ペースが落とせるのは調子がいい証拠

こんにちは、ランマニアです。

さて今日はダニエルズプログラム第2週目、2回目の閾値走の日でした。

先週と大違いで走る前から「こりゃ調子いいぞ」な感じで、むしろこれで走れなかったら凹むな、と変なプレッシャーを感じるほど

これはもう、3日前の400mを終えた時点である程度予測でき、先週と同じ練習をしたあとでも疲労感が全く違ったのですね。

なので、今日までの二日間を同じように過ごせば、先週より調子が落ちることは通常考えられないわけです(まれに調子が急降下することはありますが)。

調子がいい時のバロメーター、って、多分多くのランナーは自身の経験から様々な「指標」を持っていると思います。

ランマニアであれば、朝すっきり起きれる、とか、ジョグのペースがキロ何分程度、とか、です。

そんな指標の中で、結構自分の中で信憑性が高い(信頼性が高い)のは、ジョグにしろMペースにしろ、Tペースにしろ、そしてIペースであっても、走行中にペースを自由自在に操れるときは調子がいい、というのがあります(特に、ペースを意図的に落とせる)。

疲れていればペースは簡単に落ちるだろう、と思われるかもしれませんが、ここ気をつけなければいけないのは、「落ちる」のではなく「落とせる」という点です。

非常に逆説的ですが、ランマニアは、これは大昔から(多分高校時代から)なんですが、「意図的に」ペースを落とせるときは、だいたい調子がいい、と常々感じていたのですね。

ただ、ではなぜそうなのか、というのは実はあまり考えたことはありませんでした。もうなんとなく、ペースを意図的に上げ下げできるときは調子がいいときだよな、くらいにしか思ってなく。

で、今日の閾値走も、13分くらいTペースで走ったあたりで、いつもの「体がしっくりき始める」状態になり、苦しいながらも脚にしっかりと力が入り、ぐいぐい押していける状態になったんですね。こういうときは、まさに「調子がいい」時で。

ですが、そのトレーニングにはその目的があり、そのためのある程度のペース設定というものがありますから、調子が良くてもここでペースを無駄にあげるのは、トレーニングの目的から逸脱することになるのですね。それに、明日もジョグが控えているわけですから、ランマニアの体的にこんなところで無理をする妥当性は何もないわけです。

なので、残り5分くらいのところで、あとちょっとだからぐいぐい行ってみよう、という気持ちにもなりそうになるのですが、グッとこらえ、ペースを抑えるわけです。いや、ちょっと上がり気味だったのであえて落としました

こういうのが、調子の悪い時にはできないのです。

いや、疲れてるからできないはずはないのですが、どうしても落とせません。

それはなぜか。

本当に逆説的ですが、「余裕がない」からなんです。

もうそのペースを維持するのでいっぱいいっぱい。もうギリギリのところで押していますだから、落とせない

正確に言えば、「落とすと、本当にペースダウンするから怖い」のです。そして、一度落とすともうペースが戻らないのはわかっているので、余計怖い。

ですが、調子がいいときは、余力を残してそのペースを維持できているので、別に少しペースを落としたところで焦る必要はありません。ちょっとアクセル踏めばすぐにペースは戻ります戻せる自信があります。だから、「落とせる」のです。

この「余力」とは何か。

これは多分、ランマニア的にずっと意識し続けてきた「出力」の問題なのだと思います。

例えば、先週の閾値走は結構疲れていたので、キロ3分32秒でも出力は15以上で押していました。15くらいですと、結構無理してるので、少し油断すれば簡単にペースは落ちますね。

ところが、今日のペースは先週よりも圧倒的に速いキロ3分27秒平均でしたが、出力は明らかに低くく、体感的に10は超えている、でも13まではいかない、という程度です。

そうすると、比較的出力に余裕があるので、少しペースを落としてもいざとなれば15くらいまでアクセル開けてすぐにペースが戻せる感覚はあるのです。上げすぎたな、と思えば意図的に出力を下げればいいだけなのです。

これが、ギリギリの出力でペースを維持しているときは、なかなかそれができない。というか、ある程度の出力で走らなければならないほど疲れているので、ペース自体もかなり遅いので、「もう落とせない」となるのです。

この出力の余裕は「心の余裕」でもあり、それが結果的に「一定のペース」を生み出せているわけですね。

これ、ジョグなんかのゆっくりしたペースでもよく見られる現象で、調子いいときは、出力やピッチを調整して、ペースを抑えられますが、疲れてる時って「ペースを抑えるのも疲れる」状態の時があります。ブレーキかけるのすら億劫、みたいな。

そういうわけで、前回の400mもそうですが、今日の閾値走でもペースを比較的自在に操れたので、きっと調子がいいのだろうと思えた次第です。

イーブンペースの作り方

こんにちは、ランマニアです。

今日は先週に引き続き、2回目の400m×10の日でした。

ダニエルズさんに課された「ゴールドエリートプログラム」も2週目となり、これだけの1週間を送りながら、果たしてここから400mのレペなんぞできるものかと正直疑心暗鬼でした。

先週の400mを終えた後の疲労具合から、とても次の1週間など想像できるものではありませんでしたから。

ところが、この1週間の練習がしっかり効いたのか、はたまた疲れをしっかり取りながら練習したためか、その辺りは定かではないですが、とにかく今日は非常に快調に400mを10本走りきることができたのでした。

ペースも平均すると先週よりも1秒くらい速くなり、かつ余力も残して終えることができ、自分としては久々に満足度の高い充実した練習になりました。

これにはランマニアもびっくりでした。

慢性疲労になってから、今日のように多少苦しくてもその苦しさを脚の強さでぐいぐい押していけるような感覚はほとんど味わったことがなく、この感覚は大学の頃以来の非常に懐かしい感覚でした。

これまでは、呼吸が苦しくなる前に先に脚に疲労が来てしまって、呼吸器系や循環器系を追い込むことができず、常に消化不良で終える状態でした。

しかし今日は最後まで脚が疲れることはなく、呼吸が上がってきても出力を上げれば上げただけ脚が反応してくれる、非常に「リニアな感覚」を得ることができました。この感覚は、経験したことのある人にだけわかる独特な感覚ですね。

そしてダニエルズさんの計画通りに着実に練習を重ねていけば、疲労も一線を越えることなく走力や体力を少しずつ高めていけるのだと、改めて感心したところでした。

さてランマニアは、こうした長距離選手からすればやや短めの距離を走る練習の時でも、常に「イーブンペース」を意識して走るようにしています。

イーブンペースとは、決められた距離を走る際に、できるだけ最初から最後まで同じペースを維持することを指します。

イーブンペースは、長距離種目で意識するのは当たり前なのですが、400mとか200mとか、長距離ランナーにとってはかなり短い距離を走るときには、そこまで意識しなくても、と思われるかもしれません。

ところが、例えば今日のように400mをRペースのような比較的速いペースで走っても1分以上はかかってしまいます。1分というのは、意外と長い時間で、この間には思ったよりも多くのセクションが存在します

はじめの100m、途中の150m、最後の100mと、自身の脚の感覚や呼吸の苦しさなど、この短時間の間に目まぐるしい変化を見せるのです。1分という時間は侮れません

ですので、ランマニアはこの約70秒間のペースを、初めから最後までできるだけ一定に保とうと意識しているのです。

しかし、ペースを一定に保つというのは口でいうほど簡単ではありません。

多分、多くの人がいきなり400mを走ってみれば、はじめの100mは快調に行けても、200m過ぎあたりから急激に苦しくなり、脚も止まってしまうと思います。

普段から長い距離を走り込んでいる人では、さすがにそこまでの「急降下」はないと思いますが、それでも、はじめの100mのペースをそのまま維持して最後の100mまで走りきるというのは、それなりにテクニックがいるものです。

そこでランマニアは、今日のような400mでも、または1000mのインターバルでも、はじめの100mくらいまで「半分を過ぎたらペースを上げていくぞ」というくらいの「ため」を作って走るようにしています。半分を過ぎたらペースを上げようという心づもりですから、それまでは余力を残しておく、という状態になるわけです。

スタートしてしばらくはまだ脚が元気なので、このような心づもりで走ってもそこそこのペースは維持できます。

そして、だいたいその距離の半分を過ぎたあたりからペースを上げようと試みます。

ところが、その頃にははじめの元気はだいぶなくなり、脚にもかなり疲労が出てきます。「残り半分を切った」と思ってスパートをかけようとしても思いほかスピードが上がらないものです。それでも、上げようと意識します

すると、元気な時に楽に走ったペースと、疲れてきた時に出力を上げたペースとが、大体一致してくるのです。

つまり、結果的にイーブンペース、となるわけです。

イーブンペースとは、努力感を一定にしてもなかなか維持できるものではありません。自分の脚の疲れ具合に応じて努力感(出力)を調整して初めてペースを一定に保てるのです。

これは、一つの距離だけに限らず、例えば400mを10本なら、その10本を計算する時でも同じです

5本目くらいまでは余力を残して、後半の5本で徐々にペースを上げて行こう、と意識します。

すると、5本目が終わる頃には意外と脚にきてしまっていて、ペースを上げようとしたところで、大体同じくらいのペースにまでしか上がらない、ということになります。ですが、これで10本通してのイーブンペースは完成します

前回の400mでは、まだこの練習に慣れていなかったせいか、常に400mのラスト100mでペースが落ち気味になることが多かったように思います。

しかし、今日の400mでは、例えば同じ71秒でも、最初と最後の100mのペースを考えると、今日の方が圧倒的に釣り合いが取れていました。ですから、タイムが同じでも内容は全く違うということになります。

ランマニア的には、このイーブンペースがうまく作れるかどうかが、意外と調子のバロメーターだったりします。

試しに1週間

こんにちは、ランマニアです。

4月に入ってダニエルズさんの体力向上プログラムに挑戦し、はや1週間。

今日の120分Eランニングでちょうどひと回りになりました。

当初このプログラムを始めるにあたり少し怖気付いていたのは、

restが1日しかない

400m×10の疲労度が想像できない

レぺや閾値走翌日がrestではない

一番疲労が溜まってそうなタイミングで120分ジョグがある

などなど。

ランマニア的に、ここまで詰めたスケジュールで練習を通したことはここ数年なく、できるだけ疲労を残さないことだけを考えてきただけに、この頻度で練習することに幾ばくかの抵抗がありました

特にレペと閾値走の翌日に練習が入っていることが、ランマニア的にはかなり厳しいと感じました。

しかし、とにかくまずはやってみなければ次のステージには進めないわけですから、この1週間はとりあえずできるところまでやってみようと、手始めにスケジュール通りに練習を継続してみました。

最初の難関は、予想通り400m×10の日にやってきました

インターバルだろうがレペだろうが、この手の練習はもう10年か下手をすると20年近くやっていなかったので、どれだけ体に堪えるか想像もできませんでしたが、案の定、これをやった日の夜は「食事ができないほど」疲労困憊でした。いやこれはキツかった。

その日はもう何もせずすぐに寝ました。というか、何もできませんでした。

翌日も脚は相当重く、正直休んでしまおうかと思ったほどでしたが、とにかく1週間は続けると決めていたので、キロ何分かかろうが60分は走ることにしました。

しかし、この日のジョグを相当抑えたペース(キロ5分50秒くらいだったと思います)で行い、さらにその翌日もrestだったこともあり、次の閾値走20分の日を迎える際には、なんとか通常の練習ができるほどまで回復させることができました。

この閾値走も、若干ペースは落ちましたが最低限の強度は確保して終えることができました。正直、この400mから閾値走までの流れは無理だと思っていたので少々意外でした。

さて、ここまで中二日でレペと閾値走が入った後で、さらに60分、120分Eジョグが待っていますこのスケジュールも正直しんどいな、と。

そこで、この最後の二日のジョグは思い切ってペースを抑えました。本来のランマニアのEペースはキロ4分台ですが、そんなペースで2時間も走ったら来週からもうこの練習は続けられないと思い、自分の足が勝手に進むまま(つまり出力0)、それ以上のペースアップは行わないことを決めて、決められた時間を走ることにしました。

結果、今日の120分ジョグまで全て忠実にメニューをこなしてみましたが、とりあえず今日の段階では明日以降もこのスケジュールを維持できそうな感覚はあります。

ここまでこの練習を継続でき、さらに一定の疲労を溜めずに済んだ要因は、

ジョグの日は極力出力を抑える

ペースが速かったり距離が長かったりした日は、しっかり食べてすぐに寝る

レペと閾値走は設定ペースを超えない

この辺りだったのではないかと推測します。

実際のところ、実は思ったよりも脚にはきていません。もっとパンパンガチガチになるかと思っていましたが、そこまででなく、やはりメインは神経系の疲労眠気やかったるさです。これは今のところ、とにかく睡眠でカバーするしかないかなと思っています。

練習でできないことでも本番ではできる

こんにちは、ランマニアです。

本来ならこの時期はレースも頻繁にあり、それについての話題や感じたことなどをどんどん書いていければよかったのですが、こんな状況になってしまうと、下手をすると「ランマニアの練習日記」みたいなとてもつまらない内容の繰り返しになりそうで、正直頭を悩ませています。

そんな中でもTwitterは話題の宝庫で、毎日のようにああだこうだ議論を重ねられるのは大変参考になります。

さて、今日の話題もTwitterがきっかけで思い出した学生時代の思い出。

ランマニアは、中学から陸上を始め、以来この年までずっと「競技として」続けているのですが、高校時代から大学までが体を壊さず最も練習が充実していた時期だったのですね。

高校も大学も、トレーニングの負荷や強度は今よりも格段に高く、週にインターバル、ペース走、レぺ、ロングジョグなど、ほとんどのタイプの練習が組み込まれていて、今では考えられない練習をしていました。

当然、試合のない時期は調整をする必要がないので、とにかくいつも脚の疲れは多少なりとも残った状態で練習を継続することになるのですね。

そうすると、もう毎回の練習でムキになって走ることなど無理なわけで、とにかくランマニアが通常の練習で意識していたのは「本気を出さない」ということでした。

練習中は常に頭の中に「いざとなれば休養を入れて、本気を出せばこれくらいで走れるから」という目安のようなものがあり、「調整もしていない練習なのだから、これくらいで走っていればいいんだよ」的なことを考えて練習をこなしていたのを覚えています。

当時はまだ、「練習でできないことは本番でもできない」的な指導が多くまかり通っていて(幸いランマニアの周辺にはそういう人はいませんでしたが)、そういう話を聞くたびに「なわけないだろ」と高校生の分際で生意気に思っていたわけですね。

いくら「勘違い高校生」のランマニアでも、試合前は練習量を落として調整し、それにより本番はだいぶ脚が軽くなることくらいは経験上理解していましたし、試合当日はかなり緊張して「体感的にも脚が軽くなる」こともうすうす気づいていました。

ですから、試合当日のコンディションは、そうでない時の練習時に比べ遥かに良好で、むしろ「試合でできないことは練習でもできない」くらいに思っていたのですね。

結局、大学に入ってもその考えは常に頭にあり、先輩や仲間からはよく「なんで練習であんなに死んでんのに試合でこんなに速く走れんだよ」とよく言われたものです。「本番に強いランマニア」とかも言われましたが、いやいやそんなの当然でしょ、試合は調整するんだから、といつも思ってましたね。

これは長距離に限らず、他のスポーツでも同じだと思うのですが、トレーニングを行えば当然疲労して、一時的にパフォーマンスが十分発揮できない状態になるわけですね。その疲れをとって筋や神経系を回復させ、その状態を維持して試合当日を迎えると思うのです。

その原理を理解していれば、「練習で出来ないことは、云々」な話にはならないと思うのですが、まあとにかく当時は真夏の炎天下の中「水を飲むな」で200m×10とかをやらされていた時代でしたから(ランマニアは人生で唯一、中1の時のみ顧問が決めたメニューを行なっていました)、そういうことは日本の「部活」文化にも浸透しやすい考え方だったのでしょうね。

400m×10

こんにちは、ランマニアです。

さて、昨日の今日で迎えた400m×10レペティション。

そもそも400mを10本など、最後にやったのは思い出せないほど遥か昔にやって以来。ランマニアの体調であれば、到底やり切ることは不可能と思っていました。

ダニエルズさんによれば、レペティションは無酸素性作業能やスピードなどを養うためのもので、1本1本しっかり休んでからやりなさい、とのことです。

最大酸素摂取量を高めるための練習であれば、1本1本のペースを抑える代わりに、インターバル(間の繋ぎ)を短めにして、心拍ゾーンを維持することを目的にします。

一方、今回のレペティションは1本1本をできるだけリフレッシュした状態で行い疾走ペースを上げ無酸素性代謝をしっかり使いランニングフォームも崩れないように走ることを目的にしています。

なので、ランマニアも、つなぎのインターバルはかなりゆっくりとしたジョグで疲労を回復させ、走ってきた400mの帰りを3分以上かけて戻りました。

いつも練習しているコースで、最も長い直線の取れるところは、若干の傾斜があります。

また、上り方向へ走ると若干向かい風になるため、その方向へ走るとかなり負荷が高くなってしまいます

ともあれ、まずはどのくらいの負荷がかかるかこの方向で走って試してみました。

一本目はそこそこ足もフレッシュな状態だったためか71秒。

ランマニアのRペースは71秒なので、やや上りの向かい風としてはちょっと速すぎます

二本目は抑えすぎて76秒もかかってしまいましたが、その後は72秒くらいでは走れたものの、四本目過ぎから脚の状態がちょっとこれでは10本は難しいと感じ、五本を終えたところから、逆方向(やや下り、追い風)で走ることにしました

逆方向は、明らかに体感できるほどペースの維持は楽で、これまでかなり上り坂と向かい風で消耗してしまったことに気づきました。

ただ、比較的力まずにリラックスしてペースを維持して走っているうちに、最初の5本の疲れが少し抜けた気がして、最後の下り5本はいずれも無駄な力を使うことなく軽快に行うことができました。(67〜69秒)

始める前は、10本など到底無理だと思っていましたが、1本1本の間隔を開け、しっかりリセットした状態で走り続ければ、全くできない練習ではないことに気づきました。

しかも、冷静に考えて400m71秒というのは、1000mでだいたい2分57秒くらいのペースです。感覚的には「キロ3よりちょっと速いくらい」ですので、それほど全速力で走る必要はありません(むしろそのペースでは今回の練習の目的が達成できません)。

なので、1000mを3分で走るくらいのつもりで走り始め、出力的には13〜15くらい(20はガムシャラ走りでフォームは維持できない)で継続しました。

結果、10本目まである程度余力を残してやり遂げることができました。

ただし、帰宅した後の疲労度はちょっとまずい感じです。

ここまで疲労が出てしまうと、明日以降予定通りの練習は難しいかもしれません。

筋肉的には問題ないのですが、神経系(特に中枢系)の疲れ方が思った以上でした。

昨日の75分に続いて400mを10本というところまではなんとかこなせましたが、ランマニアの体調的には、今後の計画は再考する必要があるかもしれませんね。

二日酔いしない走り方

こんにちは、ランマニアです。

ランマニアは若い頃からお酒が弱く、学生時代は散々飲まされ結構辛い思いをしました。

しかし社会人になり、自身の判断で飲酒を選択できるようになってからは、ほとんどお酒を飲まなくなりました

ですから、そんなランマニアがお酒を語るなんてもってのほかなのですが、今日は走りながらぴったりな表現が見つかってしまったので、そのお話を。

ランマニアは、今月から少し長い期間を通して、ダニエルズさんの体力向上プログラムに取り組んでいこうと考えています。

このプログラムは、ある特定の種目に対するトレーニングではなく、今後様々な種目のトレーニングを積んでいけるように、その練習に耐えうる基礎的な力を高めるトレーニングです。

なので、そこそこの距離は踏むし、スケジュール的にしんどい部分も少なからずあるわけですね。

例えば、今日75分のEランニングを行った後、翌日は400mをRペースで10本とかなわけです。これ、正直「まじか」と思いますよね。

疲労に細心の注意を払わねばならないランマニアにとって、そこそこ長めのジョグの翌日にさらにスプリント系の練習ですから、この「2連コンボ」は非常に危険です。

そこで、今日の75分は、本来の目的からは外れてしまうかもしれませんが、かなりペースを抑えて走ってみました。いつもの「出力0」というやつです。

本来ランマニアのEペースはキロ4分40秒弱と、結構いいペースです(シャレではなく)。これはそこそこ調子が良くなければ維持できないペースですし、こんなペースで75分も走れば、翌日はかなり疲労が残ります

次の日も大事なスプリント系の練習が控えてますから、いわゆる「二日酔い」の状態はなんとしても避けなければなりません

そうなんです。今日の練習は、明日の練習を考えて「控えめ」にしなければならないということです。

ランマニアは、二日酔いの経験がほとんどないので、どういう感覚かよくわかりませんが、まあとにかく「翌日に残してはいけない」のですね、疲れを。

このように、練習のスケジュールが、ランマニア的にしんどそうな時は、ペースや強度抑えて取り組む工夫が必要だと思っています。それは、3月の練習がまさにそうでした。

明日朝起きて、どんな状態かわかりませんが、もし順調に回復して(しっかり酒が抜けて)高い強度の練習ができそうな状態であれば、今日の練習はひとまず成功。

もし思ったよりも疲れてしまっていたら、ちょっとやり過ぎだった(飲み過ぎだった)、ということになります。

たまには靴の話でも(後編)

こんにちは、ランマニアです。

前回の続きで、ランマニアがようやく自分にぴったりの靴を見つけた話。

今からもう10年以上前になりますか、アディゼロジャパンが登場したのは。

だいぶ昔のことなので記憶が定かではないですが、確かあの靴は、皇帝ゲブレシラシエが履いて世界記録かなんかを出した靴で、相当彼のフィードバックを受けて作られた靴だったとのことでした。

なんでも、「かかとをもう少し厚くしてくれ」と注文してその通りに作ったら、「結局一度もかかとをつかずにフルを走り切っていた」とか言うほんとかどうかわからない逸話がありましたね。

まあ、そんな衝撃的なデビューを果たした靴でしたが、ランマニアがあれを履いた瞬間に受けた衝撃はいまだに覚えています。

何が驚いたって、履いた瞬間「自分のために作られた」としか思えないくらい足にフィットしてしまったんですね、まさか。

それまでは(いやその後も)、たいてい靴を新調すれば、自分のサイズ通りの靴でさえ、「足の甲がきつい」だの「つま先が余る」だの「長さはいいけど幅が狭い」だの、まあ色々な不満はあるわけです。

ところが、この靴はまるで「靴下」を履いたかのようにぴったりと自分の足にハマり、どんなスピードで走っても靴の中で足がストレスを感じない、魔法のような履き心地だったんですね。こりゃたまげました。

そして、そこそこのクッション性と、適度な硬さ(ランマニアは、比較的ソウルの硬い靴を好みます。接地時に姿勢が崩れず、力がダイレクトに伝わる感覚があるからです。)、さらにはスピードシューズ並みの軽さ、それらを全て兼ねそなえたスーパーシューズだったわけです。

ランマニア的には、実はもう少しかかとが薄くてもよかったと思うのですが、そこは皇帝の「お考え」ですから素直に受け入れ、この靴で、ジョグからインターバル、そしてフルのレースまで全てをこなしていました。

数年前、この「皇帝モデル」は一時復刻され、あの「元祖」でなければダメなランナーたちの手に渡りましたが、現在ではすべてブースト化してしまい、残念ながらあの適度な硬さのジャパンを手にするすべはなくなりました。ランマニア的にも、ブーストフォームは足には優しいのですが、接地の時点で若干姿勢が崩れる感覚と膝下の「粘り気」を感じることで、やはり初代モデルが白眉だったなと思うわけです。

とはいえ、ランマニアにとってこの靴はオールマイティーなシーンで活躍できる靴であることから、もう10年以上、ブーストも含めジャパンオンリーでランニング生活を送ってきました

さて、そんなジャパン愛に溢れたランマニアですが、実は今年1月、この10年で初めて他のシューズに手を出しました

それが、同じアディダスの、アディゼロRCというモデルです。

ソウルの厚さはこれくらいが理想

マニアの方はご存知だと思いますが、このRCは、かつてはアディダスのレースモデルだったのですが、Takumi 戦シリーズの台頭で、こちらはいわゆる「部活用」廉価モデルに降格してしまったシューズです。

しかし先月、ちょっと良さげなソウルの薄さと「あまりの安さ」に惹かれ10数年ぶりに新しい靴に手を出したのですね。アマゾンさんでヨンキュッパですよ。

そしてこのRC、とにかく全てがまあ硬いソウルも硬ければアッパー部も硬く、買って数日は足の甲が痛くてしょうがないほど。足裏も直接アスファルトを踏んでるんじゃないかというほど硬い。やっぱり安物だー、と買ってすぐは激しく後悔したものでした

ところがですね、この靴、「慣らし運転」が必要だったのです。

練習で履いて、100kmくらい走った頃でしょうか。なんだか最初の硬さが消え、だいぶ足の自由度が高まり、接地から蹴り出しまで非常に足の甲が自由に動く感じになってきたんですね。

そして、ソウルの硬さにも次第に慣れ、むしろその軽さの恩恵を十分に受けることができ、非常に軽快に走れるようになってきたのです。

みなさんご存知の通り、回転運動では回転の中心から遠くにある部分には遠心力がかかります。そして、この部分に重さがかかると、遠心力がさらに増加し非常に大きい外側への力がかかるのですね。

走行中の足の動きもまさにこの回転運動。回転の中心は膝や腰ですから、靴を履いている「足」は最も遠い場所になります。その部分が重くなればこの回転力はより鈍くなっていくのです。

そんなこともあり、このRCの軽さのメリットはランマニア的にはかなり重要な要素だったのですね。

しかし、そうは言ってもやはりこの靴は「硬い」衝撃がものすごい。このままこの靴を履き続け、4月からの走行距離延長を目指すのは、ちょっと危険な気がしたのです。

そこで、再びのジャパンブーストへの回帰

久しぶりに履いてみて、やはり安定のクッション性ストレスのない履き心地接地した瞬間の安心感。これらはRCにはない数々のメリットですね。

さて、またしばらくはこのアディゼロジャパンにお世話になるのですが、世の中は厚底一色です。いまだにこんな靴で渡り合おうとしているランナーなんて、ランマニアくらいなものです(実際1、2月の駅伝でTakumiSen を履いていたのは私だけでした)。

そろそろ厚底へ移行しようと思ってはいるのですがね。

たまには靴の話でも(前編)

こんにちは。3日間、ランニングもブログも休養したランマニアです。

ランマニアは昨年9月ごろ、7月8月に練習を無理に無理して(と言っても多くの人にとってはたいした練習ではないのですが)続けた結果、一月くらい疲れが抜けなくなってしまった経験をしました。

3年前にフルマラソンで自己ベストを出してから、もうワンランク走力を上げるには、練習の負荷も上げなければならない、と必死になり、無理を重ねてしまったのですね。

その反省から、10月以降決して無理をしないよう、自分の疲れ具合に応じて練習を続けてきて、ようやく先月、ポイント練をまともにこなせるようにまで戻ってきたのでした。

そう言う経験があり、この3月は比較的良い状態を維持できたからこそ、思い切って少しまとまった休みを入れてみたのです。

この休みの効果は、経験上すぐには現れず、ここから練習を漸次的に上げていく中で徐々に調子が戻ってくると予想しています。

さて話は変わって、ランマニアはこの4月から靴を変えてみました。(変えたと言うか、元に戻しました。)

ランマニアは、もともとあまり靴に詳しくなく、多くの知り合いのランナーのように、練習によって靴を変えたり、新製品を試したりしないタイプです。

いえ、以前はそうではありませんでした

高校から大学までは、アップ用、スピード練用、レース用、スパイク、などと、数種類のシューズを使い分け、それぞれの用途によってしっかりと靴を用意していました。

しかし、体調を壊してからはほぼポイント練ができなくなってしまったので、基本のジョグシューズだけあれば事足りてしまうことが多く、たまのスピード練もそのジョグシューズでこなしてしまうようになっていたのですね。

そんな事情もあり、アップシューズとスピードシューズを使い分ける必要がなくなったため、ちょうど「中間」あたりの靴へのニーズが年々高まってきました。

しかし、ランマニアが社会人になった頃は、今のようにマラソンブームなどまだなく、「長距離走」に取り組む人は、学生や実業団のようなシリアスなランナーか、健康目的の市民ランナーくらいで、今ではごまんといる「競技志向市民ランナー」など、当時そのへんで見かけることなど到底あり得ませんでした

そんな状況でしたから、当然靴のニーズも「一部のエリートランナー向け」「ジョガー向け」がほとんどで、ちょうどその中間あたりのシューズなどニッチすぎてどのメーカーからも販売されていませんでした。

具体的にどんな靴を求めていたかと言うと、「ジョグを軽やかに走れつつ、クッション性も高い靴。」「クッション性もそこそこあるけど、インターバルも意外といける靴。」と言う、非常に「わがまま仕様」でした。

少しマニアックな話をすると、当時のアシックスで言うと、スカイセンサーだと重すぎて、ターサーだと少しクッションが弱い。ナイキで言うと、ペガサスだと重すぎて、エアズームケイジ系だとジョグには不安定(このケイジ系は足底腱膜炎を発症すると言う致命的な相性の悪さがありました)、と言った具合です。

これは当時当然の悩みで、高校時代のランマニアは、アップはナイキエアペガサス、スピード練はニューバランスのコンプ系、レースはアシックスのマラソンソーティー、と、まあ贅沢なラインナップで練習をしていたので、そんな細かいニーズを一つにまとめる靴など、あろうはずもなかったのです。

しかし、そんな我々マニアックランナーのニーズに応える革新的なシューズが登場することになります

2008年初夏、あのナイキから「ビクトリー」と言うこれまでの範疇にはなかったものすごい靴が登場します。(今のビクトリーはスパイク銘柄になってますかね)

このビクトリーが凄かったのは、とにかくレースシューズかと思うようなその軽さアッパー部の素材に工夫が凝らされ、ソウルの重さをアッパー部で相殺していたのですね。

そして何より我々のニーズに最も応えてくれていたのが、なんと前足部に薄い「エア」が内蔵されていたことでした。

当時はまだ、「フォアフット」などと言う言葉がなかった時代(あったかも知れませんが、一般には流布していなかった)。しかし、学生からスピード練をガンガンやってたランナーにとって前足部から接地するのは当たり前のことでしたから、「なぜかかとばかりにエアを入れたりクッション性を持たせたりするのか」と常に不満を抱いていました。

そんな中で、しっかりと前足部にクッション性を持たせ、かつ軽量化も両立できているこのビクトリーは、まさに我々が望んでいた「最強のランニングシューズ」だったわけです。

さらに、この靴の凄かったのは、ソウルのかかと部分が若干厚めに作られ、走り出すと勝手に前傾姿勢が生まれると言う革新性も備えていたことでした。

そんなパーフェクトなシューズでしたから、もうランマニアはこの靴だけを買い替えながら、ロングジョグからインターバルまで全てこれ一足でこなしました。いや、こなせてしまいました。

しかし、このビクトリーは、唯一にして最大の欠点が存在していました。

それは、軽量化のためのアッパー素材に柔軟性がほとんどなく、「確実に靴擦れする」と言う恐ろしい事実が判明したのです。

これはランマニアだけでなく、知り合いのランナーにも発生し、ネット上でもその情報は散見されていたので、もうほぼ確実に技術的な欠陥だったのでしょう。

そして、こうした欠陥とマニアすぎる設定のためか、このビクトリーも数年で廃盤になってしまいました。マニアックなシューズは売れないのです

そんなビクトリー亡き後、ついにランマニアにとって運命のシューズとも呼べるこのシューズが登場します。

アディダス アディゼロジャパン。

個人的にはブーストなしモデルの方が好き

後編へ続く。

己を知り、現実を知る

こんにちは、ランマニアです。

昨日の練習は散々な結果で、自分自身ついに力尽きたかと半分諦めかけていました。

ところが、そうは言ってもちょっと自分の中で釈然としないところもあって、それは何かというと、実のところ、「筋そのもの」の疲れはあまり感じてはいなかったのです。

それはある意味当然でして、この一月はとにかくできる限り筋へのダメージを少なく、そして回復を完全に待ってから次の練習する、をテーマにしてきましたから、そうでなければ困るわけです。

ですので、昨日のような「中枢性の疲労」のみが出てしまった時は、案外、しっかり睡眠をとることで「頭の疲労感」がリフレッシュされる場合もよくあるのです。

で、今朝ですよね。なんだか久しぶりに目覚まし前に目が覚めて、比較的すっきりと起きられました。

またここ数日調子が悪かった胃腸の状態も回復し、とても感覚的なことですが、「脳が休まった」感がだいぶありました。

ただ、疲れが出たことは事実ですから、とりあえず予定していたインターバルに挑戦するものの、自分のVO2Maxペースまで上がらないようならすぐに練習をやめる、と考えました。

果たして、アップのジョグからキロ5分を切るくらいまでペースが上がり、明らかに昨日よりは状態が良さそう。軽くウィンドスプリント(本練習前の軽いダッシュ)を入れても、ドスンドスンと直接足に衝撃がくるような疲労もなし。

とりあえず、出力を抑えてまず1本だけ走ってみるか、と。

ランマニアのIペース(VO2Max向上のために必要なペース)はだいたい3分15秒くらいですから、いつもなら結構初めから出力上げて突っ込むのですが、今日はダメならやめるつもりでしたので、やや抑え気味でスタート

ところが1本目、3分13秒

調子は良くないものの、これくらいではいけるのか、と少し安心して、2本目へ。

案の定、やはり疲労は残っていて3分16秒

ただ、まだIペースは維持できていたのでもう一本だけ。

さすがにいっぱいいっぱいでしたが、最後も3分16秒

3本の平均はぴったり3分15秒だったので、ひとまず最低限。疲労の悪化と故障の可能性を考えればもうここまでで十分です。

さて、なんとか1ヶ月予定した練習を全て消化してきました。ここまで予定通り、大きな疲労もなく、故障もなくやり遂げられたのはおそらく人生初かもしれません。

その最大の要因は、「自分の疲労度に従って練習を組み立てたこと」だったと思うのですね。

疲れているならペースを上げない。少しでも痛みそうな気配があればすぐに休むポイント練以外は出力0を徹底する。

もうしつこいくらいにこれを頭に叩き込みましたから。

そして、幸か不幸か、今月はレースが0になりました。

こんな3月はおそらく通常ありえないので、この機会を利用して、この1ヶ月、現在の自分の上限(基準)を調べてみようと考えました。

最初に「やるべき」内容を決めるのではなく、大まかな予定だけ決めておき、自分の体調や疲労に応じて量を調整する。そういうアプローチです。

そして、その結果がこれです。

EだのMだのはダニエルズさん読んでください。“Trail”は山練の距離。Effortは10以上でマーキングしました。
総走行距離に占める各ペースの割合

最後はちょっと疲れが出て、5本のところが3本になってしまいましたので、もう本当にこれが1ヶ月取り組めるギリギリのラインということでしょう。

内容を無視して月間走行距離だけで見ると、265kmですから週あたりだいたい65km。(これ、ダニエルズさんがモデルケースを示している「週64km」とまんま同じで笑ってしまいました。)

まあ、そんな実力なわけです、現状。

さて、これで現在の自分の「上限」「月収」がだいたい把握できました。意外と予想通りでした。

ポイント練も、一応全ての項目を入れましたから、だいたいどの練習でも「中3日」が妥当なところだということもわかりました。

ここで、ランマニアはいったん休養を入れます

明日から、最低3日、回復具合ではそれ以上、まとまった休養をとります。

この1ヶ月続けてきたサイクルでは、もう疲労が回復しないからです。

そして、その後ですが、もう一度体を作り直そうと考えています。

現在のままですと、「週65km」くらいしか体が持たないわけですね。この「月収」では伸び代もたかが知れています。4月も同じようにポイント練を入れていっても、まあ何も進歩はないでしょう。

なので、体力の上限をもう少し高めるために、ダニエルズさんが規定している「体力向上のトレーニング」を1からやり直そうと思うのです。(最低でも6週間、と言ってます)

幸い、コロナ騒ぎでおそらくしばらくはレースはないでしょう(あってもスカイランニングくらい)。じっくり体力を高めるにはちょうどいい機会かも知れません

それは突然やってくる

こんにちは、ランマニアです。

好事魔多し

ここまで順調だったランマニアですが、ついに怪しい気配が出てきました。

突然なんですね、疲労がどっと出るのは

今日もいつも通り出力0でジョグに出かけたのですが、数キロ走った時点で、急に体に力が入らなくなり、ペースが全く上がらなくなりました。

もう体感的にかなり遅いと分かっていましたが、時計を見ると、なんとキロ5分57秒

出力0というよりは、着地した足に力が入らない感覚で、とにかく走っているというよりは、足をそこに置いているだけ。まさに「アンダンテ(歩くような速さ)」

実は、一昨日くらいから予兆はありました

ランマニアは、肉体的な負荷をかけすぎると、神経系がとても疲労してしまう、と以前から話しました。

すると、肉体的な疲労感に遅れて頭の疲れ、つまり「元気が出ない」症状が現れてきます。

このサインとして、「朝起きるのがしんどい」「昼間も眠気が襲う」「ちょっとした作業も億劫になる」などがあり、数日前から若干これらがみられていました。

さらにもう一つのサインとして、「胃腸の具合が悪くなる」というのがあります。

精神的な疲れを感じ始めると、なんとなく食欲が減り、食べてもうまく消化されず、下痢が続くことがあります。

こうなると、練習を休むだけではすぐには回復せず、少し長めの睡眠が必要になります。

不思議なことに、この胃腸の不調は睡眠でだいぶ改善されるのです。つまり、「脳の疲れ」が原因なわけですね。

ただ、今回は先週の山ラン、そしてその前の閾値走ではかなり調子が良く、気持ちよく走れていただけに、この急展開には少し戸惑っています。

昨日もそれほど調子が悪かったわけではなく、無理した実感もなかったんですね。

通常、こうした疲労が噴出する時は、数日間無理に無理を重ねて押し通してしまったときに、いよいよ体がねをあげる、というパターンがほとんどでした。

今回のように、一定の「疲労の閾値」を超えないように、慎重に練習を進めてきた中でこうした症状が出るのはあまり経験がなかったのですね。

とはいえ、ランマニアにとってここ数週間の定期的なポイント練実施は、それなりに体に負荷がかかっていた気はしていたので、月終わりの区切りを迎え、無意識のうちに脳が緊張を解いたのかもしれません。

明日、一応予定通りにアップをして、流しを入れ、どのような状態になるか確認です。

ここまではちょっと上手く行きすぎ。

本来のランマニアは、こんな感じなのですね。