりから「おいおい待てよ、これこのまま終わらんぞ」と、ランナーやってればなんとなく危うい雰囲気を察せられるくらい状況が一変してきたのですね。

ハーフマラソンを走ったことのあるランナーであれば、もうあの小野寺くんの心境は決して他人事では済まされない状態、まさに手に取るようにわかるしんどさだったと思います。

おそらく彼の実力から想定されるハーフマラソンの1kmあたりの巡航ペースからは30秒くらい落ちてしまっていたと思いますが、自分も含め、ハーフマラソンのレース終盤でキロあたりのペースが30秒も落ちたと考えたら、まあ正直なところ「大撃沈」なわけで。もう完全に脚が止まった状態ですよね。気合いとか根性とかでどうにもならない状態。

そんな状況で後ろから日本学生界を代表するくらいのエリートランナーが猛追してきているなどと想像したら、そりゃもう泣きたくなりますよ。あと数キロで優勝できるかどうか、しかも個人ではなくチームが、という状況で。

ランマニアは、実はプロ野球にも思い入れの強いチームがあり、もう40年来そのファンをやってきているのですが、シーズン通して野球を見ていると必ずあるのが「クローザーが打たれて逆転負け」というパターン。

このパターンの負けは選手はもちろんのこと、見ているファンにとってもかなり後を引くしんどい負け方なのですが、今日の創価大学を見ていてまず頭に浮かんだのはこのことだったのですね。

野球はどうしても「ピッチャー優位」のスポーツですので、無意識のうちに「抑えて当たり前」の心境で試合を見てしまっているのです。

一方、マラソン・駅伝はその日の体調やレース運びによっては大どんでん返しがあるスポーツだとは分かっているのですが、例年のようにアンカーに数分差で襷がわたって独走状態なら、まあ多くの場合は「逃げ切って当たり前」という頭でレースを見てしまうと思うのです。

この「抑えて当たり前」の状態で投げるピッチャー。「逃げ切って当たり前」と思われてタスキを受け取るランナー。

こういう十中八九成功が約束されていると期待される立場の人のプレッシャーというのは計り知れないものがあると思うのですね。

幸か不幸か、ランマニアはあまりこういう経験はしたことがないのですが「できて当たり前」のことを失敗しないでやるというのは、どんな些細なことでもプレッシャーを感じるだろうなと想像します。

だからもう当然なんですが、彼を責めたり彼に落胆したりする人なんて誰もいないと思うのです。まあ、SNSで勝手なこと言っている人たちは誰にでもそうする悲しい人たちなので放っておけば良いのですが、少なくともランニングの経験がある人であれば、むしろあの状況でよくやったよね、と。

しかし、かつては高校駅伝や箱根駅伝(の予選会)にも関わったことのある人間の立場から想像するに、やっぱり今日の結果を一番悔いているのは本人だと思うのですね。レースとしてはおそらくオーバーペース気味で失敗レースとなってしまったわけですし。周囲がどんなに励ましたりフォローしたりしても、自身の納得とはなかなか結びつかないもので。

ただ、ブラウン管越し(いや、今は液晶越しって言うのかな)に見ていたおじさんが感じたことを一つだけ伝えるとしたら、それはもうとにかく駒澤大学は強かったです、ということ。

いや、もっというと東洋大学も青山学院大学も相当強かった。メンバーの持ちタイム、走り方、そういうものから推測するに、おそらく戦力では申し訳ないけど創価大学は全く歯が立たなかったはず。

優勝なんてとんでもない。申し訳ないけど、できるわけがない。

東洋や青山にだって勝てはしなかったはず。

だから、チームとしての成績は2位でも出来過ぎなんです。途中まで1位にいたから2位が残念に感じるし、なんだか9回の裏サヨナラホームランみたいな感覚になってしまっているけど、9区までの展開次第では2位も3位も、4位だって難しくなった可能性は十分あったはずで。

とにかく、10人の合計タイムで見てみたら二番目だった。東洋よりも青山よりも上にいた。

だからすごい、本当によくやった。

っていうのではなく、駒澤大学が13年間も優勝できないんだから、そんなに簡単なことじゃないんだよ、っていうこと。

それを伝えますかね。

自分の失敗でチームの優勝を手放した、って思うのは当然でしょうけど、そんな失敗一つ防いだくらいで優勝できてしまうほど、箱根駅伝で優勝するなんてそんな簡単なことではないよね、っておじさんは思うのですね。

1人の力でどうにかできるほどそんな簡単なことじゃないんだろうな、と。

「お前1人の力でどうにかなったと考えるのはむしろ自惚だ!」くらいのことを言われた方が、本人は救われるのかもしれませんけど。

いや今日は本当はこんなこと書くつもりではなかったんですよね。

駅伝の途中で外に散歩しに行って、その間に全然別のこと思いついて、それをブログにしよう、って考えていたのですね。

高度に商業化した箱根駅伝という「ビジネスコンテンツ」についてとか、関東学生陸上界の箱根駅伝至上主義が生み出す日本の長距離界の功罪とか、そんなものを思い描いていたのですがね。

そうしたものが、最後の大逆転でぜーんぶぶっ飛んでしまいました。

12月振り返り

こんにちは、ランマニアです。

2020年も最終日になりましたが、今月もいつも通りの月間振り返りをいつも通り行います。

社会人最長走行距離になった12月のトレーニング

まず、なんといっても今月は今年初めて走行距離が月間400kmを超え、しかもこの410kmというのはおそらく社会人になって最長の走行距離だったと記憶しています。

10年くらい前の8月に、一度400kmを超えたことがありましたがその時も400kmをほんの少し超えただけ、しかもこの時は全てジョグでの記録でした。

しかし今月はレースが2回あり、かつそのためにQデーを減らしたり走行距離を減らして調整することもなく、ダニエルズのマラソントレーニングの計画通り行っての400km越えでした。

これまでであればこんなことは絶対に不可能で、仮に練習量を落とさずにレースを迎えようものなら、終盤ペースがガクッと落ちるような目も当てられない大撃沈を見ることになりました。

12月の最後に行われたレースは10kmという比較的長めの距離でしたし、その中でネガティブスプリットを維持できたということは、こうした練習の疲れの影響はほとんどなかったと思われます。

何度も繰り返してきましたが、やはり疲労しにくく回復しやすい脚ができてきたことが、ランマニアの疲労体質の「疲労」に対しても効果があったと考えられます。

慢性疲労を発症した際には、とにかく「休む」というアプローチしか選択肢がなく、当然無理をすればすぐにぶり返すことを繰り返してきたのですが、練習を再開できるようになりここまで長く続けてきたことで、今度は自身の体力(この場合は脚や筋、神経系の持久力とでも言いましょうか)を高めることが、結果的に「疲れにくさ」を獲得することにつながったのではないかと、今の体の感覚からは考えています。

マラソントレーニングらしく、MとTの割合が一気に増えてきました。その中でLT走に混ざってレペティションの頻度もそこそこあり、それがいきなりセンゴを走ってもなんとなかった要因かと。

今月はQデーにおけるTペースインターバル(クルーインターバル)の距離と本数がかなり増え、正直相当しんどい練習になったのですが、振り返ってみるとこの週の練習でかなり脚ができてきた気がしています。

このダニエルズさんのプログラムは、最もきついTペースの週が終わると翌週はまるまるEランニングだけの週になるのですが、この週に結構脚を休ませることができ、その間に体が超回復している印象を持ちました。

つまり、1ヶ月頑張ると、次の月を迎える頃には「ワンランク強くなっている」というわけです(本当にワンランク上の練習ができるようになるのです。これには自分自身びっくり)。

一月頑張ると、翌月はさらにワンランク上の練習ができるようになる、というのが如実に現れているグラフ

さて、こうして新たな挑戦がどうにか実を結んだ2020年でしたが、とにかく大きな故障をせずに終えられたことが何よりです。

来週からさらにこのプログラムのボリュームが増えていくのですが、そこで脚にかかった負荷は、次のQデーまでのジョグのペースや距離を調整してうまく回復させていくつもりです。

先日の10kmの疲労が結構残っているので、今週はたまたまEペースランニングのみの週で助かりました。正月休みを利用して心身ともに一度リセットして、休み明けからまた体を追い込んでいこうと思います。

2020年を振り返ってみました

こんにちは、ランマニアです。

さて今年も残り2日となりましたが、とにかくこの2020年はランマニアにとってエキサイティングな1年となったのですね。

まず今年は一念発起して、本ブログとTwitterをこの歳になって始めてみました。

以前から知り合い向けの非常に世界の狭いブログは発信していたものの、本ブログのような世界中の(といっても日本の人しか知らないと思いますが)誰もが見れるブログ、読み手にとってブロガーが全く赤の他人で素性の知れない人間、という状態で書くブログというのは初めてのことでした。

始めた頃は公開することに大変勇気が要りましたし、そして初めの数週間はどこにも引っ掛からず全世界でPV 0という状態がずっと続きましたからね。これは本当に厳しい現実でした。

しかし、さらに大きな一歩を踏み出してTwitterなるものに挑戦してみたところ、こちらも初めこそ「いいね0」「フォロワー0」が続いたものの、しばらく続けているうちに非常に多くの方と交流することができ、こんな一市民ランナー(しかもいい歳したおっさん)の練習内容や呟きに関心を持っていただける方にも恵まれました。

これはまさに2020年最大のニュースでしたね。

そしてそれらをきっかけに、これまで取り組んだことのなかった(というより無理だと思っていた)練習メニューにも挑戦することになり、結果的にそれを通年継続することができ、多くのレースで手応えを掴むことができました。

まずはスカイランニング。

残念ながら昨年Aチームに入ることのできたJSAのジャパンシリーズは中止となってしまいましたが、幸いレース自体はいくつも開催され、10月からほぼ毎週のようにレースに参加することができました。

特に、今年は本格的に「バーティカル」レースにも参加しようと思い、日本選手権ともなった尾瀬岩鞍バーティカル、そして初のコンバインド参戦となった烏帽子バーティカルの2レースを走ることができました。

スカイランニング初戦となった尾瀬岩鞍バーティカルレース。坂という坂が全て急登、そして途中にその下りも存在し想像以上にテクニカルなコースでした。(名物「ジャイアントウォール」はむしろおまけ)

尾瀬岩鞍は、さすが日本選手権とも言える豪華メンバー勢揃いで、順位的には全く歯が立ちませんでしたが(40位以降)、序盤から攻めた走りをして心肺をかなり追い込むことができました。「短くて速い」バーティカルレースは、どちらかというと若い人の方がパフォーマンスを発揮しやすい印象を持っていますが、そうした中でまだまだ心肺機能をフルに使って戦えることがわかったことは大きな収穫でした。

尾瀬岩鞍のコースは、とにかく坂が全て急勾配。この、まさに立ちはだかる壁に挑戦するのが、尾瀬岩鞍最大の特徴であり難しさ、そして魅力であると思っています。

烏帽子バーティカルは、これぞスカイランニングと呼ぶにふさわしい、まさに空に向かって駆け上がる登山競走。

そして2つ目は昨年も出場した烏帽子バーティカル。勾配はやや緩やかながら、一定の苦しさを60分以上維持しなければならない、バーティカルとしては比較的距離の長いバーティカルレース。しかし、むしろ長距離ランナーとしての有酸素能力や無酸素性作業閾値がかなり活きてくるコースであるため、ランマニア的には自分の力をフルに使って走ることができるとても好きなコースです。

昨年は目標の30位以内に入り、今年はさらに上を目指し20位以内を目指したところ、なんとか昨年の記録を上回り20位以内に滑り込むことができました。これは相当自信になりました。

続いてスカイレース。

こちらも2戦に出場しました。

志賀高原エクストリームトレイルは、過去あまりいい思い出がないレースですが、ランマニア的にはとても気に入っているコース。色々な意味で「エクストリーム」ですが、目まぐるしく変化するコースが最大の魅力だと思っています。

1戦目はもう3度目の挑戦となる志賀高原エクストリームトレイル。一昨年はコースロスト、昨年は終盤低血糖に陥り、とにかく毎年このエクストリームなコースに打ちのめされてきました。

今年は長距離ランナーとしての練習をかなり積めてきたので、この30km以上のトレイルコースをしっかり走りきれるかある意味楽しみでした。

結果は、最終盤の山場「サンバレースキー場」の激坂も半分以上走り通すことができ、最後はキロ5分程度のペースを維持してゴールまで走り切ることができました。歩行区間が2箇所に増えたにもかかわらずコースベストを出すこともでき、この辺りから練習の手応えも感じていたところでした。

今年から正式種目になった烏帽子スカイレース。前日のバーティカルとは逆側から烏帽子岳を一気に駆け上り、下山後はなんとロードレースと化す非常にエキサイティングなスカイレースです。

そして2戦目は前日のバーティカルとのコンバインドとなった烏帽子スカイレース。以前のランマニアなら、絶対にコンバインド(2日連続2種目レース)など不可能でしたが、本当に今年はいわゆる「脚ができて」きた感覚を得ていたので、思い切って2種目にエントリーしてみたのですね。

結果は、2日目のスカイレースでも20位以内に入ることができ、コンバインドとしても十分すぎる結果を残すことができました。前日のバーティカルの疲労を、なんとか1日で回復させられるような脚ができてきたんだと、この時はとても大きな手応えを感じました。

そして今年はトラックレースにも2戦出場しました(マイルリレーを入れると3戦ですが・・)。ゴセンとセンゴです。

織田フィールドは学生時代5000mのPB(つまり今のPB)を出した思い出深い競技場。

1戦目はM×Kディスタンスの5000m(公認)です。

この5000mという種目は、自分の中でずっとこだわり続けてきた種目なので、何度走っても緊張しますし失敗するのがとても怖い種目なんですね。

特に、この時は志賀高原に出場した翌週のレースで、おそらくかなりの疲労が溜まっている中でしたから、正直しっかり走れる自信はなかったのです。

なんとなく脚は重いし、イメージする3分10秒ペースがとても速く感じていました。

結果的にどうにか16分11秒というここ数年では最も速いタイムを出すことができましたが、3分12秒ペースがとてつもなく速く感じてしまったのは少し残念でしたね。

そして2戦目は先日走った1500mです。

今にして思えば、全く実力通りのタイムだったのですが、4年半前のタイムを考えるとあまりにもかけ離れた記録だったため、ここで受けたショックは相当大きかったですね。

4分27秒。

いわゆるキロ3ですか。キロ3なんてかつてはインターバルで走ってたようなペースですからね。これでセンゴが精一杯、っていうのがかなり残念。

いずれにしても今の自分の最大の課題がわかったレースでした。

そして最後はつい先日のロードレース。今年唯一のロードレースとなってしまいました。

結果は先日書いた通り。久しぶりにネガティブスプリットでペースをコントロールできた、非常に満足度の高いレースとなりました。

ただし、その脚の余裕に比べて呼吸の方がリミットに近く、つまりは「長くは走れても速くは走れない」状態。センゴで課題になったことが10kmロードでも如実に現れた結果となりました。

さて、こうしてみると2020年、自分の中では確実に「走れる脚」が出来上がり、練習量や距離に対してだいぶ自信がついてきた一年でした。

その一方で、高強度の練習が不足しているため、短時間で大量のエネルギーを産出させるようなエネルギー供給系に全く刺激が入っておらず、1500mや5000mのような比較的短い距離で出せるスピードが頭打ちになっている印象を持ちました(10kmでも、ある一定のペースを上回ると急激に苦しくなる)。

現在取り組んでいるダニエルズのマラソントレーニングは、まだあと2ヶ月ほど残っているので、ちょうど寒い冬の時期はこのトレーニングを継続し、フルマラソンをしっかり走りきれるような脚が出来上がったあたりで一旦休養を入れ、その後は少し短い距離で強度の高い練習に比重を置いて、もう一度トラックにも通用する体を作りたいと思っています。

それがそのまま2021年の目標になりますね。

改めて薄底について考えてみる

昨日のレースでも活躍してくれた旧世代のTakumi戦シリーズ

こんにちは、ランマニアです。

昨日のレースは地面がアスファルトのロードレース。しかも距離が10kmとそこそこ長いこともあり、当然のことながら走力を問わずほとんどのランナーが厚底シューズでレースに臨んでいました。

知り合いも皆ナイキやアディダスの厚底で、みなさん一様に「ランマニアさんは厚底履かないんですか?」と心配され。

確かに、こうして底の厚い靴に見慣れてくると、手にもつランマニアの「Takumi戦」シリーズの底の薄さは本当に頼りなく感じ、自分で選択しておきながら「本当にこれで大丈夫か?」と自分で心配になるほど。

しかし、実際にアップシューズからTakumi戦に履き替えて流しを入れてみると、やっぱりこのビュンビュンスピードが上がる感じは自分にはぴったりだな、と結局ここに落ち着いてしまうのですね。

ランマニアが本格的に陸上を始めた高校時代のレースでは、アシックスの「ソーティーマジック」という靴が席巻していて、他の練習シューズに比してはるかに高価な(12000円くらいだった記憶、なんという安さ!)レースシューズで、レースのような特別な時に履く靴、といった他のシューズとは一線を画す存在でした。

ランマニアも高校3年の頃に初めてこのソーティーマジックを購入し、以降大学生までこのソーティーシリーズでロードレースを走っていました。

このシューズ最大の特徴はその軽量さで、当時どの練習シューズよりも軽く、今のシューズで重視されているクッション性や反発力などほとんど皆無、とにかく軽さだけを追求したシューズでした。

また、それ以前からよりプロフェッショナルな雰囲気を醸し出していた「ソーティジャパン」シリーズよりもアウトソールのグリップ力が強化され、「軽くて物凄く力が加わる靴」というイメージの強いレースシューズでした。

以降、ランマニアは大学時代の箱根駅伝予選会20kmレースまでこのソーティーシリーズでロードレースを戦いました。20kmも!と思われるかもしれませんが、当時はソーティーでフルマラソンを走るのでさえ当然の世の中でしたから、20kmぐらいはなんでもないことだったのですね。当然、ラスト5kmあたりから物凄く足裏や下腿が痛くなってくるのですけど。

しかしとにかく、このソーティーシリーズの「空を飛ぶような軽さ」は、当時レースが特別なものとして実感できるツールの一つでして、練習では決して味わうことのできない「自分の本当の速さ」を体感できる貴重な時間だったわけです。本来なら、練習の時から短距離や中距離の選手がスパイクで練習をするように、我々もソーティーで練習する機会を持っていればよかったのですけどね。

そしてこの時のロードレースの体験がいつも頭にあるため、厚底が主流となった今となっても、どうしてもあの「飛ぶような走り」(厚底は“跳ぶような“走りなのでしょうか)を再現したく、今でもダイレクトに地面を掴んで蹴り上げることのできる底の薄い靴を選んでしまうのでしょう。

そうですね、ちょうどスポーツカーのホイールがタイヤいっぱいまでインチアップして、路面の感触がダイレクトに運転手に伝わってくる感覚、コーナーで全くゴムがたわむことなくボディをロールさせずに旋回するような感覚。ああいった感覚を走りの中でも得たい気持ちがどこかにあるのだと思います。

昨日も流しを入れながら、接地した瞬間に前足部が路面に吸い付き(Takumi戦シリーズは前足部にブーストフォームが入っていて接地の際路面に足裏がしっかり密着するようにできています)、アスファルトと相性のいいアウトソールのぶつぶつが路面をしっかり捉えて蹴り進むことができるのです。この感触がたまらなく気持ちが良く、「やっぱり今日もこれで走りたい」と思ってしまうのでした。

この僅かなブーストフォームのおかげで、体重がかかると足裏全体が路面に密着します

このスピードの出し方に慣れてしまっているランマニアが、もし厚底に移行しようとすれば、まず確実に走り方を変えなければならなくなります。厚底シューズを実際にしっかりと履いたことがないのでなんともいえませんが、あの形状と柔らかさから推測するに、おそらく足裏のトラクションをフルに利用して前に進もうとする今の走り方では、全く通用しないシューズであると考えられます。

しかし、やはり、というか当然というか、昨日のレースでも終盤の脚へかかる強い負荷は薄いソールならではのダメージの大きさで、次第に脚が止まってくるのも事実です。

しっかり路面を捉えて蹴り進む、ということは、それだけ力がロスしない、ということでもありますからね。下腿にかかる負荷、ダメージの大きさは想像以上のものがあります。

足裏のちょうど中間あたりが大きくすり減ってきているので、接地はフラット気味に修正された印象です

仮に、序盤の軽やかにかつ力強く地面を蹴れる状態が最後まで全く衰えることなく継続できるのであれば、昨日のタイムはもっと良かったに違いありません。それを可能にするのが厚底シューズなのでしょうけど。

その最後まで衰えない脚力、ダメージ耐性を靴で得るか、それとも練習によって得るか。

練習によって得ようとするのは並大抵のことではありません。あんなに練習したって、最後は脚が止まるのですから。

そう考えると効率よくタイムを向上させるには、厚底を選択することはとても手っ取り早い手段です。

しかし、ランマニアはこの最後まで衰えない脚力を、練習によって獲得したいと考えているのですね。その理由は昨日のブログに示した通りです。

薄底シューズは、そうした練習によって獲得されたダメージ耐性みたないものをとてもよく感じやすいシューズなのです。

まあ、簡単にいってみれば自己満です。もともとスポーツなんてものは自己満足の世界ですから、それでいいんだと思います。

しばらくレースもなく、また薄底シューズを試す機会もあまりない状況ですが、ひとまずしばらくは厚底シューズを購入してレースで使用する予定はありません。

とはいえ、昨今のランシュー事情を鑑みると、そんなランマニアが「まさかの厚底に」といった記事を書く日が来るのも時間の問題かもしれません。

3シーズンくらいはいてしまった現在のレースシューズ。いい加減引退させます。次もTakumi戦シリーズかもしかしたらニューバランスあたりでしょうか。